映画紹介『世界最強のカラテ キョクシン』 | 全日本武道具 空手道『道場訪問記』

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ブログ・全日本武道具空手道~道場訪問記、今回も空手にまつわる映画をご紹介させて頂きたいと思っております!


今回の作品は、1985年に公開されました『世界最強のカラテ キョクシン』をご紹介致します。


それ以前に製作されていた梶原一騎氏路線のドキュメンタリーシリーズは、少年マガジン時代の空手ブーム当時、大ヒットとなった為に連続にて製作されました。しかし、この作品は更に極真空手の凄味や強さをクロズアップした作品とすべく、製作総指揮に大山倍達総裁自らが就き、極真映画製作委員会を発足して製作された作品なので、それまでの“シリーズ”とは基本的には別物であると言えます。



全体的には、4年に1度開催される空手オリンピックでもある『第3回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』をメインに、大山総裁が若かりし日に牛と戦った回顧録や、若獅子寮に入寮した練習生にスポットを当て、毎日の生活や稽古風景等、たしかにこれまでのエンターテイメント色が強い造りから1歩ドキュメンタリーとして踏み込んだ様な部分も見られます。



勿論、大山総裁の正拳ローソク消しやビール瓶斬り、ロープで滝を上ったりといった人間慣れした特別鬼稽古のシーンや、何故か山本寛斎ファッションショー女子演武等も盛り込まれてはいますww

それと、大山総裁が転掌の型を演武されているシーンはレアなんじゃないでしょうか。



第三回世界大会は、30代後半以降の格闘技ファンの方々なら涙ものの有名選手が出場しているまさにオールスター戦の様な大会でした。


南アフリカのウーデンボガード選手、アメリカは当然ウイリー・ウイリアムス選手、フランスはミシェル・ウェーデル選手、日本からは前回チャンピオンの中村誠選手や三瓶啓二選手、現極真会館館長の松井章圭氏も選手として参加していました。


実際中村選手は当時は兵庫支部長の業務に専念され、前年の全日本選手権にも出場されておりませんでしたが、"総裁の一声” にて出場を決定されました。



注目のウイリーは4回戦で田原敬三選手と再々延長まで戦い、自身初となる5-0で完敗を喫しました。



個人的には竹山選手の闘いが非常に印象に残っていますが、残念ながら未だDVD化はされておりません…私もVHSは保持しておりましたが、先の震災にてTHE ENDとなってい増しました…残念!!!