《2月のチキンめし探訪●鍋風編》
明日2月9日は、おめでたい
“肉の日”
なので、好物な
《鶏肉料理》
を特集したい了見だが、寒い冬だけあって、熱く鍋風にあつらえた新作がいろいろリリースされているのが、興味深い。
鶏鍋ではなく、“鍋風”って誤魔化しテクニックがユニークで面白いので、今回は、
《鍋風鶏肉グルメ》
を食べ歩いて食レポしてみよう。
先ずは、から揚げ定食チェーンの大御所
『からやま』
で威勢良く幕開き。
注目の2月の期間限定メニューは、から揚げを大胆に鍋に投入した衝撃作
『塩ちゃんこ盛り定食¥890』
やから、大いに驚く。

鶏ガラベースの塩スープに生姜風味を効かせたから揚げ&野菜陣を加え煮込み、ちゃんこ鍋風に仕上げた冬ならではの独創性溢れる鶏から定食と云えよう。

ダシがタップシ滲むから揚げからは、生姜の爽やかなジューシー感が伝わり、食べ進める熱を帯び、胃袋を温めてくれる。

ちゃんこ鍋風と謳いながらも、サイドにはイカの塩辛がキチンと付添っており、からやま流を一貫して突き通している美学が面白く、やっぱし
「ごっつぁんです!!」
と叫びたくなる完成度であった。
続いては、牛丼チェーン随一のパワーヒッター
『松屋』
へ
名古屋のソウルフードを大胆に松屋流に改良し、繰り出した大作
『鶏の土手煮風鍋定食¥960』
を発表。

味噌煮込み料理の代表格を鶏肉と、秘伝のピリ辛味噌󠄀とを相性バツグンに浸透できるように開発された完成度は、面白く記憶に残す旨味を実にパワフルに光り輝く。

鶏肉のジューシー感を引き立て、食欲を爆発させる甘辛い濃厚味噌ダレの威力は、強豪・名古屋めしの振れ幅を象徴しており、お隣のローカルフード文化のカウンターパンチを朝から腹イッパイに喰らってしまった。

ご飯お代わり上等の着火力は、盟友
『松のや』
でも発揮されており、今月より、
《鶏豆腐キムチチゲ》をリリース。

せっかくなので、
『鶏豆腐キムチチゲ・ロースカツ定食¥990』
の豪華版セットでガッツリ向かい合う。

松屋のヒット作として冬の代名詞である《キムチチゲ》に、大きめサイズの鶏肉をタップシ投入し、松のや流にアレンジ。
キムチや豆富と具だくさんなコラボを結成し、けっこう辛めの本格的チゲ鍋スープと熱く馴染み、寒波を吹き飛ばす勢いは2月の夜勤明けには頼もしい刺激が身体を包む。

豚カツとの力強い共演で1000円以下は、破格の熱波襲来と云えよう。
酷しい冬の夜勤帰りに、鍋風のエネルギーは、朝から熱く心を奮わす叱咤激励であった。
では、最後に短歌を一首
『票握り 夜勤帰りに 期日前 一筆託す 暮らしに熱を』
by全竜