しかし、彼はその試合の自分のプレーに対して、満足のいくものではなかったそうです。
前半、初日18位とスタートした原因はパットの不調。
それに対して父親から
『攻める気持ちをなくしたら勝てないぞ
』そう、外したパットのほとんどがショートで、それを父親は彼の気持ちに問題があると感じ、喝を入れたのであった。
それからの彼のパットは冴え渡るもので、攻めの姿勢を貫き続けた最終日は18アンダーまでスコアをのばし、単独トップにて先の記録を出したのでした。
これだけの結果を出して何が不満であったかというと、それは最終18番にてパットのシーン。記録のプレッシャーか、驚異的な追い上げの疲れか、最後の最後にパットをショートしてしまったのであった。
攻めて外したのなら納得がいったのだろうが、臆してショートは彼にとって、たとえどんな記録を出そうと拭い去ることは出来ない、大きな失態だったのである。
はたから見れば然したる問題ではないことでも、彼のように大きく先を見据えた人にとっては今後のプレーにかかわる大きな問題だったのでしょう。
現状に満足せず、さらなる躍進を狙う。
自らへの飽くなき追求。
とても20前の人間の言葉とは思えません。
敬服の思いです。