19回目のブログになります。少しご無沙汰してしまいました。
当時25歳の女性の方の続きです。

非常に残念なことに右側も乳癌で切除手術されました。

確かその半年から1年後位に来院されました。
意外に元気そうで、「生きて行くために仕方ないし、しょうがなかったと思ってます。でも結婚は諦めました。」と言われました。

「僕なら落ち込んで、落ち込んで、自暴自棄になって、精神的にも参ってしまっておかしくなっていると思いますよ。でもしっかりしているし、可愛いらしいし美人だし、きっといい人が現れると思いますよ。」と私は言いました。

きちっと仕事もし、習い事をして趣味もして楽しんで生活なさっているようでした。その様子を笑顔で話されていました。

この方はどれだけ悩み苦しんで、辛い思いをされたんだろう、またこの方のご両親の心痛はどれほどのものかと思うといたたまれなくなったのを今でも覚えています。
そんな事を微塵も見せず、明るい姿を見せられ何か応援したくなる何かがあった気がします。また逆に勇気を頂いた気がしました。
どんなに来るしく辛い事があったとしても、自分自身腐らず、投げやりにならず、気持ちをしっかり持って前向きに生きることを教わった気がしました。

年に数回肩凝り等で来院されていましたが元気で明るく、また転移も無く順調に過ごされていました。

1年〜1年半後来院された際に「私結婚することになりました。」と言われ、「本当におめでとうございます。」と言ったら、「ありがとうございます。」と笑顔で答えられました。
帰られる際にも「本当に幸せになってね!」と言うと、「ありがとうございます」と答えられ、私自身も本当に嬉しかったのを鮮明に覚えています。

この方のお母さんが来院された際に、「相手の方は同僚の方で、本当に優しい方で娘を大切にしてくれそうだし、そのご両親も立派な方々で病気の事も理解してくれていて、娘の事をすごく気に入ってくれて、私もようやく肩の荷がおりたみたいでホッとした気がします。」と言われました。
私は、「娘さんにも言ったけど本当に良かったですね。感じのいい娘さんだし、娘さんの人徳がなせるわざだと思いますよ。大変な事あった分だけこれから良い事ばっかりあるかもしれませんよ。」と希望を込めて言いました。
「本当にそうだったらいいですね。」と答えられました。


長くなりました。続きは次回に。