2023年11月
ジョグジャカルタ市内観光③
スコールの中でドライバーの名を叫ぶ のち グドゥッの昼食
王宮を出て門まで走り、車まですぐだから余裕と思ったら・・
運転手が近くにいなくて車に入れず
とっさに傘をさして
事前に登録していた番号にかけて呼び出すけど、全然出ない
(最悪の場合LINEで現地手配会社の方と連絡取れるので不安に陥る事は無し)
レインポンチョの方が良かった・・と思うものの、すごい雨で被る余裕はなく・・
近くにいるはずだから、仕方なく
「うちの運転手・・いませんね見ませんでしたか?」
「うちの運転手のMr.アンディ見ませんでしたか? 知りませんかー。」と
駐車場前の露店の人に尋ねたり
門まで戻って、横のテントの下の人のたまっている所(お茶してた?)を尋ね歩いたり
駐車場の先の道路まで出てみたりして、皆を困った顔にさせました。
傘をさしても濡れた服が貼りつき
長距離移動なので
ワンピースの下に、寒さ&むくみ対策の薄手のレギンスとフライトソックスを履いていたのを
空港で、預け荷物受取前に化粧室で(ジョグジャ新空港、長椅子あり脱いで、
足に日焼け止めを塗ったりして準備
こんな事なら、王宮入口で雨宿りしてれば良かった?と思いながら
やけになって「アンディー!!」大声で叫びました
雨音に消されて聞こえない、か近くにいない・・
だんだん外国で叫んでる自分に可笑しくなりました
(しかも朝出会ったばかりの人を、もう呼び捨て)
インドネシアのスコールといえば「雨の中でやけになって叫ぶ」を連想
気を取り直して、もうドライバーより、少しでも雨宿りできるとこ探してトボトボ
さっき ”屋根付きバイク置き場で雨宿りしていないか” 入口まで行って尋ねた時、
「私は英語は話さないんだよ。」と(英語で)仰た係員のおじさん
制服を着て怖そうだったけど、あそこしかない、と
ダメもとで”軒を借りに”行ったら、
お願いするより先に「まだ見つからないのか」と軒先のベンチに座らせてくれました
一番最初に尋ねた露店の青シャツのおじさんが土砂降りの中
「ドライバーが帰って来たよ」と呼びに来てくれたり(別の車のドライバーでしたが・・)ずっと気にかけて下さっていたことに感動
私が声を掛けた後、雨の中歩いていらっしゃったのが探して下さってたのなら申し訳ない
しばらくすると「中に入りなさい」と言われ
風が吹き、横からの雨を傘でよけていましたが既に本当に助かっているので遠慮していたら
「そこじゃ濡れる。」と、おじさんの座っていた藤の背もたれの椅子を
奥に移して勧めて下さり
(元々小さな管理ボックスの中、お二人のうち一人が座り、一人は立っていらっしゃった)
おじさま二人とも立たせてしまって、申し訳なく雨宿りしていると
雨の中を走る人
ドライバーが車に戻ってくれました
車に入れず大雨の中ドライバーを探し回る私を心配して
見ず知らずの方々が親切にして下さり、
おもいがけずジョグジャカルタの方々の優しさにふれ、ちょっと得したかも
なぜ車の近くにいなかったか尋ねたら「でも時間通りでしょ」と仰るので
10分程度の間の事だったのかもしれません
で、すごい雨なので先に昼食へ
空港から市内に向かう途中、私が郷土料理が食べたいと言い
”グドゥッ村に連れて行ってくれる”事になったと思いますが
郊外の村かと思ってたら・・すぐ近くのナシ・グドゥッ専門店街!
沢山の店が並んでいました
(店の名前を尋ねたら「通りと同じ名前」と仰ったので、ウィジランかな)
店の入り口で、付け合わせを選んで注文し、奥のテーブルへ
聞かないと全く何が何だか分からないけど、ドライバーさんが説明して下さった
<テンペ、トウフ(厚揚げみたいなの)、鶏肉(部位二種)、辛いのの5種だったかと>
選びきれず4種お願いして、豪華ナシ・グドゥッになりました
断ったはずの、辛いのまで乗っていて
まぁいいかと思ったけどそれは本当に辛くて少しだけ、他は大丈夫
甘辛いグドゥッの味がおいしい
片側は日本でなじみ深い小上がり席でしたが、濡れた服で正座は嫌でテーブル席へ
ものすごくお腹いっぱいになりました
支払の時に紙幣を出したら妙な空気に
紙幣出し間違えてお釣りが無い?と思ったら、逆
桁が多過ぎて、数字に弱い私はインドネシアで店番できない
電話には出ないアンディさんですが
日本で働いた経験があり、英語ドライバーなのに日本語を話して下さり
初めてインドネシアの空港に一人で来てホッとしたし
運転マナーが良く、狭くて人の歩いている中での駐車も上手で安心して乗車出来ました
郊外に住んでいらっしゃるのに、道をよく知っていて渋滞の通り抜けっぷりもすごかった
何より、旅行代金(現金)はドライバーさんに渡す事になっていて
信頼できる運転手を手配して下さった、という安心感がありました