自分がいつも警察に捕まるのは8割かた高速道路上。
スピード違反ですわ。
バイクでは捕まらずクルマで捕まることが多い。
自分が乗ってるクルマは歴代、高級車でも何でもない普通の乗用車。
そして高速で捕まるのは大体がクラウンの覆面。
「警察車両がなんでこんな高級車なんだ!」
「税金の塊なのにムダ金だ、理不尽やないか!」
貧しい一般庶民から罰金(or反則金)を搾取し、のうのうとハイグレードな覆面車種に乗りそれだけじゃなく説教までたれやがる。
「乗って!」と導かれたクラウンの後部座席は乗り心地、座り心地ヒジョーに良くそれがまた怒りの火に油を注ぐのだ!
どうせこんなムダな税金使うのならいっそ突き抜けてセンチュリーやアルファードロイヤルラウンジとかショーファードリブンのクルマの後部座席で切符切られたい。
お客さんだからな! そこはVIP待遇で。
それだと警察官も運転手にしか思わないしw
ちなみにこれはリアルであれば不適切な話です。
スズキGSX-R1100M91’油冷ラス前モデル。
ヨシムラTMR-MJN+DSCチタンサイクロン、DUOMOマグホイール+超軽量ディスクローター、オーリンズリアサス+フロントはバネだけオーリンズで武装&軽量化。
高速での獲物はR32GT-Rただ1車種のみ!
東北道の追い越し車線を法定速度完全無視で矢のように走るGT-Rを捕捉。
すぐに後ろに回って追尾開始。
160、170、180ちょっと・・ そこから先はアタマ打ち。
車間を詰めてしばらく走るとギブアップ宣言、GT-Rが走行車線へと左にユルユルと退避。
ソコを間髪入れず鬼加速でチギっちゃう!
高速走るとそんな楽しみを味わっていた頃・・
いつぞやの日光ツーリング。
東北道の上り、福島から栃木へ向かう道すがら元気なGT-R発見!
すぐに追撃態勢に入りピタリと後ろにつける。
160越えたあたりでGT-Rはユルユルと左の走行車線へ。
そしてまた間髪入れず鬼加速してブッチギった。
と、思った。
しかしそのGT-Rは自分の背後に回り付いてくる。
180は越えていてそれはリミッターカットされていた。
ここは意地の加速とばかりに引き離しにかかるがそれでも同じ車間で付いてくる。
東北道は関越道と違ってその速度になると超高速コーナーが連続して現れる。
そして何個目かのコーナー、220か230くらいで急な左超高速コーナーが口を開く。
路面にバンクがついているのが分かる。
カーブキツくて右の(※右というか上に感じる)ガードレールに吸い寄せられ心臓口から出るほどビビりまくり。
もうアクセル全閉して全体重をかけて左に車体を引き込んでまさに必死のコーナリング。
運よくクリアしたところで自分は完全に肝を潰して左車線へ。
そしたら追い抜いたGT-Rのドライバーが一定速で「バイバーイ」ってリアウインドウ越しに自分に手を振っているのが見えた。
スクリーンから身を起こし自分も手を上げたら風圧で身体持っていかれてまたビビった。
スルスルと差をつけ始め見えなくなったGT-R。
「完全に遊ばれた・・」
ヘルメットは虫だらけ、上河内SAに着いたらビビリまくった身体がまだ震えてた。
「もう二度とGT-Rは追いかけません!」
固く心に誓った6月のあの日。
という、短編小説を書きました。
おわり