小出裕章先生講演会in盛岡 | 東北から脱原発★

東北から脱原発★

ふるさとの 山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな(石川啄木)
・・・岩手の中心で、脱原発を叫ぶ★

6月2日、盛岡市で、小出裕章先生の講演会が開催されました!!
私も友人と一緒に参加してきました!!

すごい人でしたよ~~~。
750名入る会場が、超満員。

ふだん、被ばく問題に関わり微力ながら声をあげている自分たち。
なかなか周囲に仲間が増えないことや、街の全体的な雰囲気が「大丈夫なんじゃないの?」「大丈夫でしょ??」・・・という”安穏ムード”を、ビシバシ感じいていて。。。

正直、自分たちは盛岡在住の人間としては少数派なんだろうなー・・・と思っていました。
でも、こうしてみるとやっぱり、口には出さずとも不安な人というのはいっぱいいるんだなと。。。


今回、講演を主催くださったのは、岩手県の「反核医師の会」さん。

超・ご多忙の小出先生に盛岡までお越しいただいて、直接お話をうかがえる。
しかも無料!!託児付き!!

有り難すぎて、涙が出ます。

こういうお医者さまの団体が岩手にもあるということが、私たち一般市民にはどれほど心強いか。
本当に感謝です。

講演終了後は、交流会に参加させていただいて、小出先生も最初のほうだけ出席くださったんですが。。。
本当に穏やかでゆるがない強さのようなものを感じました。
もう、握手とか写真撮らせてくださいとか、そんなこと畏れ多くて言えませんよ(笑)
本当に、盛岡までお越しいただいて、ありがとうございますという気持ちです。。。


~~小出先生の講演より~~

あれほどの惨事を経験しながら、原子力政策も推進派の勢力も、何も変わらなかったのだな。。。というのが率直な感想です。

故郷を追われた住民が10万人と言われています。

住み慣れた場所を離れ、隣人・友人と離ればなれとなり、人生設計の土台を奪われたという重みを、どう考えればいいのでしょうか?
戦争でもこんなことは起こりません

(中略)

原子力村は、何も変わらなかった。

ここまでの大惨事を目にしながら、今でも「原子力をやめたら、経済が弱ってしまう」などと言っています。

私には信じられないことですが、彼らが政治・経済の中枢を握り続けていて、影響力を行使し続けているのです。

まったくすごい国だと思います。