◆G種 見合い?(ずーっと好きだった続) | 雑種犬 G種ディアミリ/テニミュリョ桜王子/DCジンシェリ・秀明 等小話ブログ

 『ずーっと好きだった』 - 歩の小説 - pixiv

のアクセス増加スピードが異様に速かったので、つい書いてしまった話。ほぼ台詞のみ、意外と気に入ったので、振っちゃったと合わせて?こっそりpixivアップするかも、もう少し全体のDM熱が下がった頃。にしても日曜800、月曜500アクセスって、DMファン凄いな!ネタが次々湧いてくる自分も凄いけど(^^)何しろ×年越しで好きだったんだから!!!現状pixivアップ出来る話が3・4つある。

 

 

 

★見合い?設定?

 

トールのご両親とは、数カ月に一度お茶をしたり食事をする関係が続いている。今日がその日だ。

サイは、『ディアッカは呼んでおいたから、上手くやって』、と言っていたけど、本当に来るの?階級が上がって忙しい筈なんだけど…。結局何と伝えて良いか分からず、本人には連絡しなかったし…。

 

 

 

「ミリアリア!」

「え、ディアッカ、本当に来たの…!?」

「早まるなよ。別に今の時代、結婚にこだわる必要なんかないだろう?大体お前、仕事が恋人だってずっと言ってて…。それが何で今更見合いなんだよ!俺の立場は?!」

「ね、ねぇ!ちょっと、お見合いって何?」

「サイが言ってたけど。”両親を安心させる為に結婚を考えてて、今日見合いする”って」

「…サイったら…」

「え、違うの?」

 

「…あのね、今日これから会うの、…両親なの」

「え、いきなり?!…いや、それくらいの覚悟は決めてきたけどさ…」

「違うの!…トールのご両親」

「えぇっ?!…マジかよ。サイの野郎、騙しやがったな…」

「だからずっと言えなかったのよ…。ごめん、折角来てくれたけど、嫌なら無理にとは…」

「…ここまで来たんだ、紹介してよ」

「え、良いの…?えっと…、”将来的に結婚を考えて付き合ってる”、っていう設定で…」

「何だよ、この期に及んで”設定”って?」

 

「兎に角!恋人がいるって分かれば、トールのお母さん安心すると思うから。あまり余計なこと言わなくて良いからね?まぁトールと同じで、優しい人達だし偏見もないし、問題ないと思うけど」

「…分かった。じゃ、行くか」

「…うん」

 

 

 

 

 

 

「今日は」

「今日は。あら、そちらは…」

「初めまして、ディアッカ・エルスマンと申します」

「あら、まさか…?」

「将来的に結婚も考えて、お付き合いさせて頂いています」

「あらあら、そんなこと言ってなかったじゃない、ミリアリアったら」

「…すみません、なかなか言い出し辛くて…」

「それにしても随分とハンサムね、一体何処で…。…もしかして…」

 

「俺はコーディネーターで、ザフトの軍人です。彼女とは、先の大戦中に敵同士として出会い、色々あってAAのクルーになり、共に戦いました」

「…そう言えば話してくれたことあったわね、彼がそうだったの…。じゃあトールのことは…?」

「会ったことはありませんが、話は色々聞いています。大切な人を命懸けで守ろうとした勇敢な彼のことは、今でも心から尊敬しています」

「そう…。ありがとう、トールの遺志を継いでくれて。彼女を守ってくれて」

「いえ、彼女に守られ支えられていたのは、俺の方です。あの頃からずっと」

「ディアッカ…」

 

「本当にお似合いのふたりね。安心したわ、どうか幸せになって、ミリアリア。トールの分まで。トールもきっと喜んでるわ」

「…はい、約束します」

「彼女のことお願いね、ディアッカ君」

「…はい」

 

 

 

 

 

 

「あー緊張した!」

「アンタでも緊張するのね」

「そりゃあな…。緊張ついでに、お前のご両親にも挨拶しに行く?」

「残念でした、今ふたりは旅行中です」

「そう、じゃあまた今度な」

「もう良いってば。あー、でもトールのご両親を騙したみたいで、ちょっと心苦しいわ」

「待てよ、俺嘘なんて一言も言ってないけど?」

「え?…えぇ、まぁそう…ね…?」

「なら良いじゃん、これで」

「…そうね」

 

勇敢なトールを心から尊敬している、守り支えられていたのは俺の方。…それが嘘じゃない?

…それって、本当にディアッカ、ずっと…。

 

 

 

「ねぇディアッカ…、私…」

「よぉおふたりさん!上手く行ったようだな」

「あーサイ!テメェこの野郎!」

「サイ!もう、コイツに変なこと吹き込んだでしょう?びっくりしたんだから」

「結果オーライだろ?ふたりもやーっと進展したみたいだし?」

「え、別に何も」

「この礼は後でたーっぷりしてやるからな。結婚式、覚えてろよ」

「はいはい。この後予定あるの?」

「ねぇ、折角だから、サイのお相手に会ってみたくない?」

「俺3時間後の便でとんぼ返りしなきゃいけないんだ」

「え、もう?」

「じゃあお邪魔虫はこの辺で。また改めてな」

「じゃあね」

「またな」

 

「実質2時間くらいしかないのね。何かしたいことある?」

「…なぁ、ミリアリア」

 

 

 

本編に続く

 

 

 

 

 

pixiv百科事典でこんな言及発見。

”後に制作側から「絡みが書かれなかっただけで本当に別れたわけではなく、何かと世話を焼こうとするディアッカの態度が原因で痴話喧嘩をしているようなもの」とフォローされており”

出典が書かれていないので素直に信じられないが、多分そうだと私も思う。というか何度も言うけど、そもそも明確に告白して付き合ってはいないけど、が付く。