②くぴぽ/GRATIAALA @tamtamtam(2021.8.8) | フライパンしか持ってな「かった。」

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 昨日は #最高フェス Vol.20 を観に行ってきました。
 大阪最後の最高フェスは、最高じぇねれーしょんさんとくぴぽさんの2マン。
 こちらの感想についてはまた後日、当ブログに書きますが、一つだけ先に言っておきますと
 
 「マジ最高でした!」
 
 さて、本日の記事です。

 2021年8月8日(日)大阪MUSEで観ました

 tam tam tam

 の思い出です。

 



※掲載の図版に関して権利者様のお申し出があれば、いつでも無条件で削除いたします。
 また掲載分以外の写真がご入用の被撮影者様がいらっしゃいましたらあるだけ提供いたします。
 ブログの仕様上低画質でしかUPできませんが、実際の写真はもうちょい良い感じです。
 お気軽にご相談下さい。


2.この日観たアイドルさん

(4)くぴぽ さん

 ①新体制初観覧
  くぴぽさんの新5人体制のスタートは8月1日でした。そこから1週間ちょい。新体制初観覧です。
  結論で書きました通り、おれがこの日一番観たかったのがこれです。

 ②新メンバーが想像以上の仕上がり
  しゅりさん、まことさん、うのさんの3人。
  いずれもステージを拝見するのは初めてです。
 (正確にはうのさんは代代代時代に観た事あるみたいですが覚えていません)
  個別には後述しますが、思ったよりも仕上がってるなという印章でした。

 ③対バン用セトリ
  この日の対バン相手はいずれ劣らぬハードパンチャー揃い、かわいいだけのアイドルさんと

  違って強い楽曲と熱いパフォーマンスでフロアを圧倒してきます。
  そのような相手に対抗すべく、この日のセトリは最近の甘いアイドルソングはサブに回し、

  メインは前くぴぽのパンキッシュなナンバーを並べてきました。
  そのことを物販で服部さんにお話ししたら「毎回、対バン相手を見てセトリを考えてる」とのこと。
  この言葉をお聞きして、おれは更にくぴぽさんが好きになりました。

  ファンの人からの「あの曲が聴きたい」ってのもたまには良いでしょうが、毎回「リクエスト特集」

 みたいな主体性の無いセトリを組むのはアーティストとしてあまり評価できません。
、「対バン」って言うくらいなんですから、「他のグループに負けない」って言う気概

 「ライブ全体の調和」を図る気遣いで臨んでいただきたいものです。

  その点において服部さんはアーティストとしての責任を果たしていると思います。
  そしてくぴぽさんにはそれができるだけの「幅広い楽曲群」があります。
  今のくぴぽさんは、強い相手には強い曲、かわいい相手にはかわいい曲、めでたい曲も

 悲しい曲も面白いのもシリアスなのも大概のモノに対応できることに強みがあると思います。

 ④ライブ対応力が高い
  一見クセが強そうなくぴぽさんですが、実際は「対バン相手を選ばない」柔軟性があります。
  地下深いアイドルからメジャーに半分頭を出してるアイドルさん。バンドでもDJでもどんな相手

 とでも違和感なく対バンできます。
  上記③の通り「幅広い楽曲群」が最大の強みですが、それに加え服部さんという「異質の王道」

 の存在が大きいと思います。くぴぽさんは内部に「異質なるもの」を抱えることで、外部との

 違和感が相殺されているように感じます。 

 ⑤新衣装
  今期もメンバー毎に異なるデザインが採用されています。
  しゅりさんとまことさんについては、個々のデザインコンセプトが採用されているそうです。  
  それ以外のメンバーについては不明ですが、新メンバーのお二人にだけデザインコンセプトを

  聞くって事はないんじゃないかなーと思っています。

  ⑥メンバー

  1)服部さん(まきちゃん)   

   ここ1年くらいは敢えて前衛に上がることを抑えたフォーメーションを組まれていたような

  気がしましたが、この日のステージを見て「やっぱくぴぽのフロントマンは服部さんだなぁ」

  思いました。
   新体制発足直後でキャリアの浅いメンバーの役割を補うためでしょうか、服部さんが相当

  頑張ってるように見えました。ただそれでしんどそうとかそーゆー事はなく、とても楽しそうに

  ふざけてる感じが良いと思いました。

  2)あむさん

   身体こそ一番小さいですが、動きの力強さにおいてはメンバー1。群を抜いています。
   かわいい外見とは裏腹にアクション中の「かわいい成分」は控え目、パワフルな動きが持ち味

  です。
   昨年のデビュー以来ずっと言っておりますが、あむさんは素晴らしいパフォーマーさんです。
   しかし、今期において1点だけ残念に思う部分があります。
   それは「衣装」です。

   今回のあむさんのお衣装、お人形さんみたいでとってもかわいいのですが、以下の点で

  あむさんの良い点をスポイルしている気がします。

   a.衣装が重い
    実際の質量はわかりませんしそれではありません。見た目のボリューム感のことです。
    身体全体を覆うふんわりとかさばった形状の為、あむさんの俊敏でダイナミックな動きが

   そう見えなくなっています。
    特に基本動作の一つであるターンやスピン等の回転運動においては、モーメントが増大し

   「止め」のポーズが美しく決まりません。明らかに本来のシャープな動きをスポイルしています。
    あむさんご本人がそれにも負けないようより大きな動きを意識されているようでそこがまた

   不憫な気がします。、

   b.身体が更に小さく見える
    ふんわりしたロングドレス(※)は、小さい体がより小さく見えます。
    素晴らしい足さばきによるステップ移動も、遠目からはもさっとした塊が動いているように

  見えてしまいます。

   c.あむさんの「魅せる身体」が見えない
    最も大きなマイナスはここだと思います。
    あむさん最大の売りである「むちむちあむち」なボデイが完全に覆い隠されています。
    おれはアイドルさんの衣装に露出度の大きさを期待することはありませんが、ことあむさんに

   おいては別です。
    彼女のストロングポイントである「身体」を必要以上に隠してしまうのは上手いやり方とは

  思えません。

  ※後にあの衣装は、2ピース構造となっており、露出の大きなインナースーツの上に、

    シースルー素材のオーバーコートを着たものだとわかりました。しかし恐らくは「狙い」だった

    シースルー素材が思ったよりも透過せず、フロアからはただの白いロングドレスに見えて

   しまったのがマイナスだったと思います。
     
 
 3)しゅりさん
  
   デビュー前の自信なさげな様子はどこへやら、デビュー1週間後のしゅりさんは普通に

  アイドルさんをされていました。
   パフォーマンスにおいては良い意味でマイペースなところが物怖じしなくて良い結果を

  もたらしていると思います。
   まだまだこれからな部分は多々ありますが、何となく上手いことやっちゃてる風なところに

  「勘所の良さ(センス)」が感じられます。

 4)まことさん

   しゅりさんと同じくデビュー1週間ですが、全体的に卒なくまとまりのあるパフォーマンスを

  見せてくれます。
   ただキレイにまとまり過ぎているというか、今一つパフォーマンスに押し出しに弱さを感じます
   個性的なくぴぽメンバーの中でもひと際個性的な外見にもかかわらず「キャラ味」の弱さに

  少し物足りなさを感じます。

   とは言え今のまことさんはお肌と同じく真っ白な状態。これからどーゆー方向性に色付け

  されるのか?或いは服部さんがプロデュースしていくのか?楽しみな存在です。   

 5)うのさん

   うのさんと言えば、かつては代代代さんというバッキバキでバッチバチなパフォーマンスが

  売りのグループのメンバーとして鳴らした人です。さぞやソリッドなパフォーマンスをされるのかと

  思いきや、自己主張の少ないふわんとした柔らかいアクティングを見せて下さいます。

   しかしその身のこなしは新人のそれではなく、しっかりと訓練された跡が伺えます。

  「これは相当シャープな人だろう」と思い、物販の交流でお話ししてみたら、何ともいえない

 浮世離れした雰囲気で掴みどころがありません。そして驚くことに地下アイドル特有の泥臭さが全く

 ありません。
   失礼を承知で書きますが、くぴぽデビュー1週間のうのさんなのに、既に引退を決めた人と

 似た空気感を纏っています。
  今回の3人の新メンバー中で、ある種最も「思ってたんと違う!」と思ったのがうのさんでした。

  ※上記、しゅりさん、まことさん、うのさんについては、今回はファーストインプレッションでしたが、
   その後何回か観覧させていただいて、今ではだいぶ印象が変わっています。今回の記事は

  8/8当時のものとご認識下さい。


 ⑥総括(8/8時点のものです)

    この日のライブの出来は決して悪くなかったです。
  しかしフロアの状況等、諸々の印象から漠然とした危機感を感じました。
  書くべきか悩みましたが、一人のくぴぽファンの正直な感想として記録として残しておきます。

 (1)大阪で売れる必要のないアイドル

   くぴぽさんのキャッチフレーズは「大阪で一番売れてないアイドル」です。
   しかし実態としては少し前までは「大阪でそこそこ売れてるアイドル」でした。
   そして現在は「もう大阪で売れる必要のないアイドル」に移行しつつあります。
  
   理由は「東京で売れている」からです。
   単純に「売れる」ことを目標とした場合、圧倒的にマーケットの大きい東京で売れれば、

  それ以外の地方で売れる努力をする必要は全くありません。東京で売れたものは最終的に

  地方へ波及してくるからです。

   現在のくぴぽさんのマーケティングは完全に東京偏重にシフトしています。
   これは服部さん的には「図らずも」だったと思いますが、結果として東京で

  くぴぽさん的「ブルーオーシャン」を見つけられた意味は非常に大きいと思います。 
   東京が主たる活動場所となったのはコロナのせいだけではなさそうです。大阪より大きな

  マーケットがそこにあるからだと思います。   
 
   元々「去る者は追わず」の服部さんでしたが、ひめなだ卒業後、当時の関西くぴーぷる

  (熱狂的なくぴぽファン)へのケアを一切行わなかった為、従来からのアクティブなくぴーぷるの

  多くは離れていきました。
   もっともファン離れの原因については、元々「関西くぴぽファン構成」が「2番目の女」型

  だった事に起因する部分も多分にあったと思います。

   ★ファン構成については機会があれば詳述しますが

    「くぴぽは本当に大阪で一番売れてないアイドルなのか?」に対する一説として

    「関西にくぴぽファンは多いが、くぴーぷるは意外に少ない」を提示しておきます。

   旧くぴーぷると入れ替わる形で新しいファンも獲得しましたが、その数は最盛期に比べれば

  1/3~1/5程度と思われます。
   それは今の「セトリジャンケン」の様子を見れば一目瞭然です。その競走倍率は概ね

  1.1~1.5と言ったところです。
  
   恐らくくぴぽさんの営業戦略としては
  ①今は東京に力を入れ「知名度」と「数的有利」を獲得する
  ②大阪の旧ファンの流動性を高め、新しいファンを獲得する 

   と言ったところかと思います。

  これを服部さんが意識的にやっていたとしたら(多分やってないw)、この先くぴぽさんはもっと

 売れる可能性があると思います。
  逆に中途半端に大阪にテコ入れするようならば、今までの7年間と変わらない結果をもたらす

  気がします。


 (2)グループとしてのベクトル
 
   各メンバーの目的(方向性)がかなり違う気がします。
  「くぴぽで何をやりたい」ってのは、概ね一致してると思いますが、そこから先の目標(ヴィジョン)

  の有無が全く違うと思います(ように見えます)。
   グループの存続という意味において、ここが一致してないことは大きな不安要素に感じます。
   
   それをすり合わせておいた方が良いとは言いません。
   今はまだ新体制発足直後で方向性の違いは大きな懸念材料にはならないと思いますが

  「アイドルイヤー」を考えればこれから1年前後が非常に重要だろうなと思います。

   今後しばらくは、グループ全体の方向性を気にしながら観察していきたいと思います。



(5) GRATIA-ALA さん

  ※撮影可否不明の為撮らず

 ①初見 
  お名前を聞くのも初めてです。

 ②女の人3人組

 ③現代型ラウド系アイドル
  コロナ規制で多少抑えていたものの、バリバリ近代型のパフォーマンススタイルです。
  デスボとかいわゆるラウド系のノリが印象に強かったので"ラウド系"としましたが恐らく本質は

 そこにないと思います。ただうるさいだけのラウドとは全く違います。ちゃんと歌もメロディーも

 聞こえます。非常に丁寧です。

 ④バリ良かった!
  「歌う」「踊る」の基礎部分がとてもしっかりできています。
  ノリは極めて激しいですが土台がぶれないので観てて心配がありません。
  もう完全に身を任せてもいいかもって感じです。

 ⑤訓練されたパフォーマー
  3人が3人ともしっかりした技術と「体力」を持っています。

 ⑥「メンバーの個性」と「役割分担」のバランスが良い
  雰囲気的には似ていますが、3人それそれに個性が違います。それがパフォーマンスで

 しっかりと役割分担されています。自然にこうなったのか、役割に合わせたメンバーを集めたのか

 わかりませんが大したもんだと思います。

 ⑦観客をしっかり見てる
  どれくらいのキャリアのグループさんか存じませんが「ライブの楽しさ」がわかってると思います。
  観客が求めるモノを知っていて、ライブ中それを出すタイミングをしっかり計っています。

 観客の動き・・・と言ってもコロナ規制でそんなに動けませんから、フロアに流れるかすかな「空気感」

 をしっかりと感じ取って、グルーブを繋いでいきます。
  歌いながら踊りながら、フロアからのフィードバックを受け取ってるのはホントすごいと思います。 

 ⑧メンバー

  1)金髪ふっくらの人
   声がめちゃ良いです。当然歌も上手です。
   そして煽りのタイミングが絶妙です。
   ライブの主たるノリを作ってるのはこの人でパフォーマンスの要と言えます。

  2)腹筋がすごい人
   センターと呼んでいいかどうかわかりませんが、役割上のフロントマンはこの人だと思います。
   典型的な直火型の沸かせ屋で、観客の直接語り掛けるように煽りを入れます。だいたい

  最前3列目くらいの観客の動きはこの人がコントロールしてるって感じです。それだけに動きが

  めちゃ良いです。

  3)長髪の人
   3人組の中では絶対一人は必要な「かわいいキャラ」
   全ての動きの中にもれなく「かわいい成分」を入れてくるプロかわいい屋さん
   それでいてしっかりと熱い!

 あんまり良すぎたもんで、帰ってyutubeで探してみよー!・・・と思ったものの、どうも欲しい奴が

 HITしません。2年位前の奴はあったんですが、最近のはちょっとしかありません。あのライブの

 追体験をって思ってもあんまし情報に行き当たらないと、「もしかしたらおれの勘違いだったかも?」

と思えて来たりします。
 てことで、忘れないうちにもう1回くらい観たいなーと思います。 



 てなところで、本日の記事はここまで 
 ではまた次回!  

【今後の記事の予定】 
 ①服 部真 紀「詞の世界」
 ②最高ジェネレーション「一粒万倍日」リリイベ(2021.8.9)
 ③THE CONNECT PARADE(2021.9.11(昼))
 ④最 高フェス(2021.10.3)
--------------------------------------------------------以下、備忘の為 
   〇私家版「魔法 女子☆セイ レーン3/4史」第3章 
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