清水の老舗蕎麦屋

 『ふるさと』

 にて、今年初のランチ訪問。




ジンジャーエールをお代わりしたら、独り新年会は後半戦へと突入してゆく。




 折り返し地点を芳ばしく彩ったのは、 

『⑤カンパチの幽庵焼』

 であった。 




 幽庵焼きは、店の名物であり、私の好物でもある逸品。

ブリやサワラetcでは良く嗜んだが、カンパチ版は初めての遭遇で、テンションも高まる。




脂が最高に乗り、トロケる旨味に秘伝ダレが絶妙な濃さで、魅惑の溶解に加担してゆくのが罪深い。

細長い板皿にガリを添えて、握り鮨の趣向であつらえるセンスも面白い演出と云えよう。

メインディッシュは、グツグツ賑やかに登場したのは、
『⑥海鮮アヒージョ』



煮えたぎるオリーブオイルに、けたたましく浸かる海の幸は、エビ、ホタテ、アサリ、他にも、カボチャや原木シイタケが熱き旨味の層を分厚く盛り立てている。



特に、大振りのカキが惜しみ無く投入されているのが驚きで、カキの食べ納めをしたばかりの身にとって、パンチ力に勝るインパクトを誇った。



心地良い灼熱地獄に舌の根まで快楽の底に沈んだ。

〆は、ズルズルと麺で〆括りたかった了見を見透かされたのか、
『⑦潮汁の鍋焼きうどん』
を繰り出してくれた。



其の日の仕入れた様々な魚介を煮込んだ渾身のダシが、磯の旨味を凝縮して、完成しているのだから、美味しくないワケが無い。



研ぎ澄まされた塩味の水面にうどんが勢い良く絡まり、滑り込む。

野菜やツミレetc具だくさんな構成力も堪らなく嬉しい。


最後はアガリを啜りながら、デザートの盛り合わせで甘〜くフィナーレ♪

今回は、
『⑧チョコチーズケーキと愛スクリーム添え』



仲居さん曰く、
「アイスのアイは愛すの愛ですよ♪」
と力説していたのが、愉快で、恥ずかしくも、有意義に味わう。



シットリ溶け込むケーキの舌触りに、溶けたバニラアイスが染み込み、まさに愛すべきクオリティに感謝して完食する。

御馳走様でした。

初回から、オツな門出を祝う事ができ、感涙に満ちた素敵な1月の昼下りなのであった。

本年も宜しくお願い致します。

では、最後に短歌を一首

『春集う 熱き荒波 鍋深く 乗せる気遣い 門出を愛す』
by全竜




温まりたい日の献立

 

 

 

 

 

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