望む混雑と避ける混雑(J1横浜FM戦H) | サッカーと散歩とざしこ

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サッカー(アントラーズと代表)観戦日誌です。

 

 
 追いかければ逃げられる。
マリノス戦はこの印象が強く、前半は追い掛けては逃げられていた。
もう少し詳しくいうと、追い掛けては別の誰かに持っていかれる。
しかも、背後も取られている。

では、どうする?
その答えは、カバーだったと思う。
カバーありき、前に出ることありき、プレスバックありき。
週中の試合がなかったので体力的余裕があったとはいえ、団体芸としての完成度は相当高かったのではなかろうか。

そんな相手からすれば、ちょこまか付いてこられることは想定内であったとしても、正面切って進路を阻まれることはダメージを負ったように見えた。
ファウルになったものも含めて接近戦どころか接触されるのは良くない傾向だろうし、挙げ句、ボールを奪われかつ運ばれたのは大袈裟に言ってしまうと屈辱だったのではと上から目線になりたくなってしまう。

激しめのコンタクトと反則の話。
主審は、一発目のコンタクトでは手を使ったり、当たり箇所が悪かったりしなければ反則としなかった。
その代わり二次攻撃時のコンタクトを厳しく見ていた。

お互い体勢が崩れた状態で中途半端なボールにアプローチする。
二次攻撃に行くような場面では、ボールを物にしたい意欲が高い。
崩れた体勢と高い意欲の掛け算がクリーンヒット率を下げ、また、接触の勢いを増す。
とはいえ、足だけのプレーだったり身体ごと薙ぎ倒したりといったもののみに警告を与えていたので、主審の中では一定の線引きがあるのではなかろうか。

それが報復行為か体勢不十分かの判断はストーリーを作ろうと思えば作れてしまう。
存在しないと割り切ってはサッカーという競技の中に入っていけない。
実際のところ、ムキになっている様子は伺えても報復行為は存在していなかったと考えるのが自然な流れだと、私は思う。

鈴木選手とロペス選手は、双方とも中盤に降りてきてチームを支えていた訳で、そのマッチアップは分水嶺であった。
そこで、やられたからやり返したとは…なくはないけれど、正当なチャージか否かで判断すれば済む話。
ただし、それはそれ、これはこれという分別があるプロの選手と未成熟なユース世代を同じように扱うことは出来ないので、マネジメントの重要さを改めて考えさせられる。
ムキになって相手を傷付けてたら、関わる誰もが悲しいので。
 
 おっと、横道にそれ過ぎたので軌道修正。

スローインで攻撃が始まった時には、手前に相手選手がいるため、私には左サイドはもちろん、右サイドの選手も見えていない。
それが鈴木選手に相手が引っ張られ知念選手がはっきり見え、名古選手に相手が引っ張られ濃野選手が現れる。
遮られていた視界が開ける様は、カーテンを開けるみたいだと思った。
 
これは知念選手がボールを持ち出すことを実践すべく準備していた成果でもある。
また、鈴木選手と名古選手が如何に警戒されていたかを表すエピソードでもあるし、相手が疲れてきて判断が朧気になり必要以上に食いついていった結果でもあろう。
濃野選手のバックアタック作戦も当然、警戒されていただろうが、後半の後半にデザインどおりに選手が動けたことで掴んだ勝利だった。
 

 

おまけ

 

今日はここからでした。現地組、DAZN組、お仕事組、運営の皆様、お疲れ様でした。

 
 
2点目のゴールセレブレーションにて。
キミくんとちーさん(←知念選手の呼び方がちーさんで落ち着きました。)が看板を超えてゴール裏まで来てくれました。
看板を飛び越えてくるキミくんは、飛び越えてはいるものの普通に飛び越えてきた。
ちーさんは迂回してきたっぽい(少なくともパルクールではない)。
はっ、櫻井さんは?と思った刹那、ベンチ前からダッシュする姿が視界に入ってきました。
お願い、ころばないで辿り着いて!!・・・と全力で祈るわたし。
今年は事故が起こることなく無事にセレブレーションが終了。
・・・去年が凄まじかっただけに、ちょっとほっとしました。

 

 

 

 

 

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