やっと落ち着いてきて、時間が取れるようになってきました。
しっかり積読本を読もう~~。
そんな積読本のなかに~~。
「八条院の世界」(永井晋著 山川出版社)がありました。
八条院は
鳥羽天皇・法王の娘。
近衛天皇の姉。
そして、村上源氏の血を引く美福門院の娘。
太田道真・道灌、資正たちの祖先である、
源頼政は、この八条院家に仕えていたのです。
歌人としても名高い頼政。
鵺退治の恩賞として近衛天皇から賜った剣「獅子王」。
江戸時代「獅子王」を取られてしまう?太田尹資。
八条院は、父を失い、弟を失い、
帝位への期待もありながら、結局
帝位を踏むのは後白河に。
しかし、その出自の正統性から、
後白河もうかつには手を出せなかったという。
あの時、八条院が天皇となっていたら、
歴史はどう変わっていたのか。
以仁王との深いつながり。
「鎌倉殿の13人」の時代の、平安朝最後の宮廷。
そんな気がしながら、読んでいます。