今月はブログ強化月間だ！
・・・てなことを思ってた矢先、風邪なんぞを引いてしまいまして
結局いつもの週一ペースでの記事ＵＰでございます。
やっぱ、慣れない事をしようってのが間違いでしたね。
体調はほぼほぼ元通りなんですが、咳が相変わらずでして、
今日は、こんないいお天気なのに家の中で療養しております。
まぁこんな時ですから、のんびり、まったり、ゆるふわに昼間っから、
ブログでも書いてやろうかと思います。
つーことで本日の記事は
2016年10月10日（月・祝）に観ました
ＫＹＯＴＯ大道芸祭２０１６
の思い出です。
（図版１：メインステージ タイムテーブル）
※掲載の図版に関して権利者様の申し出があれば、いつでも無条件に
削除いたします。
１．はじめに
いやー！探せば関西でも大道芸フェスってあるもんですね。
前回・・・天保山ワールドパフォーマンスフェスの記事でも全く同じ事書きましたが
まぁあるもんですね。
今や大道芸イベントは、全国色んなとこで開催されてます。
関西でやってないってのがむしろ不自然だったかもしれません。
ＫＹＯＴＯ大道芸祭の観覧は、おれは今年が初めてです。
「探せば・・・」なんて書きましたが、例によってtwitterのお友達のリツイートを
拝見しましてその存在を知った次第です。←探してねーじゃんｗ
２．ＫＹＯＴＯ大道芸祭とは？
(1）特定非営利活動法人 関西パフォーマー協会
・・・とは？ とか言いつつ初見なもんで何もわかっちゃいないのですが、1点だけ特筆すべき
点がございます。
＜主催＞特定非営利活動法人 関西パフォーマー協会
これです！
大道芸フェスと言えば、地方自治体とか公共団体とか、お堅い組織が主催って印象が
あったのですが、このＫＹＯＴＯ大道芸祭は違います。
主催がパフォーマーさんのＮＰＯ法人。つまり
業界団体主催のイベント
だったっつーことです。
そして目的はずばり「大道芸活動拠点の確保」
お役人さんが「公共の福祉」のお題目のもとに、市民サービスの一環として提供して
いるフェスと違って、業界団体が新たな、そして安定した活動拠点を求めて行っている
「京都大道芸普及プロジェクト」による新規市場開拓のイベントだったわけです。
初期の浅草大道芸（現浅草パフォーマンスプレイス）に通じるところがあるような無い
ような・・・何というか
パフォーマーさんの熱を感じますね！
※上記は何の裏付けもないおれの想像ですので勘違いの可能性も大いにありますｗ
(2）第３回
今年で３回目の開催だそうです
(3）総勢１０組
定点７組、回遊３組の計１０組のパフォーマーさんでした。
３．結論
快適な観覧環境！
以下理由です。
(1）観覧席がある
人気の芸人さんともなると、観客の数も相当ですから全員が座って観るわけには
いきません。が！数に限りがあるとは言えちゃんと椅子に座って観れるので、とても
快適です。
(2）ステージが見やすい
パフォーマンスはステージ上で行われますので非常に見やすいです。
(3）メインステージで全て観れる
あっちこっち走りまわる必要がありません。
１日、メインステージ前に座っていれば、最低でも７０％のパフォーマンスは押さえる
事ができます。
(4）屋内
季節は秋。青空の下の大道芸・・・は確かに気持ちが良いと思いますが、当日まで天候を
気にしなきゃなんないのが煩わしいところです。
その点、ＫＹＯＴＯ大道芸祭は、完全屋内なので天候を全く気にする必要がありません。
なんなら地下で空調も完備なので、めっちゃ快適です。
(5）環境抜群
会場は駅地下の商店街の一角にありますので、何でもあります。
今回は、初見のパフォーマーさんも多かったですし、当然のごとく楽しかったわけですが
特に観覧快適性を中心に列挙してみました。
４．この日観たパフォーマーさん達
(1）オープニング
（図版２：勢ぞろい！初見の人を見つけるとワクワクしますね）
各人自己紹介がてらに軽く芸を披露。
パフォーマーさんが当日の客席の温度を測るのと同様、
観客サイドもこの日のパフォーマーの品定めを行う時間だ。
(2）シンクロニシティさん （漫才ジャグリング）
（図版３：ネタばれにならない写真を選ぶのも大変ｗ）
①ルービックキューブ凄い！
②ジャグリング凄い！
③おしゃべり面白い！
④ショーとして完成されてる
相変わらずショーの完成度の高さに唸らされる。
ジャグリング以外のお楽しみ要素もいっぱいある。
(3）バルーンパフォーマーエルさん （バルーン） （初見）
（図版４：動作に風船のお姉さんを越えた大人っぽさがある）
①すごくショーアップされたステージ
②客上げもある
③バルーンはアベレージ
④おしゃべり上手
⑤バルーンの人なのにあんま太くない
⑥バルーンの人なのに大人っぽい
バルーンを専門でやってる女性パフォーマーさんは、マッシブなフォルムの方が
多い印象。
エルさんは名前からして「エル」なので、どんだけすごい人かと思ったが、意外に
普通な体格だったのでちょっと新鮮
(4）ＺＡＮＧＥさん （ストリートダンスコンタクトジャグリング）
（図版５：これで整体とか行ったらヒーローになれると思う）
①関節すっげー柔らかい
②中腰で歩くの奴凄い無重力感！
③身体はぐねぐねしてるのに、動きはキビキビ。
先天的か後天的に会得したモノかわからないが、自らの身体特性を生かした芸は
観客にプリミティブな驚きを与える。
コントーションは、美男美女に許された芸。
ブサイクな人が同じことやったら「キモっ！」って言われて終わり。
(5）ＷＡＯ!!さん （パントマイムコメディ） （初見）
（図版６：期待通りのパントマイム）
①楽しかった
②基礎的なパントマイム沢山観れた
③動きがなめらか
④アヒルみたいな声でけっこーしゃべる。つか終始喋りまくり。
⑤道具の置き方がキレイ
この日のおれの一番は、ＷＡＯ!!さん。
ジャンルに「パントマイム」って書いてあるのに、フリップ芸しかしない
パフォーマーさんを見ると「今日はそれじゃない！」って思うときがある。
ＷＡＯ!!さんのは、
「ちゃんとしたパントマイム」
「面白い方のパントマイム」
「観客が『それだよそれっ！』って言えるパントマイム」
大満足だ！
(6）スペシャルショー
（図版７：左端は今回司会だけで登場のリスボン上田さん）
①各出演者の技がダイジェストで観れた。
②ちゃんと一個のショーとして作られていた
③面白かった。見応えあった。
un-paさん面白かった！
演技力がある！
回遊の人ってついついさらっと見過ごしがちだけど、じっくり見るとすごい存在感！
(7）トルマリさん （はんなりジャグリング） （初見）
（図版８：珍しい事は何一つしてないのに独特なんだよ。独特。）
①喋り方が特徴的。歌舞伎みたい。
②テンポが良い
③顔(表情？)がくどい(良い意味で)
演技が丁寧で説明もあって、初見にも分かりやすい。受け入れやすい。
技術もあってキャラも良い。
面白い大道芸の３要素の内２つを持っている。
(8）コミュニケーションパフォーマー石原耕さん （物売り口上芸）
（図版９：途中からだとわかりにく。全編通しで聞いてこその芸）
①がまの油売り
②南京玉すだれもある
③喋ってばっかでなかなか芸をやんないのでイライラする
④良く考えたら喋り部分こそが芸だったｗ
芸はまだかまだか？と観客をじらしつつ、巧みな話術で観客の心を掴む、
実はそこが芸。ガマの油売りが本職ではないのに、ついついそう思いこんじゃう。
世界観が楽しい。
難点は観客にその世界観を理解させるのに、かなりの時間説明に要する。
理解できなかったら、全くコミュニケーションの前提が成り立たない。
フェス以外の大道芸で真価を発揮するのは難しい気がする。
(9）ｕｎ－ｐａさん （回遊）
（図版１０：大道芸フェスの常連。大御所。どこにでもいるｗ）
この人いっつも遅刻してくる！オープニングに居たの見たことない！
・・・ってtwitterの方でコメントしたわけですが、決してdisってんのではありません。
毎日全国を飛び回っている非常にお忙しい方のようです。
実際、あまり熱心ではないこのおれですら、色んなトコで見かけてます。
この日の前日は、八戸だったそうです。
八戸でも大道芸のイベントがあるって事に驚きました。
(10）パントマイムプロレスリングさん （回遊）
（図版１１：思ったのと違う方のパントマイム）
①小さい！
②細い！
③白い！
特に面白いことは起きなかった。
(11）チムチムサービスさん （回遊）
（図版１２：ピエロはただの道化と違う。ずば抜けた身体能力の持ち主なんだ！）
①トラディショナルなピエロ
②クラウンじゃなくてピエロ
③実はけっこーなテクがある
④メイク越しでも見えるすっごく優しげな笑顔
⑤イタズラに節操がある。やり過ぎない。
大道芸でクラウンをやってる方は、ピエロと呼ばれる事をあまり好みません。
こっちが「ピエロ」なんて呼ぼうものなら「いいえ、クラウンです」と言い直し
させられる時もあります。
クラウンとピエロ、一体何が違うのか？
クラウンは英語で、ピエロは日本語なんですけど、ただ言語の違い以上に
クラウンとピエロでは、ニュアンスが全然違う気がします。
ピエロにあって、クラウンに無いもの、それは子供の頃から抱いていた
「憧れ」と「親しみ」じゃないかと思うのです。
誤解を恐れず言いますと、クラウンはピエロの高級版なんです。
料理で言うと、 クラウン＝フランス料理、ピエロ＝カップ麺
旅館で言うと、 クラウン＝帝国ホテル、 ピエロ＝東横イン
川魚で言うと、 クラウン＝天然あゆ、 ピエロ＝さわがに
甲虫で言うと、 クラウン＝オオクワガタ、ピエロ＝カナブン
トヨタ車で言うと、クラウン＝クラウン、 ピエロ＝カローラ
ちょっとお高い感じ・・・庶民的ではない印象なんです。
そして何より、
多くの日本人は、クラウンとピエロなら後者の方にワクワクを感じると思います。
※あくまでも語感の印象です。正確な意味とかではありません。
チムチムサービスさんのはそれは「ピエロ」です。
人懐っこくてドタバタで面白くって、でも生真面目で優しい。
そんな気がするのです。
５．その他
(1）ポストカード
会場でアンケートに答えると特製ポストカードが１枚もらえます。
そのポストカードをパフォーマーさんに見せるとサインが貰える仕組みになってます。
ポストカードは会場で１枚１００円で売ってますので、複数の芸人さんからサインを
貰う事も可能です。
おれも貰う気まんまんでした。
が！
貰おうにも、そのタイミングがありません。
ステージでどんどんパフォーマンスが繰り広げられますから、貰いに行ってる時間がない
のです。
おれはパフォーマーさんのサインを集めてはいませんが、フェスのパンフレットや
ガイドブックの類は資料として全部、残してあります。こーゆー特典は初めてだったので
記念にも記録にももらっときたかったなーと思いました。
(2）スタッフ兼任
スタッフさんの数がすごく少なかったです。
そのせいか出番を終えたパフォーマーさん達がすぐさま、スタッフに回ります。
とても忙しそうです。
このあたりの動きも、初期の浅草ＰＰを思い出しますね。
６．まとめ
(1）関西にも良い芸人さんいっぱいいる！
活動の拠点が関西のパフォーマーさんは、自己紹介の時にたいがいそう言います。
言わない人・言えない（喋らない芸ｗ）人の場合は、良くわかんないですが
概ね関西パフォーマーさんで揃えたラインナップは、決して首都圏にも見劣りしません。
関西にも良いパフォーマーさん一杯いるんだなぁって、つくづくそう感じました。
(2）大道芸の社会的認知を高める活動
「日常的に大道芸が見れる環境作り」これがＫＹＯＴＯ大道芸祭の最大の企画意図です。
※パンフレットにそう書いてあるので多分間違いありません。
おれはこのような活動は、大いに評価したいところです。いや、します！
つっても、おれの立場は「善良なる観客」「単なる通行人」ですから、
①ただその場に行って
②観て
③投げ銭をいれる
以外の事はできませんが、このような活動が広く市民に認知される事を期待しています。
何故なら、
大道芸は面白いからです！
文化だとか芸術だとかは良くわかりません。
大道芸は優れた娯楽です！
芸術が無くても生きていけますけど、娯楽が無いとツライっす（おれの場合）。
てな所で今日の記事はここまで。
来週また出張が続くので、次の記事も週末かなぁ・・・・。
【今後の記事予定メモ】
済①10月 ２日：ＭＫ－ｔｗｉｎｔｙ
済②10月 ２日：忍者サーカス屋台村
済③10月 ９日：デスラビッツ
済④10月 ９日：おどろき戦隊モモノキファイブ
済⑤10月１０日：ＫＹＯＴＯ大道芸祭２０１６
⑥10月１５日：三茶ｄｅ大道芸
済⑦10月１５日：魔法女子☆セイレーン（特典会のみ）
⑧10月１６日：浅草リトルシアター
⑨10月１６日：魔法女子☆セイレーン
⑩10月２９日：北原ゆか
⑪11月 ３日：テンテンコ
⑫11月 ５日：魔法女子☆セイレーン
⑬11月 ６日：魔法女子☆セイレーン