変わる世界 -9ページ目

アメリカの物造り

新聞やニュースでは相変わらずオスプレイが騒がれておりますが、そもそもアメリカの物造りにどれほどの期待ができるのかという疑問がある。
基本的に、アメリカンプロダクトには「丁寧」と「繊細」が感じられない。
それが大陸的といえばそれまでだが、もう少し思慮深ければ、F-22ラプターの原因不明の不具合もV-22オスプレイの運用段階での事故も減らせたのではないだろうか。
人の作りし物に完璧などありえない。いつかは壊れるし、人的にしろ物的にしろ事故は発生する。
問題はその負の発生率をどこまで低く抑えられるかであり、不足の事態に対する危機回避の想像力と、実際に発生した後の対策である。

オスプレイはまだまだ未完成であるし、不具合の原因を掴めていない以上、ラプターにしたところで現場で運用すべき物ではない。
ついでに言えば、無理に無理を重ね開発が遅延し続けているF-35ライトニングIIも、物を造る精神構造がどこかおかしいのではないかと首をひねざるをえない。

個人的に、アメリカンプロダクトには一部の愛せる道具と、そうはならない(端的に表現すれば嫌い)物とに分類されるが、愛せる物は極一部である。

愛せる道具達をリストアップしてみると
ジッポー ウインドプルーフライター
ペリカンケース
コールマン ガソリンストーブ
クイックセット ハスキー三脚
スナップオン ラチェットレンチ
すぐに思いつくのはこの辺り。
愛する程ではないが、好んで使っているAppleのMac(Macintoshという商品はとうの昔に消え去った)も、他社PCと比較して潔い筐体デザインには惚れている。

上記の道具に共通するのは、単機能を追い求めた結果、目的に対する明確なデザインを手に入れ、見事な機能美を具現化している。
ここで肝心なことは、余計な事をしていない点である。

クルマやハーレー・ダビッドソンは、趣味ではない。丁寧さも繊細さも感じられないからである。

つまり何が言いたいのかというと、アメリカは複雑な物造りに向いていないのではないか?
ラプター、ライトニングII、オスプレイ、そのどれもが複雑怪奇に様々な機能が盛り込まれ、結果、永遠の未完成となったのではないか?
オスプレイは心配なく運用できるまで、日本の空を飛んではいけない!

あー、文字だけでつまんねーブログ!

V-22オスプレイ なしくずしに運用を認めてはいけない!

夏の暑さにやられて更新が滞っておりますが、気分を変えてV-22オスプレイのネタなど。
$変わる世界-オスプレイ

オリンピック期間中は、大手マスコミがその結果の報道に力を入れ、オスプレイに関する情報もやや少なめだが、問題が解決したわけではない。
そもそも、オスプレイとはなんなのか?ミサゴの英名、なんて話しはどうでもいい。
これこそが、垂直離着陸を可能とした最初の実用固定翼プロペラ機である。
プロペラと入れたのは、ジェット機にはとうの昔にハリアーで実用化されていたから。

オスプレイにはV-22という型番がついているが、日本が問題としているのは今のところ海兵隊仕様のMV-22B。
その他のバリエーションとしては海軍向けのHV-22Bと空軍向けのCV-22Bだが、機械的にはどれも同じなので一からげにV-22と呼んで問題ないだろう。

特徴はなんといってもヘリコプターモードの垂直離着陸と固定翼機(いわゆる飛行機ね)モードの高速巡航。
これを実現したことで、オスプレイは素晴らしい可能性を手に入れたのだが、ヘリコプターと固定翼機両方のリスクも併せ持ったばかりか、通常のヘリコプターなら回避できるトラブルも回避できなくなっていた。
それが何かというと、オートローテーション。

一般的なヘリコプターは、万が一飛行中にエンジンが停止しても、ローターに風を受けて回転させ、そこで生まれる空気抵抗で減速し不時着ができるようになっている。
これも万能ではないけれど、しかしオスプレイにはそれができない。
まったくできないわけでは内容だが、メーカー側は「オートローテーションに期待してはいけない」といったニュアンスのことを言っている。

但し、これが出来なくともオスプレイにはエンジンが二基搭載されているから、どちらか一方でも動いていれば生還はできる(らしい)。
因に、主翼の両端にあるエンジンはカーボンシャフトで繋がれているので、片肺でも両側のプロップローター(オスプレイのプロペラをこう呼ぶ)は回転を続ける。
でないと、飛行中に片方のエンジンが止まったら墜落決定だからね。
なぜ墜落決定なのかというと、もし固定翼機モードのまま着陸できない以上、水平のエンジンを立てなければならないが、エンジンを立てたときに片方のプロップローターしか回っていなかったら、左右で揚力の差が発生し簡単にひっくり返ってしまう。

なんとも残念である。

そうなると、じゃあ飛行中に両方のエンジンが止まったらどうなるのか?
そんなの知らん。
プロップローターを駐機位置にできるなら地面に干渉せず着陸も可能だろうが、エンジンに不具合を抱えてそんな器用な真似できるだろうか?
しかも、主翼の揚力自体がギリギリで滑空性能は極めて低いから、なんとも残念である。

オスプレイに関しては、まだまだ問題点は多いし、我々素人にはなかなか真相も伝わって来ないが、とにかく不安要素が多い以上、本国で徹底的な問題解決と訓練を重ねた上で運用していただきたい。

いじめと傷害 その境目と「力」による鎮圧

こんかいのテーマを「環境」にしたが、いままでとは環境のニュアンスが異なる。

ここのところ、大津市の中学生が自殺した件で、マスコミもネットの住人もかなり盛り上がっている。
それもこれも、本来、子どもたちを守るべき存在であるはずの大人がことごとく保身に回り、次から次へと腹立たしく情けない事象が公になっているからだ。
その最たるものが「大津市の中2男子「自殺練習」―学校が生徒に口止め「外にしゃべるな」」だろう。
どこかのテレビ局が取材した中学生の発言だが、この生徒は最後(編集では最後に見えるだけで実際は知らんが)に隠蔽しようとしている教師たちのことを「せこい」とこき下ろしていた。

推測だが、教師側はそもそも「いじめ」などないだろうということを前提にアンケートを取ったところ、大人の与り知らぬ事実が次から次へと露になり、アンケートそのものをなかった事として事実を封印したかったのではなかろうか。
つまり、自分たちの責任逃れとして。

その後、とあるテレビ報道を発端に、ネット上ではいじめっ子グループの少年とその保護者の実名と家庭環境まで暴露される事態となるのだが、この詳細は省く。

さて、昨日(7月10日)のニュースで「中学卒業の「思い出づくり」でオヤジ狩り…16歳少年ら8人逮捕」というものがあった。
こちらは重傷を負った被害者もいることで、明確に傷害罪が適用され、逮捕、送検ということになっている。
他にも窃盗やら建造物損壊やら余罪多数。

で、本来であれば接点のない出来事なのだが、色々と力関係を考えると参考にすべき点がなくもない。
逮捕された少年たちは、どのような家庭環境か知らないが、あくまでも勝手に暴れていただけで、どこかの組織の中での行為ではなく、事実が世間に知れ渡ると不都合になる大人もいない。
一方、大津市の自殺では、流布されたいじめグループの家族情報によると、なるほど、力というものが大きく作用したことに疑う余地はない。
そんなくだらない大人の事情で、声なき声はねじ伏せられた。

ここへ来て、滋賀県警が動き出したようである。
大津・中2自殺:滋賀県警、捜査へ…近く生徒聴取