私のアダルトチルドレン歴を
参考までに書いておこう。
(昨晩まで、いろいろ追記したが、
まずは事実だけに戻す。)
同じ苦しみの人がいれば、
参考になれば幸いだ。
ちなみに、
私は本来の意味での
アダルトチルドレン、
アルコール依存症の親を持つ
アダルトチルドレンだ。
10歳:母の浮気旅行に連れていかれて、情事の現場を目撃。
いまだに普段から
フラッシュバックする情景。
10歳あたりが、
私の人生の苦悩の始まりだったと思う。
勉強に興味がなくなり、
身なりも整理整頓もできなくなる。
目撃後、精神の大混乱のうちに、
母の浮気相手と、
けなげに普通を装い会話する
10歳の子供。
誰にも相談できずに、
大人になっていく。
45年間は長いか、短いか。
ことの発端。ここまで至った経緯
その数年前、
父、事業失敗。清算のため、
単身赴任で不在。
母、夜遊び開始。
スナックで深夜働く。
そして、母の飲酒が止まらなくなる。
スナックでの終業後、
毎朝3時45分ごろにタクシーで帰宅。
泥酔して、トイレに顔を突っ込み、
吐いていることがよくあった。
昼間の母。
小学校から午後に帰宅し、
近所のスーパーにビールを
買いに行くのが
小学校高学年の私の日課。
昭和50年当時360円の
瓶ビール大瓶2本。
すでに泥酔した母から、
1000円札を渡され、
残りはお小遣い。
母への手伝いだと思い、
率先して行う自分。
素朴で明るく朗らかで優しかった母は、
10年もしないうちに廃人となる。
16歳:母46歳、アルコール依存症、肝硬変で逝去。
「あんたはいつも、私を無視する」
母との最後のやりとり。
怒りの表情で私に言い、
私は無視した。
母の死の数日前、病院にて。
母の逝去以降は、父が、
ずっと男手一つで私を育ててくれた。
父として、母の代わりとして。
親友として付き合ってくれた。
そんな父を世界一尊敬し、感謝した。
36歳:父74歳、肺炎で逝去。
37歳:結婚。子供はおらず。
46歳:母の享年と同じ年齢になり、母のことを再考する。
そこで初めて気づく。
映画のようなどんでん返し。
そもそも、
妻がアルコール依存症になるまで、
旦那が妻を放っておいた
ということこそが、
異常じゃないか?
ということに気付く。
それで幼児期の思い出がよみがえる。
父こそが、家族にモラハラを続け、
家族を共依存状態にしていたこと。
父は、長い間、私を
意図的に巧妙にコントロールし、
真実を誤って伝えたこと。
だから、
問題が複雑化してしまい、
長い間、
目を覚ますことができなかったが、
父の死後10年がたち、
やっと、父の影響も薄れてきて、
父の言動の破綻が
見えるようになってきた。
その認識をもとに、
自分の人生を再整理した。
自分を変えるために、
死ぬ気で自分と格闘し、
整理した5年間。
そして、
やっと断酒に成功。
52歳:アダルトチルドレンのカウンセリングを受ける
状況を理解できる専門家に相談できたことで、
最終的な整理ができたと思う。