毎月恒例の清水の老舗蕎麦屋
『ふるさと』
へ本年初訪問。

云い疲れちゃったけど、改めて新年の挨拶を交わし、いつものカウンター席に腰を下ろす。
大将と談笑しながら、ノンアルコールビールで乾杯。

相変わらず忙しそうだが、お互いグラスを交わし、初呑みに付き合ってくれた。
独り新年会の雰囲気も漂い、楽しい。
冷たい苦味に喉を潤したら、2026年の初おまかせコースの幕開きと相成る。
新年に相応しい愛でたいスタートダッシュを飾ったのが、
『①前菜盛り合わせ』
やから、何とも豪勢だ。

ネタは、
・牡蠣のオイル漬け
・鴨のから揚げ
・辛子蓮根
・タチウオの骨煎餅
・ローストビーフ
・自家製さつま揚げ
と6品も集い、それぞれ個性的に皿の上でひしめき合う。

自家製さつま揚げが特に食べ応え満点で、ビールとも相性バツグンに進んだ。
2品目は、洋風に
『②地魚のカルパッチョ』
がヘルシーかつカラフルに御出まし。

いつもなら刺身盛り合わせの出番だが、マンネリ化打破を狙う大将が一工夫し、仕上げたから恐れ入る。
今年に入っても、ラーメンや揚げ物ばかり食レポしている私を気遣い、野菜もたくさん摂るようにとの心配が含んだ配慮を知り、メタボの恥ずかしさを背負いながら、アタマを掻き、実食。

多彩な野菜陣に、鮮魚は、カンパチ、マグロ中トロ、サゴシ、コウイカと多彩なメンバーが加わり、バラエティ豊かな盛り上がりが食欲を賑わす。
自家製ドレッシングの酸味がテンポ良く舌をくすぐり、猫背に絡まる罪悪感を拭った。
ビールを呑み干し、ハイボール代わりのジンジャーエールをマイタンブラーに注いでもらうと、満を持して
『③天ぷら盛り合わせ』
が登場。

コウイカ、アジ、タチウオ、スズキ、原木シイタケと、今回も豪華絢爛な旬の逸材が勢揃い。

巧みな歯応えのコウイカ、引き締まったアジ、ホクホクのタチウオ、脂の乗ったスズキと其々の海の輝きが発揮される中、ジューシーな原木シイタケが旨味をまとめ上げる構成力に舌を巻き、つくづく唸った。
4品目は、オリジナル料理が現れるのがルーティンと化して久しい。
注目する今年は、
『④タチウオの菜の花巻フライ』
が愉快に登場し、驚く。

揚げたての衣にタチウオの身の柔らかさが弾み、芯の菜の花がホロ苦く春の訪れを粋に呼び寄せてゆく。

濃い緑色の冴え渡り、ビジュアルだけでなく奥深い風流の渦を力強く描いた。
ジンジャーエールをお代わりしたら、独り新年会は、怒涛の後半戦へと突入してゆくのである。
つづく