《寒い冬はホットに乗り斬れ!!ピリ辛旨辛グルメ探訪》
先ず、トップバッターを飾りしは、クリスマスが一段落し、通常の白タキに戻ったカーネル・サンダースがお待ちかねの天下の
『ケンタッキーフライドチキン』
かの紅い名作
『レッドホットチキン¥340』
が期間限定で復活を遂げたのである。

今作の醍醐味かつ脅威も共有する魔の激辛ソースは、幸か不幸か品切れになっており、存分にストレートでカブりつく。

バリっとクリスピー仕上げの揚げたてで迫る皮の芳ばしさと、ジューシーに溢れ出すチキンの肉質からテンポ良く炸裂する真っ赤な刺激が弾け飛ぶ快感は、ハマると中毒性と化す。

クセとなると、1個では歯止めの効かない恐るべき爆発力と云えよう。
続いては、寒い時季に欠かせないジャンル
《鍋》
で堪能したくなり、訪ねたのは、ご飯お代わり無制限のパラダイス
『やよい軒』
満を持してグツグツと賑やかに登場した深紅の刺客こそ、旨辛グルメブームの核を担う看板役者
『麻辣火鍋定食¥1190』
である。

速攻性の強い唐辛子と、余韻でジワジワ浸透する
八角の両極の個性を秘めたスパイスを巧みに活用して創り上げた旨辛マグマは、豚肉や野菜etcの豊富な具材を導火線として白飯経由で、容赦無くスパークする威力は、本格派の例えでは片づけられない。

痛点と快楽の振子の幅は、想像を超えており、お代わり3杯では歯止めが効かない。

身体がメルトダウンに陥る威力と云えよう。
最後は、麺でズルズル〆括りたくなり、辿り着いたのは、静岡ラーメンの永き王者
『麺や厨』
毎週木曜日開催の二毛作イベント
《麺屋BOSS》
にて、待望の本日限定ラーメンは、奇遇にも
『濃厚坦々まぜそば¥1100』
であった。

2000年代に一大ブームを巻き起こした台風
《汁無し担々麺》
を令和に厨派流改良を加えた野心作。
エスニック系のエキスパートである権威のスタッフ陣が手掛けた1品は、挽肉炒め&フライドガーリックが多めに配分された王道の世界観が美しい。

豪快に箸で全体をかき混ぜると、うどん並みにかなり太めの特製ちぢれ麺に力強く絡まり、豪快なる旨辛の渦を描いてゆく。
混ぜ込めば混ぜ込む毎に、味付けの複雑性が芯に向かって独創的な一体感を成し、舌を巻き込む。
混ぜそばならではの牽引力は、麺を食べ終えた後に投入する〆の
《追い飯》
に更なる本領を発揮し、勇壮なるエンディングを奏でており、終劇まで飽きさせない。

コクを支える温泉玉子がクリーミーに活躍しているのが愉快に食べ応えの層を厚く重ね合わせる演出に唸った。

まだまだ寒い冬が続くので、ピリ辛旨辛料理の刺激を追い風に、寒風を突き破るってぇのも得策の1つではなかろうか。
と呑気に思う1月最後の週末なのであった。
では、最後に短歌を一首
『燃ゆる紅 追い風と抱く 冬の帰路 舌巻き進む 香辛(行進)の旅』
by全竜
