いつから。
この物語を知っていたのでしょうか。
ちょうどこの冒頭の場面。
この写真が教材だったのです。
思い出の授業。
けれど、そのずっとずっと前に、知っていたのです。
大橋巨泉(!!)が訳した「奇妙な果実」も読んでいました。
それでも、今までビリーホリデイは白黒の写真でしかなかったし、
ノイズの入ったような録音の古くさい声の人でしかなかったのです。
けれど映画を観ていて、偶然、画面のビリーと自分が同じ持ち物を持っていて、
「一緒ね」
と言われたような気がしました。
「友情」を感じたのです。
今後もこの物語を語っていきたい。
この問題を真に理解できる一人として。