5/5のGWにR48関山トンネルで”止まっちゃいました”事件を起こした1号・GSX-Rですが6/15(土)ついに復旧しました。
これまで記事にはしていませんでしたが原因を探るため疑いのある箇所をひとつずつ潰していくことにしてその都度自分が実験走行を重ねていました。
長年の経験に裏付けられたバイク店社長の方針です。
一番最初は自分が適当に交換したバッテリーのターミナル締め付けが甘かったこと。
次は取り付けたバッテリーを外して数時間放置し(※今回は数日)悪い記憶がリセットされるんじゃないかと実験。
いずれも不具合の解消にはならず7,000回転付近からガクガク失速。
症状は同じでアクセルをガバ開けすると特に強い症状が出ます。
次はスパークプラグの交換。
結局これもダメでした。
電気系統の不具合を示す「FIランプ」も点かずエラーメッセージの「FI」「Sd」も出ず。
そして次は燃料系です。
スズキ二輪に相談してもらって燃料フィルター(ストレーナー)の部品を取ってみることになりました。
そしたら
左:新品のフィルター 右:取り外したフィルター
新品は透けて見えるのに外したヤツは真っ黒けで何も見えねえ。
これは「黒」ですね。
スズキ二輪の担当から「ガソリン添加剤入れたことありますか?」と確認が入りましたが自分もバイク店も入れていません。
あるとすればこのバイクを長期在庫していた仙台の某店ですが燃料劣化防止のため添加剤入れていた可能性はあります。
そしてそれに輪をかけて自分が納車を半年遅らせたことで燃料が気化して添加剤の成分が沈殿してこんなことになったのではないか?
2016年式のGSX-Rですが仙台のバイク店からコチラに引っ張ってきたのは2017年の暮れ。
自分が長年乗った油冷GSX-R1100の車検満了を待って半年後の2018年夏納車だったのです。
そして4度目の実験走行。
今回も同じルートを同じように走行し違いを確認します。
そして7,000からアクセルガバ開け。
「うおおおー!」
完璧に直りました。
ホッとひと息つきたくて寄った道の駅ふらっと。
この日の気温は最高32.5℃で条件からしてバイク乗りには過酷な日でしたが、戻りはあえて市街地の渋滞発生しがちなルートを選び低速走行ストップ&ゴーを繰り返し。
ちょうどあの日の関山トンネルに似た条件でももう症状は出ず大丈夫です。
無事帰還後、バイク店BSIかーさんから復旧記念に120ペ-ジにも及ぶGSX-Rのパーツリストと真っ黒燃料フィルターをいただきましたw
BSI社長曰く、ヤマハYZF-R1はストレーナー単体では部品が出ず燃料ポンプアッセンブリ交換なのにスズキは凄いな!って。
こういうところはスズキさまさまです。
「ありがたや~」
近いうちに日帰りツーリング行ってまた安心を重ねていきたいと思います。
おわり