昭和のキャンプソング | 大ざっぱなO型キャンプ

大ざっぱなO型キャンプ

2023年の夏、2拠点生活の長野でキャンプ再デビューしました。

子供会のキャンプでは出所がなんともわけのわからん歌をよく歌わされました。

 

中でも群を抜いて印象的な詩は何といっても

キャンプだホイでしょう

キャンプだ ホイ キャンプだ ホイ キャンプだ ホイホイホーイ
キャンプだ ホイ キャンプだ ホイ キャンプだ ホイホイホーイ
初はじめて見みる山 初はじめて見みる川かわ 初はじめて泳およぐ海うみ
今日きょうから友達ともだち 明日あしたも友達ともだち ずーっと友達ともだちさ

 

ちなみに3番まであります。

ホイホイホーイ

のところは、さすがに大人のひとも恥ずかしいのか、どうやって楽し気に歌えばよいのか、微妙でした。あまり外人になりきってやってしまうと、大人の事情がいろいろあったのだろうなと想像してしまいます。恐ろしいことに、決められた

振付け

があったので

たのむ、早く終わってくれ

とおめでたい西山くん以外はみないやいやでした。

 

キャンプだ    手を開く。
ホイ    手を打つ。
ホイホイホーイ    膝打ち、腹打ち、万歳。
はじめて    驚いた様子で手を広げる。
見る山    手を胸の前であわせて下へ開いて下げて山の形を作る。
見る川    腕を前に出してゆらゆら川の流れの仕草をする。
泳ぐ海    平泳ぎの仕草をする。

今この年になって冷静に眺めてみると、なんとなく

言いたいことはわかるがやらんでもええ

ときっぱりと言えるのですが、当時の大人のひとには頭が下がります。

 

田舎の子供会キャンプでは、キャンプ場まで歩いていくことが多く、その時に歌わされた歌が

キャンプまであと10マイル

という歌で

マイルってなんやねん

という疑問を感じながら

まぁ、そういうもんじゃろう

と思っていました。

 

キャンプまであと10マイル
歩いて休めば9マイル

 

という歌詞を延々と歌いながら、

何となくキャンプ場に近づいてきたなと忖度

して誰からともなく

 

キャンプまであとマイル
歩いて休めばマイル

 

と数字を減らしていくのが良い子でした。

なぜかキャンプ場につくと

 

キャンプまであと0マイル
歩いて休めば0マイル

 

つじつまを合わせます

着いたんなら休まんでもええやろ

などと突っ込みどころは満載なのですが、昭和の子はキャンプができることにキラキラしていてそんなことは思っていても言いませんでした。

時々

今何マイルやったかわからんようになった!

などと

余計なことを言うやつ

が必ず居ましたが、そもそもマイルなのが間違っているので誰も相手にしませんでした。

 

何と言いますか、昭和のキャンプには「こうしなさい」「これをしなさい」というプログラムのようなものが決まっていて、そのようなことになってたように思います。