この数年間規模縮小していた成田山の節分会が、今年からまた例年通り盛大な催しに戻りました。年男年女として今年も参加させていただきました。
前日は、広い境内を両親の毎月の月参りコースだというルートをのんびりと回ってお不動様に、明日撒きますよ!のご挨拶。
平和大塔へ向かう途中、白梅が満開で綺麗だった。
見上げる三重塔の美しい色彩美♪
お参り後、母が、いつもは引かないというおみくじを数年ぶりに引きたい引きたい!引こう!と急に言ってきたので、じゃあ運試しするか、と。。。私は小吉。まぁまぁまぁ、まぁいいでしょう。
棒立ちで一点を見つめる無言のぜくーあんママ。。。びっくりとショックで時が止まってた。
母の”凶”は、こんなにもひどい言われ方をするのかという散々な内容
で、人ひとりがその小さな文字列に打ちのめされていた(成田山は大凶はなし)。その様子に凶とはまさに怖いものだな、と娘はもう笑うしかなかった。。。だからやめとけって言ったんだ!と、ぜくーあんパパ。。。でもある意味、よし引くぞ!!と急に勢いづいて山積みの紙の中から一発で凶を引き当てるという強運でもあり、凶運でもあった。なんという表裏一体紙一重。
まぁ2月2日季節の変わり目最終日に、自分の未来に蓋をされたような言葉の厄が一度に来て良かったよと。明日2月3日の新年最初の豆撒きでその凶厄を落とす。この場で拾ったもんはこの場で捨ててこ。と慰めて、一緒におみくじを結んできた。こういう吉凶結果、面白いね。
心なしか足取りの弱い母。しかし翌日の自分の立ち位置を確認して元気を取り戻す!
こちらでもう10年程(両親は20年程)豆まきに参加させていただいて、いつもは大本堂上部から下へ下へと撒いていたお豆さん。
でも今年はなんとなんと、この緑絨毯のヘソ通路部分で、大河ドラマ陣の皆さんと横並びで立たせていただけるというご縁をいただきましたぁ!そりゃあ沈んだ気持ちもウキウキになりますなぁ♪
当日。
ロビーで受付後、裃着付け完了。ひとまず記念写真♪
今年は大相撲から、豊昇龍関、高安関、朝乃山関、御嶽海関、遠藤関が参加、一緒の大広間の席で、祝い膳をいただく。コシの強い力餅を体に入れて、厄を祓って福を撒く”力”をつける。
大河ドラマ「光る君へ」の俳優陣のへ黄色い声援が沸く中、後に続いて大本堂へ向かう。もちろん私もカメラを構えてキラキラな皆さん方を撮りましたぜぃ!
階段での記念撮影は毎年の嬉しい瞬間で、夕方のニュースで「一瞬映ってたよー!」と友人から連絡があり、こちらからもお返しのキラキラ撮りたて福写真をプレゼントした☆
本堂内で特別大護摩供の後、堂内に豆を3回撒いて厄祓い。そしていよいよ場所移動。
ヘソ通路は目の前目下に人人人。迫りくる近さ。ライブステージってこんな感じかーって自分も有名人になった感覚になってきちゃうね☆奥にはテレビカメラも何十台と並んでるしね。
俳優陣の前に朝から場所取り待機してたファンたちは、もう歓喜歓喜で溢れてた♪
合図に合わせて一斉に、目の前で袋を広げて準備して待ってる人から、ここまでは来ないでしょ、という遠くの方々まで、”福よ届けっ!”と願いながら「福は〜内!」と撒く。遠くへ飛ばしたくても豆袋が軽いので右肩が悲鳴をあげてた。けど遠くで必死にキャッチしてくれるから頑張りたくなっちゃうよね☆ 一人4袋のノルマ量なので、調整して撒くよう言われてたけど、満遍なく全力で撒いてたらあっという間になくなってしまった。「福は〜うち―!福は内ー!(不動明王の慈悲により鬼をも改心させてしまうので”鬼は外”は唱えない。)」、ついつい楽しんでたら時間もあっという間で、最後に会場全体で三本締めをして今年も無事に終了となった。
通路で目の前を先に帰る豊昇龍関から直接手渡しでお豆をいただけたので、やったー!と思わず声とガッツポーズが出てた。嬉しいね☆この1個は貰った特別感の気持ちが入っちゃって、しばらくは食べられない。
相撲陣とお肌艶々な俳優陣を近距離で見送ってから控室へ戻って裃を返却、御護摩札と記念品を受け取って、これにて令和6年甲辰歳節分会は滞りなく散会となった。
記念品の一升桝。
(これを煙草盆に使用しました!というお茶仲間さんが多い。)
不動明王の持っている剣の形の剣守りは、上部が「入」の形になっていて、剣で厄を祓って福が入る。という意味があるそうで、財が入るようにお財布に入れると良し。とのこと☆
空洞がある直径10cmほどのごっつい「大浦牛蒡」。
千葉県匝瑳市大浦地区で江戸時代から栽培されている伝統野菜で、これがごぼう?と思うような特徴的な見た目のごぼう。