サンデイ・サキソフォン日曜日のサックスがスキップしながら花びらを落としてゆく午後陽射しのメロディは夏の旋律と共に陽炎を踊らせる風の滑らかさに小さな涼しさを感じて、やわらかな影にはキツネのしっぽがくるくる回る視界はいつでも色鮮やかそれを思い出せば心の曇りはただの思い違いだってことがすぐわかるドーナツの穴のところから世界を見れば世界はドーナツの子供になって、アイスティーのグラスから世界を透かして見れば世界はお茶のはにかみに変わる自由だねだからサンデイの午後にはサンデイの午後にはst.thomas