zenikoのブログ -4ページ目

杵島隆先生にお目にかかる。

写真家
杵島隆展「90」
2010/03/29~04/03
@ギャラリーアートグラフ

行って参りました。

お世話になっている方のご厚意で、
日本の大御所の写真家である杵島隆先生とお話しさせて頂くことができました。

御年90歳、アメリカ生まれの杵島先生は、戦後/戦中はスパイ容疑で捕まったり、
不自由な思いをされながらも、アメリカ兵の残していったフィルムを使って、
再利用して、自分でフィルムを作ってなんとか撮影をされ、
日本の戦後の風景etc.を納めてこられた方です。

今回の写真展では、戦後の殺伐とした風景を、手作りのモノクローム写真で描写され、
荒々しい中にも優しい眼差しを感じました。

実際にお目にかかった杵島先生。
その迫力と優しさに満ちた眼差し+ご容貌は、マハトマ・ガンジー、もしくはパブロ・ピカソの様です。

様々なものを見て、見て写すことで長い人生を闘ってこられた御方にじ~っと見据えられると、、、
なんとも自分の脳みそ、感情まで見透かされたかのような気分になります。
本当に深い、厳しい、真っ直ぐな曇りなき眼力です。。。
自分自身の存在がICUによって、レントゲンなんかで、ぜ~んぶ透けて見られてしまったかのような
不思議な感覚に陥りました。

この人の前では、嘘、偽り、虚勢は通じないんだな。
妙な緊張と安心感。体がシャンとなります。
とっても暖かなお人柄で、色々なお話をお聞かせくださいました。

終戦の日に撮られた写真は、子供の落書きの写真です。
子供が道路に日本国旗と船の落書きを描いています。
そんなものを戦中に書いていたら即刻、厳重注意なのに、
それを惜しげもなく、精一杯描ける。
そんな自由が町に溢れ出た瞬間。

先生曰く。
反戦を表すかの様な気楽素朴な落書き。
それは、子供の意志ではなく(もちろん子供の意志ではあるが、)
子供の周りにいる大人が、常日頃反戦の意を口にしたり、表しているから子供もその意志を真似て反戦という感情を持ち得る。
つまり、子供の言動はその社会を表す民意であり、社会に直結している解りやすい縮図なのである、ということなのです。

一枚の子供の落書きの情景から、当時の社会情勢を表している。
本当に深い作品なのです。

写真がデジタル化してお手軽極まりなくなっている昨今。
フィルムの持つ荒々しさ、深さ、優しさ、etc.
沢山感じて、「写真」という存在が、昔はいかに重いものだったか、を再認識しました。

薄利多売に流されそうな今日この頃。
一押一魂のスピリット、思い出しました。

フィルムを持って、腹をくくって世の中と闘う姿勢。
見習いたいものです。

区民スポーツセンターにて。

エアロビみたいなダンシングクラスを受ける。

今まで、スポーツクラブに入ろうかと悶々としていた私ですが、、、
区民センター、最高でした。
数百円で、ダンスクラス、プール、ジムetc.etc.受けられるんです。

平日にもかかわらず、労若男女が集い、無我夢中でレッツダンスです。
最前列に陣取る、赤いはちまきに、黒光沢のピッチリ短パンツの50代はいっているかと思われる、
スマイリーな男性が初心者の私をリードして、完璧なステップをふまれる。

インストラクターの美女先生は横目に、ただただ必死で、スマイリー男性をコピーするゼニコ。

一緒に行った友人は、元プロの踊り子。
にもかかわらず、クラスメイツのレベルの高さにこれでもか!と、くらいついてレッツ!エアロビっている。

佳境に入ると、要所要所で「ウォー!ウォー!」と暗黙の了解のかけ声が響き渡る。
にじみ出る汗に、会場の一体感!
気分は最高潮!!

みんなが一体になり、我を忘れてレッツエアロビ!

相当楽しい1時間でした!!!!
いやいや、体操楽しいです!

ゴルフで球飛ばしてスッキリ~もいいです!そして、
自分自身の体とテンションあげまくって飛ばしてスッキリ~も!相当楽し~!

春ですね~☆

さくら〜♪

今年初のお花見してきました。

とはいっても、室内です。

女たちは二度遊ぶ
Bee TV配信、携帯映画のプレミア試写会に潜入してきました♪
原作:吉田修一さん。
監督:行定 勲監督。

出演:
相武紗季さん。水川あさみさん。小雪さん。優香さん。長谷川京子さん。
柏原崇さん。塚本高史さん。ユースケサンタマリアさん。他。

5話からなるオムニバス短編映画です。


今をトキメク(死語?)美しい女優さん達が、
一般ピーポーの目線まで降りてきて頂いた役作りで。

ハッキリ言って、皆さん、必死なんだけどすごく自分勝手で、
空回りしている女性たちの役作りで、うぅ、、ああいうひと、いる!
少々イタイタしいお姿を拝見できました。
非常に共感と共に、自分に照らし合わせて反省ひとしきり。
美しい方々の素顔を見てしまったかのような。。。
見てはいけないモノを見てしまったような。。。
人間離れしている方々の、
人間味溢れるお顔を垣間見れるステキな映画でした。

映像がどこもかしこも綺麗で、ため息出ます。


映画の中のシーンに合わせて、
舞台上には素晴らしい桜の花の生け花がお目見えしていました。

美しい女性達に美しすぎる満開の桜!
春を満載に感じた素晴らしい時を過ごさせて頂きました。


ありがとうございました!

お裾分けに少々戴いた初桜が、
我が家で清々しい春の香りを振りまいてくれています。
zenikoのブログ zenikoのブログ