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こんばんは銭にゃんこ原井です
あれを「中間納付(納税)」だの「予定納付(納税)」だのあやふやになってる人って案外多いですよね…
①そもそも「中間納付」「予定納付」とは何のために?
決算(確定申告)で確定するであろう納税額の部分的な前払い(分割払い)です
法人であれば「法人税」、個人事業主であれば「所得税」、共通して「消費税」が一定のラインを超えると「中間納付」「予定納付」の対象となってきます
「決算(確定申告)はまだまだ先なのに納税かよ・・・」
って感じてしまうかもしれませんが、結局は税金の前払い(分割払い)なので、そのぶんはもちろん決算(確定申告)時の納税額からは相殺されます
納税の負担を散らばらせてるだけって思えば長い目で見れば損も得もないですね
②「中間納付」「予定納付」の違い
「中間納付」:現在の進行期の営業成績を基にして、ここまでの期間の「仮決算」を組んで納税額を決める。
メリット 今期の実態に合わせた納税額とすることができる
デメリット 「仮決算」を組む手間・費用がかかる
「予定納付」:前回の決算(確定申告)での納税額の数字を基にして、「今年もこれくらい納税額が出そうじゃない?」という見込みで納税額を決める。
メリット 「仮決算」を組む必要がなく、税務署に言われるがままの金額を納税するだけで済む
デメリット 今期の実態を全く考慮していないので、業績が厳しい場合は資金繰りを圧迫しかねない
③法人税・所得税・消費税の違い
①法人税
一定のラインを超えていて、対象となっているのであれば「中間納付」「予定納付」のどちらかを選んで税金の前払いをしないといけません。
どちらも損も得もないのですが、「仮決算」を組む手間・費用を考えればよほどの事情がない限りは「予定納付」を選ぶことが多いのではないでしょうか
法人税法的には仮決算での中間申告による「中間納付」をしなさいよってなってるんですけど、それを行わなかった場合は、自動的に「予定納税」を採択したものと見なされます
②所得税
一定のラインを超えていて、対象となっているのであれば「予定納付」をしないといけません。
所得税には「中間申告」という制度がないので、基本的には税務署に言われるがままの「予定納付」となります
ただ、業績悪化によりどうしても「予定納付」が難しいというのであれば減額申請をするという方法もあります。
③消費税
一定のラインを超えていて、対象となっているのであれば「中間納付」「予定納付」のどちらかを選んで税金の前払いをしないといけません。
ただ、消費税は前回の納税額に応じて申告回数が変わることがあるので注意が必要です
0円 ~ 48万円以下:中間申告不要
48万円超~ 400万円以下:年1回
400万円超~4800万円以下:年3回
4800万円超~ :年11回
記事内容は投稿日時点のものですもし加筆修正など必要な記事が御座いましたらご指摘いただければ幸いです 銭にゃんこ原井祐貴