GW、美ヶ原のビーナスラインを走ってきた。
ツーリングの様子はまた書くとして、最近ずっと気になることがある。
近年、大量にリタイヤした年金もらえる世代に対し、各業界が消費を促進するために必死だ。
旅行もそうだし、投資や家や衣料やグルメとかも。
それから僕らが最近大嫌いな言葉「オヤジバンド」も結局はそれ。楽器買え買えと。
定着しないムーブメントの典型な気もするが、これはリスナーもプレイヤーも「好き」な人だけは残るからそんなに心配はしてない。
その年代で(あえて世代という括りをしない)ロックが好きだった人は昔も今もずっと好きだったから、メディアの先導なんて関係ないのだ。
そしてバイク業界、やはり高級機種を買わせるためにいろいろ仕掛けている。
今、峠のスポットや海沿いのパーキングには免許歴一年ほどの新米年輩ライダーが増えている。
または昔、普通免許にオマケで付いてた旧型二輪免許の連中だ。
ふと気づくと免許付いてた!みたいな。
ユーザー層の年齢が上がる事自体は何の問題もない。
大人の趣味として定着していくのは良い事だ。
新規に免許を取得して真剣に鍛錬を積み重ねる人も多分いるはずだ。
でも、なかなか出会えないのだ、まともな「新規年輩ライダー」に。
ライディングテクニックについて言ってるのではない。
最初はみんな初心者で少しずつ上達するのだ、誰だって。
それ以前の、本当に最低限の人としての振る舞いが酷すぎるケースに遭遇する事が多すぎるのだ。
ちょっとした駐車の仕方、安全配慮、それから・・あったりまえの公共マナー。
なぜこうなるのだろう?じじいの消費促進雑誌ジー○でも見てチョイ悪のシルバーのリングとチェーンとジッポと革ジャンとブーツのブランドを調べて、バンダナの巻き方を覚えて、あとはバイクか・・・やぱりハーレーでしょ・・・という事なのか・・?
しかしだ、やっぱり無理。乗れてない。酷すぎる。限度を超えてる。
ファッションなら何やってもいいけどバイクはダメだ。
アスファルトというのは骨よりも堅く、慣性の法則は時に肉体を破壊するのだ。
これは僕の見た範疇の事だが、視聴率調査等だって全戸でやるわけではない、日本の二輪車の大半は関東で消費使用される。「その他の調査要因」も含めて判断材料としてのサンプル抽出数としては十分なのである。
「学ぼう」という気概が無い。
それぞれのシチュエーションでそれとなく喋らせてみると、理由は「チョイ悪」だからだそうだ。フリーズしてしまう。
ビーナスラインあたりのワインディングロード、滞った車の列の先頭は老人の運転する軽自動車であったりする事はよくある、これはその軽自動車が40㎞/hも出ていれば問題はない、後ろでヤキモキする方が間違ってるのだ。
でもこれが最新のV-RODのハーレーだったらどうか・・
安全のために30㎞/h(!)まで減速してるんじゃない、そこまで減速しなけりゃカーブを曲がれないのだ。
登坂車線でバイクが四輪車に左から抜かれることが異常だという事にも経験的に気づかない。
それに対し改善の意志も問題意識も無いのだ。
この日見たのは両親と娘、3台連ねての親子ツーリング。
父親はピカピカのハーレーV-ROD、母親はハーレー・スポーツスター883かな、やはりピカピカ、2台同時納車か?
娘はヤマハTW-200のスカチューン。前髪を蛍光ピンクに染めている。
最初に見た時、ワインディングの分岐の車線上に3台を停めて地図を広げていた。
危険極まりない。
後続車はカーブを立ち上がって3人を発見し急減速するのだ。
若いドライバーにけたたましくホーンを鳴らされてやっと路肩によせる。
僕は分岐を曲がって別の道から林道を探してから5分ほど後、本線に戻ってしばらく走ると滞った車の列の先頭に彼らが・・・
白線の直線部を使って一気に追い越す、登坂車線部分で一般車両に左抜きされながらもまだ右車線を走り続けているのがミラーに見えた。
上の展望パーキングで休憩してると、かなり時間が経ってから彼らが到着した。
父親はその手のカタログまんまみたいな悪グッズをこれでもかっ!てなくらいてんこ盛りで、ずっとタバコを吸っては地面に捨ててる。娘も同じ。
奥さんが咎めると照れたような不満なような顔で何か言うと今度は地面じゃなく柵の向こうの枯れた熊笹の中に投げた。
この地方は野焼きもするらしく、来る途中も焦げた野焼きの後がたくさんあった。よく燃えるはずだ。
あっけにとられながらも反射的に「やばい」と柵を跨いだライダーが僕の他2人。
一番近い人が拾い上げて火を消すが、あっけにとられて注意するにも誰もあきれて声も出ず。
投げた本人と娘はクルリとその場を離れ気にもせず、気づいた母親が追いかけて注意するもニヤニヤ笑うのみの父親。
ここから先は感想を書いてももはや意味は無い。
親子でツーリング、イケてる家族の今ふうの一家団らん・・・とか思ってるのかな?本人たちは。
ナイフが人を殺すのではない、それを使う人間が殺すのだ。
以前、K察・マスゴミは「若者はよく事故を起こす」として原因を若さに求めた。
しかし社会の中の実働数の割合の多い世代が歳をとるとともに今は事故当事者最多は老人に移行した。
理解してないマスゴミとK察はデータ分析が遅れ、急に指導・報道の趣旨替えをした。
昔は若者・バイクはイコール悪だったのに(失笑)
なのに今はジイさんどもに「バイク乗れ~金使え~」だと。
実際は事故を起こすのは人間であり道具じゃない、年齢の傾向なんてのも昔から本当は無い。
車の種類も傾向はない。すべては人間なのに・・でもそのうち
「老人のバイク事故多発、締め出し、規制へ・・」
なーんてマスゴミが言い出すのかも。直前まで金つかえ~、と煽ってたくせに。
70年代以降の歪んだ規制・報道を正すため、もう30年弱も闘ってきたが、本流でない所でいつも下らない規制に泣いてきた。
成果が上がらないと思って泣きだったのに急にゆるくなって、でもその理由は経済効果を狙ったもの。
安全面は「自分」に責任が及ばなければ「考えたくない」という事もよーく見えたよ。
免許を簡単に取れるようにした
間違った規制を「こっそり」撤廃していった(落ち度・責任は認めず)
輸入車を安くした
そしてじじいを煽って買わせて結果がこれだ。(言うにはまだ早いのだが)
老人ライダーはいつの時代にも存在した。
でも僕らの知ってる老人ライダーは技術と経験に裏打ちされた実績を備えていた。
チョイ悪さん、あんたたちに同じ物を求めちゃいない。
でもね、バイクは自分と他人の命を奪いかねない物。
そしてアスファルトは堅いのだ。
それを忘れないでほしい。
「不良だから・・・」てのは歳とってからでは便利でずるい言い訳でしかない。
ヘタな場面で使うとカッコ悪いのだ。
10代のあの頃、理不尽な大人と本当に「一人で」闘った思い出があるのかい?
乗る以上は鍛錬しかないのだ。
「男」とか「根性」とか「気合い」では慣性の法則は制御できない。
