系図の改ざんについて | ゆうゆうねこの感想ブログ

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郷士高山彦九郎は祖母りんに勧められ「太平記」を読んだのです。13歳の時でした。そして、自分が新田義貞に仕えた新田十六騎の末裔だと知ります。

 
武運つたなく、というべきなのか、現在は郷士(≒農民)であったとしても「お前はれっきとした武士である」ということを祖母は伝えたかったのではないでしょうか。
 
ここで、考えてもらいたいのです。
 
彦九郎が生まれた「細谷」から東武伊勢崎線で次の次の駅があの「世良田」です。同じ太田市で、数キロしか離れていません。「世良田」そう、徳川発祥の地ですね。
 
普通に考えて、東海地方の豪族だった松平氏の祖先が本当にここからきているのか、ということは疑わなければいけないと思うのです。
 
人間の心理として本当に徳川が地元から発祥していたのだとしたら、高山彦九郎のような単純で直情的な人間(日記だとか、その他の行動とかでそう判断するしかないと思います)が「尊王思想」を持つだろうか、と思うのです。
 
むしろ「徳川のために」と行動するのではないでしょうか。
 
よく言われていることですが、やはり徳川家の家系図も改ざんされていると思うのです。それも、とくに罪の意識もなく改ざんしていると思うのです。そういうことができるのが権力というものなのではないでしょうか。
 
(でも、全人類がアフリカ起源ですので、家系図なんかを調べること自体、もしかすると無駄なことなのかもしれませんが)
 
彦九郎は18歳の時、「足利尊氏をやっつけに行く」的な置手紙を残して旅に出ます。「倒幕」です。そうはっきりと意識はできなかったのかもしれませんが。社会の矛盾に気づいたのだと思うのです。