サンデイ・サキソフォン | ぽっぽのブログ

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綴ることなく綴りゆき、やがて想う果て、彼方へ消えゆく定めの声か



日曜日のサックスがスキップしながら花びらを落としてゆく午後



陽射しのメロディは夏の旋律と共に陽炎を踊らせる



風の滑らかさに小さな涼しさを感じて、やわらかな影にはキツネのしっぽがくるくる回る



視界はいつでも色鮮やか



それを思い出せば心の曇りはただの思い違いだってことがすぐわかる



ドーナツの穴のところから世界を見れば世界はドーナツの子供になって、アイスティーのグラスから世界を透かして見れば世界はお茶のはにかみに変わる



自由だね



だからサンデイの午後には



サンデイの午後にはst.thomas