タニシのような眼のあいつ 3 | ゆうゆうねこの感想ブログ

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「会計ねこ子の感想ブログ」から
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内容は、本などの感想です~~




武田家の滅亡の様子は


 








① 武田側の資料では 土屋惣蔵の「片手千人切り」のように 「立派な最期」として記録されていますが











② 徳川側や織田側の資料では 「(勝頼主従は)空腹と疲労のため ほぼ抵抗らしい抵抗もできずに 打ち取られてしまった」とされています











これはどちらが正解なのでしょうか 普通に考えれば ①の「片手千人切り」が本当にあったとは考えにくい(←ねこ子も「本当であってくれ!」と強烈に願う一人なのですが)のですが











これはどちらも「正解」なのです











なぜなら 「実態」を知っているはずの徳川家康は 後に 「土屋惣蔵」の息子(と名乗る人物)に 知行を与えているからです














そして その後 「惣蔵」の息子(と名乗る人物)は 手柄を立て 大名にまでなっているのです














歴史や文学に「答え」はあるようでないのでしょう














でも そこには 数学のように「方程式」はあると思うのです














天下を統一をめざす家康にとって 「武田家滅亡時の美談」は利用しなければならなかったのです














「滅亡する主人に従って 自分達もあっけなく滅亡」では 家来が主人のために忠節することがばかばかしくなります














「忠義を尽くしたことによって 報われる」というイデオロギーを確立しなくてはならないのです 江戸幕府の支配強化のためにです














どうでしょうか