こんにちは!こんばんは!雑多の人です。今回は交ぜ書きとは何もかと言う事を解説します。
1.交ぜ書きとは?
2.交ぜ書きは何故あるのか
3.現代では交ぜ書きはいらない?
4.交ぜ書きの一部の一覧
1.交ぜ書きとは?
皆さんは「交ぜ書き」というのを知っていますか?2.交ぜ書きは何故あるのか?
交ぜ書きは何故あるのかというと難読漢字、「常用漢字表」に入っていない漢字は基本的にメディアや官公庁等では使用されないようになっています。
「常用漢字表」とは義務教育である小学校 / 中学校の国語の授業で習う漢字です。ですが2010年に「語彙」、「挨拶」、「萎縮」、「咽喉」、「鬱」等196語は最近追加されましたかが今でも追加されていない漢字があります。
昔は手書きの事が多かった様ですし、新聞等も振り仮名を振って無いので平仮名で書いていたそうです。
しかし交ぜ書きにより意味の読み取りが難しくなる事があります。例えば漏洩の洩は秘密や隠し事が世間に漏れると言う意味がありますが漏えいと書いたら意味の読み取りが難しくなる可能性があります。
又、文章全体として見ると意味が分かりにくくなってしまう事もあります。
例えば、「◯◯という病気がまん延している。」
という文章があった時、
「病気がまん延」なのか、「病気がまん延」なのかが瞬時に判断するのが難しくなってしまい、人によって解釈が変わってしまう事もあります。
しかし、「病気が蔓延」していると書けば、皆一様の意味になり、又瞬時に判断出来、分かりやすくなります。
その為、難しい漢字を避け分かりやすくしようとした為にむしろ分かりにくくなってしまっているのです。
3.現代では交ぜ書きはいらない?
現代では手書きで書く事は少なくなり、紙を主に扱う教育現場でも「GIGAスクール構想」によりタブレットが導入されてきており、新聞でも振り仮名を振る事が増えて來ています。
その為、中途半端な交ぜ書きや同音による漢字の書き換えによる熟語を無くして欲しいと思います。
※尖端→先端等
また、障害の害や子供の供等の漢字はしっかり書いて欲しいと思います。わざわざ漢字を平仮名に変えるより、今のままの方か「障碍」表記の方が良いという意見もありますが、常用漢字ではない為ひらがなで表記されている現状があります。
それに子供の供はお供え物という意味でなく、子の複数形の供という意味で全く差別的意図はありません。
4.交ぜ書きの一部
メディアで使われる交ぜ書きの一部を紹介
します。※は2010年に常用漢字表にある字
です。
「愛きょう」 → 「愛嬌」
「安ど」 → 「安堵」
「隠ぺい」 → 「隠蔽」
「うっ憤」 → 「鬱憤」
「えい航」 → 「曳航」
「えん恨」 → 「怨恨」
「円すい」 → 「円錐」※
「えん世」 → 「厭世」
「がい骨」 → 「骸骨」
「改しゅん」 → 「改悛」
「外とう」 → 「外套」
「覚せい剤」 → 「覚醒剤」※
「かく乱」→「撹乱、攪乱」
「花こう岩」 → 「花崗岩」
「喝さい」 → 「喝采」※
「完ぺき」 → 「完璧」※
「祈とう」 → 「祈祷」
「欺まん」 → 「欺瞞」
「きゅう覚」 → 「嗅覚」※
「きゅう舎」 → 「厩舎」
「苦もん」 → 「苦悶」
「軽べつ」 → 「軽蔑」
「啓もう」 → 「啓蒙」
「警ら」 → 「警邏」
「けん引」 → 「牽引」
「研さん」 → 「研鑽」
「けん制」 → 「牽制」
「けん責」 → 「譴責」
「謙そん」 → 「謙遜」※
「けん怠」 → 「倦怠」
「ごう音」 → 「轟音」
「こう着」 → 「膠着」
「こう配」 → 「勾配」※
「ごう慢」 → 「傲慢」
「こん身」 → 「渾身」※
「こん睡」 → 「昏睡」
「こん倒」 → 「昏倒」
「混とん」 → 「混沌」
「こん包」 → 「梱包」
「さい銭」 → 「賽銭」
「さく裂」 → 「炸裂」
「殺りく」 → 「殺戮」
「山ろく」 → 「山麓」※
等々一部ですが載せました。又全て知りたい人はコチラ
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