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感想文

ゲームやら映画やらの感想文、ネタバレもあったりなかったり。

近所にレンタルがない抜け作品あり。
奪還以降はあからさまな手抜きっぷりに見る気が失せた。

---セガール神拳時代---
地味ながらセガール本人が攻撃を受けいなして倒すまでを1カットで見せる。

●刑事ニコ
当時30代のセガール、痩せていて精悍な顔つきをしており、アクションも1カットで自ら受けセガール拳で倒すまでをしっかり撮っていて動きもキレキレ、でもちょっと前髪がきてる。
悪党尾行して教会行ったら神父に話しかけられてそのまま帰ったり、神父が計画を喋ってないから尋問で聞きだす必要があるのに即爆破で殺そうとしたり、意味有り気な女が結局放置などツッコミ所が多い。
ただ冒頭の従妹を探す件が最後で繋がっているのはちょっとおもしろかった、バーにちょい役でマイケル・ルーカー出てるし。
最後は「皆さん、権力者達への監視の目を怠ると政治は危険な方向に行きますよ」というセガールからのメッセージが。
珍しく顔面血だらけながら手負いの状態から30秒足らずで5人を瞬殺っていうものすごいセガール度、オススメできるセガール。

●死の標的
ストーリーは相棒殺され家族狙われ麻薬組織を倒しに行くというよくある話、冒頭で逃げてる売人?がダニー・トレホ!
黒魔術を臭わせる要素があり倒したボスが復活するも聞いていないのに自ら勝手にトリックをばらす無意味さ。
ボスはセガールに剣を向けるという超死亡フラグを立てるもセガールを酒棚に突っ込ませたり壁に叩きつけたりと意外と奮戦、だがそれが仇となり目玉を潰され背骨折られた上にエレベーターシャフトに投げ込まれ串刺しになるっていう酷い事に・・・。
アクションもフレームに敵3人を収めたままなぎ倒すなどセガール拳が炸裂、オススメできるセガール。

---セガール拳時代---
セガール本人がやってもいるがカットやスタント利用、合気道ではなくただ蹴る・投げるだけの楽なアクションが増える。

●沈黙の戦艦
セガールといえばコレ!というくらいおもしろい記憶があったけれど、改めて見るといまいち・・・。
アクションは攻撃→カット→やられるのカット多用で受けて倒すまでの流れを見られずセガール拳を堪能できないし、そもそも格闘戦自体が少なく銃撃戦や爆破が多い。
ストーリーも『刑事ニコ』に続きCIAの無能っぷりを盛大に主張。
今回もボスの目玉えぐってナイフぐっさり、目玉えぐり好きだなセガール。

●沈黙の要塞
セガール初監督作品&ラジー賞最低監督賞作品。
助けられたエスキモーの長老が環境破壊について長々と話した後で施設を止めるために爆破するのを反対されると「おとぎ話は好きだがそれじゃ現実は変えられん!」と一喝し、最後も石油掘削機と精製所を塩酸ぶちまけ大爆発させた後で「環境破壊は許せません」と語りだす謎展開。
セガールは、敵のボス曰く「怒らせると想像する最大の悪夢より恐ろしい」「奴に不可能はない」、経歴はワシントンでも極秘扱いで重要任務の軍隊訓練を任されるほどの男なのだが、そんな男がなぜこんな悪党の下で働いていたのかがさっぱり分からないなどおかしな点ばかり。
アクションはカット多用で数ヶ所受けていなすまではあるが倒す前にカットが入りいまいち、またアクション自体が3回しかなく最初の酒場乱闘以外は銃撃戦と破壊工作メインで格闘戦が少ない。
見所が何一つない説教臭いだけのセガール。

●暴走特急
アクションが基本背面からの撮影で1アクションごとにカットが入り腕や足をアップにするやり方は最近のスタントダブルを使ったアクションと同じ手法。
最後の最後に1回だけ攻撃を受けて投げるシーンがあるだけまだマシか。
『沈黙の戦艦』の正当な続編だが、中身はまたCIAのブレイカーが異常者を局員にして働かせていたが解雇したために事を起こしたという全く同じ流れ。
セガールの名前を聞いただけで精鋭の傭兵達が震え上がる恐るべきセガール。

●グリマーマン
グリマー(Glimmer)とは一瞬の光、その光を見た者は死ぬグリマーマンだったが突然仏教に目覚めた男セガール。
今回もCIAが黒幕になっていてどんだけセガールはCIAに怨みがあるのかと。
アクションは今回もカットやアップが多いが、その合間に横アングルで顔出しアクションをそれなりに見せてくれるし繋ぎも悪くないので結構見られる。
特におもしろい訳でもないが相棒との絡みや捜査も悪くなくそれなりに纏まっていてこの辺りではそれなりにオススメできるセガール。

●沈黙の断崖
冒頭でセガールが水質検査をしていると小便をするガキがいて追いかけると、チンピラが銃を突きつけ何も聞いていないのに「ここがマリファナ畑と知ってるか?」と自ら暴露し案の定ボコボコに、セガールは「(環境調査が目的だから)マリファナに興味はない」とそのまま帰るというシーンがあるのだが、本筋に全く関係がない。
環境汚染と共にセガールと女性のロマンスも軸になっているのだが、怒ったり仲を深めたりをコロコロ変えているだけでなんのドラマにもなっておらずおもしろみがない。
アクションも本人がやってはいるが1動作ごとにカットが入りキレがなく、ぶつ切りのアクションを繋げただけで全体の流れが考えられていない。
ただカーチェイスはバンパーカメラで小屋に突っ込んだり対向車とのすれ違いもスピード感があってよかった、セガール関係ないけど。

●DENGEKI
日本では『沈黙のテロリスト』が先だがアメリカ公開はこちらが先。
最初の車泥棒戦はスタントとカット多用ながらも引きの本人アクションを挟んでアクロバットもあって割と良い、それ以外はアップが多くていまいち。
ストーリーも展開が雑ながら黒幕の黒幕やラトレルの正体など凝っている。
そこそこの内容ながらまだ見られるレベルのラストセガール。

---セガール拳死亡時代---
スタントがやるアクションの合間にセガールの顔アップが入る完全手抜き。

●沈黙のテロリスト
セガールは主役ではなく爆弾処理班にいる相棒のような立ち位置なのだが、とにかく説教が長い。
苛立って捜査をする主人公に対し「冷静さを身に付けるには無の境地を理解しろ」から始まり、「理解すれば敵も見方もない、同類だと分かる」と世界平和論に飛び、「冷静さを学ぶには爆弾処理は1回勝負だと学べ」といきなり爆弾処理の話になり、「無の境地になるには自我を捨てろ」とまた無の境地に戻り、その後もあれやこれやと言った挙句最終的に「瞑想しろ」という結論を8分もかけて喋る、長ぇ!
最後は爆弾物らしく爆弾解除になるのだが、残り1分でパニックになる主人公を落ち着かせるためにまた説教を始めるもその説教だけで軽く1分を越えている。
その後爆弾をダラダラと探らせあと数秒で解除できるのだが実際には3分以上経過、タイマーと実時間が連動しないのはお約束だけど残り1分の状態からダラダラ説教やってダラダラ解除しているので緊張感も何も無い。
デニス・ホッパーが一流の爆弾テロリストというボスのような立場なのだが、終盤で彼女に爆殺されて死亡っていう・・・。
アクションも最後にちょっとあるだけで、背面ショット→セガール顔アップ→敵の攻撃→顔を隠したスタントのアクション→敵は死ぬ、という完全手抜きの酷い物。
見る気が萎えてくるセガール。

●奪還アルカトラズ
ロシア人の潜入捜査官なセガール、潜入捜査中にそれを知っている上司に撃たれて20分間仮死状態(原題のHalf past deadの意味)に。
後々「なんで撃ったの?」と切り出すと「そんな話してる場合じゃない!」と逆ギレされてそのまま、展開の都合で別に何も考えてないんだろうなぁというのが透けて見える。
敵も人質を取ってヘリで逃げるも「海水浴がしたいってよ!」と人質を海に放り投げ自ら手放すアホさ加減で、ヘリごと爆死っていう酷いオチ。
映像は細かいカットやスローと早回しなどカッコつけようとして滑っているし、会話シーンはバストアップどころか見切れるほどの顔ドアップがくどい、顔で持たせられるほどの演技力もないし。
アクションはセガールも準主役の黒人も顔を隠したスタントのアクションの合間にちょろちょろ手を動かす本人が入る手抜きアクション。
だがシックス役ニア・ピープルズは女性で40歳越えながら自らかなりキレのあるアクションをやっておりそれが唯一の見所、情けないセガール。
ちなみに元々は『ザ・ロック』というタイトルで作られていたが同時期に同名タイトルの映画があったため延期されていたらしい、セガールに金の隠し場所を教える死刑囚のやりとりは全く同じ。
商売上仕方がないのだろうけれど、最大の欠点は邦題をベイマックスにした事。
この映画のラストは、6人が謎のスーパーヒーローとして出動した所で原題『Big Hero 6』とタイトル兼チーム名を出して締めるという流れなのだが、そこで邦題『ベイマックス』と表示されるので肩透かしをくらいズッコケる。

ストーリーはヒロの発明の買取を断られた会社社長のクレイが私利私欲のために大学を爆破し発明品を奪い、キャラハン教授とヒロの兄タダシが巻き込まれて死亡、ヒロは兄の仇を取るため仮面の男=クレイを追うというベタベタの王道展開。
だが実際はキャラハン教授がヒロの発明品で生き延び仮面の男として娘を殺したクレイに復讐しようとしていて、タダシはついでに死んだだけだったという・・・。
王道展開に捻りを加えた結果ズレてしまい、タダシの死が非常に軽くなり話の展開上殺しましたという感じを受けてしまう。
また仮面の男が使う武器はヒロの発明品なので構造を一番熟知しているはずなのだが、操作妨害や乗っ取りなどのアプローチを全くしないので違和感がある。

宣伝の泣ける映画というのも嘘ではなく、ベイマックスのとぼけた動きやローバッテリーで酔っ払いになったりと笑えて楽しい。
ヒーロー映画らしくアクションシーンの見応えもあり、特にゴーゴートマゴのスピード感は良い。
またディズニーエニメだがマーベルコミックが原作なので、マーベル映画おなじみのスタン・リーもしっかり登場。
戦車知識なしのフューリー感想文。

最初の町進攻戦は、戦車を盾にしつつ歩兵随伴で進み射撃方向から敵位置へ砲弾を撃ち込み最後は歩兵展開とリアルっぽくて見応えがあった、敵の戦車砲が装甲に当たり跳弾する所は特に。
ティーガー戦車との戦車戦も、本物だから直進しかできなかったのかケツ向けっぱなしなのが気になったけれど3機で当たっても物ともしない化け物じみた性能でこちらも楽しめた。

が、最後にある宣伝文句の5人対300人の戦闘がいまいち。
まず十字路が重要な防衛ポイントで突破されたらヤバイという設定だけれど、だだっぴろい平地にある十字路なので重要ポイントに見えず、行くのが戦車3機だけでさっきまでいた歩兵は誰一人こない。
そして地雷で履帯が破壊され移動不能になるので、その後はひたすら銃乱射するだけ。
聞いた話によると十字路=十字架で墓標って意味だからあそこで固定だったらしいのだけれど、それなら別に最初は普通に戦車として戦いパンツァーファウスト食らって履帯壊れた場所が十字路の真ん中でしたってオチでも良かったんじゃないかなぁなんて。
他にも最後は戦車内にポテトマッシャー投げ込まれたのにブラッド・ピットは綺麗なまま死んでたり(最初に死んだ副操縦士は肉片になってたのに)、ドイツ軍はパンツァーファウストあるのに夜になるまでずーーーっとLMGやら撃ちまくってるだけだったり、スナイパーはなんでか戦車の真横まで来て狙撃してたりでオチが中途半端感。

それでも、煙の中に佇む戦車は最高にカッコ良かった。
冒頭が牢屋に入っているウェズリー・スナイプスを脱獄させるシーンから始まりなぜ刑務所に入ってたのか聞かれると「脱税だ!」と答え、本当に脱税で捕まって刑務所に入っていた事をネタにしていて爆笑。
見たかったものが見られたのでこれだけで大体満足できる。
その後も身軽に鉄骨を渡り「ナイフを使うには10年早い」と殺陣がブレイドっぽい。
アントニオ・バンデラスは優秀だけれど歳だからダメとチーム参加を断られると「仕事をくれぇ!」という実際仕事が減っている事をネタにした悲痛な叫びが。
マシンガントークでひたすら喋り続けるコメディキャラで仲間のうんざり具合が笑えるのだが、その話が実は自分以外が全滅した昔の部隊の事で不意にグッとくる仕掛けになっていて上手い。
戦闘服がスペイン風な胸元に切れ込みのあるシャツで大きく手を広げながらなどやたらカッコつけた撃ち方に、戦闘中でも女性を口説きに行くあたりはマスク・オブ・ゾロやデスペラードっぽい。

今回は一端チームを解散して若いメンバーと新チームを組むのだが彼らはガジェットやハッキングを駆使した現代アクションテイストになっていて、いつもの突撃して撃って殺すな1980年代アクションのノリに変化が加わっている。
もちろん最後は新旧メンバーでの超ドンパチ祭りになるので軸はブレておらず、最後には旧メンバーが若いメンバーたちを見守る親のような状況になっているのもおもしろい。

だが途中から旧メンバーの出番が随分なく新旧メンバーが絡むシーンもほとんどないので描写が弱い、最終戦では新旧メンバーでタッグを組ませて立ち向かうような仕組みにすれば互いを認め合う展開もできたような。
ウェズリー・スナイプスも活躍したのは序盤だけで終盤は死んだ振りしてたくらいで印象に残るシーンがないのも残念。
ハリソン・フォードと共にアーノルド・シュワルツェネッガーとジェット・リーが応援に駆けつけるが、ジェット・リーは病気でアクションができない状態らしくヘリから銃撃ってるだけで持ち味が出ておらずあまりパッとしない。
これなら怪我から復活したテリー・クルーズにエクスペンダブルズ2からシュワルツェネッガーが借りたままになっていたAA-12を返して応援に来るって展開の方が燃えた気がする。
あと爆発がCGばかりになってしまったのも残念、また1のように本物の爆発でやって欲しい。

途中でメル・ギブソンが「キャンバスに絵の具を塗りたくっただけのクソ」という絵を買うシーンがあるのだけれど、流れ的に必要がないしあの絵にもなにかネタがありそうで気になる。
輸送機でオメガの元へ向かうケイジ、リタ、J小隊の6人、攻撃され落下するが不時着はせず降下中にエンジン再稼動し止まらずそのまま地面を滑りながら突撃。
次々と襲ってくるギタイに対し応戦するもJ小隊の隊員がちょっと見せ場がありつつ1人また1人とやられていく。
なんとかルーブル美術館に到着するがどんどんとギタイが迫っていて、重傷を負った隊員が「俺にはもう必要ない」とか言いつつパワードスーツのバッテリーを外してケイジに託し、ケイジとリタが突入した後で輸送機ごと自爆、ギタイを食い止めると共に入り口を塞ぐ=退路もなくなる。
(この辺りでパワードスーツのローバッテリー表示とか)
内部を突き進みオメガの元まで辿り着くもののアルファとザコギタイ数匹も待ち構えていて、2人共バッテリー残量ほぼゼロの警告表示。
ケイジとリタの会話がありキスの所で託されたバッテリーをリタが取り、囮として飛び出す。
リタがザコギタイを蹴散らすシーンはあるがはっきり見せないけれどアルファにはやられたっぽい感じで、水に飛び込むケイジに気づいたアルファが襲い掛かる。
もつれ合いながら沈んでいき、応戦するもケイジのパワードスーツはボロボロになりバッテリーも切れ動かなくなった所をグサッと突き刺されるが、右手には引き抜いた手榴弾のピンが。
ドーン!!

そんな感じで、ケイジとリタがすぐパワードスーツ脱いで生身になっちゃったのと、せっかく連れてきたJ小隊6人が何も活躍せず3人死亡し1人も重傷だった辺りの不満点をどうにかこうにかした妄想。
バッテリーは劇中でも切れてパワードスーツが動かなくなったシーンがあったし、原作でもバッテリー切れそうなリタが死に行くケイジから奪って見取るシーンがあるので入れたかった。
近所にレンタルがない抜け作品あり。

○サイボーグ
サイボーグなのはヴァン・ダムではなく女性科学者の方、でもサイボーグである意味はない。
他にも色々と思わせぶりなセリフは出てくるがどれもこれも意味がないし、ヴァン・ダムが張り付けにされていたのに敵集団を追い越して待ち伏せしているといったひたすらおかしな展開の連続。
アクションも数方向から撮った映像をカットにカットしまくって繋げているので非常に見づらい。
ただヴァン・ダムがつま先ナイフの後ろ回し蹴りで敵のノドを切り裂くアクションだけはカッコよかった、そのたった8秒でも15カットあるけれど。

○ブルージーンコップ
普通囚人として入る前に調べた上で調査対象近くに潜入する訳だが、とりあえず入ってから調べようぜっていうワイルドさ。
刑務所長は「俺がルールだ」と言っている割に囚人たちは自由気ままに弾丸まで作っているし、殺人は儀式的な物というのも全く関係なかったりとツッコミ所満載。
アクションも攻撃→カット→殴られるばかりでカットが頻発するので見づらい。
ゴキブリのいる汚い独房や貼り付けにされてシャワー攻めなど後の『HELL』を連想させる。

○ダブルインパクト
とにかく弟ヴァン・ダムがゲイみたいな服装でセリフも行動も軽く、兄ヴァン・ダムも妄想で彼女と弟がやってると思い込んで殴りかかり仲違いなど全体的に持って行き方が雑。
終盤で捕まったヒロインとおやっさん、ヒロインは連れて脱出するが拷問でボロボロになったおやっさんは放置、自力で歩いて脱出っていう鬼畜っぷり。
アクションはスローを使っての蹴り→吹っ飛んでガラスぶち割り、一杯飲んでグラス握り潰すといったカッコイイシーンもちょこっと。
だが長い戦いになるとスロー、カットが連続し、最後の殺し屋戦は回し蹴り→しゃがんで避けるをひたすら繰り返すだけというショボさ。
時期的にたぶんジャッキー・チェンの『ツインドラゴン』はこれのパクリっぽい、パクリの方が出来いいけれど。

○ユニバーサルソルジャー
ベトナムの再現を上手く活用したストーリーに中盤の子供のようなバカっぽいヴァン・ダムとラングレンのイカれ具合もぴったりで、ヒロインのちょっとした仕草もいい雰囲気。
アクションも細かい攻撃はカットを入れず締めのヴァン・ダムキックで入れて流れのよさとダイナミックさがあり、炎をバックに立ち上がるヴァン・ダムがカッコイイ。
暑いからと裸になっても靴下は脱がないヴァン・ダムのこだわりを感じる。
これまでの作品と比べ完成度が違いオススメできるヴァン・ダム。

○ハードターゲット
アクションはスローがちょっと多すぎる気がするが上手く使いダイナミックさとスピード感の緩急があり、ヴァン・ダムがコートの裾を後ろに回す仕草がカッコイイ。
ただスローのために攻撃が当たってないのが丸分かりだったりするのが難点・・・。
他にも敵が使う中折れ式単発銃のリロードや、ショットガンのグリップ側で車の窓ガラスを割りクルッと回して頭ズドーンなど目を惹く所が多い。
ジョン・ウーのスローを用いたガンアクションと爆発、ヴァン・ダムの蹴りがマッチしたオススメできるヴァン・ダム、しっかり白鳩も飛ぶ。
敵が壁越しに背中を合わせリロードして撃ち合う、敵が名前を連呼するというのは後の『フェイスオフ』でも使われている。

○ボディターゲット
腕の立つ脱走犯ヴァン・ダムが強引な地上げに苦しむ母子家庭の農家に転がり込み絆を作って追い返す、という西部劇みたいな内容。
ストーリーもアクションも悪くはないがそれほどよくもない普通な感じで普通に見られる。
ヴァン・ダムが水浴びしている所を見た幼女が食事中に「彼はデカチンなの」と爆弾発言をするも、母親は「普通よ」と返したりオープンすぎる会話がおもしろい。
壁に段々カメラが寄っていくとショットガンで穴が開きそこから外の人物が見えるシーンは結構いい。

○タイムコップ
タイムマシンを使ったSF物だけれど未来世界の町並は現代と変わらず、過去改変の影響も説明はされるが人を殺しても変化があるのは社名が変わるくらいで活かされていない。
過去にいた証拠を消す為に採血容器を回収に行ったりしているのに、犯罪者を一旦未来に連れ戻してから死刑判決し過去に戻して殺すなど一貫性がなくめちゃくちゃ。
基地内でのヴァン・ダムと敵の相手が黒幕だと分かっている上でのやり取りはおもしろい。
アクションも殴り→カット→殴られ系でハイキック、開脚などヴァンダミングな所や壁から天井を駆け上がるシーンもあるがスタントのためかとにかくカットが多い。

○ストリートファイター
ゲームをそのまま実写化というのは無理な話だが設定変更が酷く、それを差し引いてアクション映画としてみても酷い。
バイソン(日本でいうベガ)が捕まえた捕虜の中にヴァン・ダムの親友がおり「チャーリー、助けに行くぞ!」とTVに叫んだせいで目を付けられて実験体にされるチャーリー。
実験でブランカになったチャーリーになぜか気づいたヴァン・ダム、呼びかけると自我を取り戻したのに即銃を向けて殺そうとするヴァン・ダム、なにこの鬼畜。
そんな感じでひたすらツッコミ所ばかり、寒いギャグ、小物すぎるバイソンとひたすら酷いという言葉しかでない、102分が3時間に思えるほどの苦行。
アクションも固定カメラで動きがない止め絵、顔アップ→敵やられる→顔アップ→敵やられるみたいな酷いカットが多く、カメラ側に背を向けて奥側を攻撃し目隠しにしたりと粗を誤魔化そうとしている。
エンディングに流れるチャゲ&アスカが一番の見所。

○サドンデス
テロリストが人質を取り建物に爆弾を仕掛け爆破して死んだと見せかけようとする手口、最後の落ちていく犯人などヴァン・ダム版『ダイハード』といった内容。
序盤の占拠するまではしっかりと段取りを組んだ計画で進めるテロリストだが、ヴァン・ダムと結びつけるためなのだろうけれど不要な殺しをして気づかれいきなり雑になりその後は粗ばかり。
敵との戦闘中に娘が落下して宙吊りに、だが助けには行けないどうするヴァン・ダム!→娘は自力で登って助かりました、なんじゃそりゃ!
アクション自体が少ないがまたカットが多くて見づらく、一番の見せ場がスローでアイスホッケーのパックをキャッチするシーンっていう。

○マキシマムリスク
ストーリーはそれなりだが、強敵の殺し屋が早くにやられてしまい最後はショボいハゲとデブなので盛り上がりに欠ける。
アクションは香港のリンゴ・ラム監督なので、引き気味で全体を撮り流れが分かりやすくスピード感もあってなかなかよい。
ヴァン・ダムが狙撃手だった設定を活かしてハンドガン1発でしとめるシーンが見所、車に隠れスローでスライドさせ片目で狙いズドン!、撃つ瞬間に向けて静まっていくBGMも合っている。
あとサウナでのヴァン・ダムと殺し屋の筋肉と筋肉のぶつかり合い。

○ダブルチーム
序盤は銃撃戦、中盤はスパイ物、終盤はバディアクションと変化があるのはおもしろいが話自体は無難な所。
アクションはツイ・ハーク監督なのもあってか修行シーン、木をスルスル登って2階へ、転がってイスに座るなど香港のカンフー映画的な要素が見える。
サモ・ハン・キンポーがアクション指導をしたハゲ頭との戦いもヴァン・ダムの美しいハイキックが活かされているし、最後のミッキー・ローク戦も空中2段蹴りや連続後ろ回し蹴りなどヴァン・ダムの魅力が出ていて質が高くオススメ。
ただ決着の付け方がいまいち。

○ノックオフ
『ダブルチーム』と同じツイ・ハーク監督にアクション監督サモ・ハン・キンポーと聞いて期待していたが、アクションは顔アップからの一撃やスローばかりのハリウッド式で見応えなし、ストーリーも脚本が『ストリートファイター』と同じ人なだけあって穴だらけ。
タイトルの『ノックオフ』は模造品という意味らしく、撮影場所やスタッフは香港映画だけれど出演者も中身もハリウッド風というある意味タイトルを体現している内容。
駐車場での後ろハイキック→戻しハイキック→そのまま回転して回し蹴りはカッコよかった、その前の残像効果はいらないけれど。

○ユニバーサルソルジャー:ザ・リターン
コンピュータの反乱、人間VS殺人マシン、冷凍オチとヴァン・ダム版『ターミネーター』といった内容
ヴァン・ダムはなぜか人間に戻っており新型ユニバーサルソルジャーを研究していて新型に向かって「一度死んだくせに」とニヤけ面で見下し、前作であったユニソルとして生きる事や25年の空白への苦悩はどこへ行ったのか・・・。
他にもパソコンを使う為にストリップクラブのスタッフルームに勝手に入り止めに来た従業員をぶちのめすとかそんなのばっかりの本当に酷いストーリー。
アクションもアップ、カット、ブレのダメアクション3点セット完備。
あまりの酷評で正当な続編だったのに番外編にされるほどの出来、ちなみに『マトリックス』と同じ年の作品。

○ファイナルレジェンド
十字軍にさらわれた父親、罠のある道(落とし穴1個だけだが)などの要素は『インディージョーンズ最後の聖戦』っぽいが、全然攻撃が効かないマッチョや慌てながら逃げるといった全体的なコミカルさは『サンダーアーム』に近い、エンディングにNGシーン的なのもあるし。
内容はその2つを足してひたすらつまらなくした感じ。
アクションも会話シーンも短いカットを適当に切り替えまくるだけでおもしろくもないし見づらい。
最後の方のバトルでハイキック→しゃがんで避けるをヴァン・ダムと敵がひたすら繰り返す戦いは『ダブルインパクト』と同じじゃん!と思ったら、監督も敵役の人も同じだった、10年経ってるのにやっている事は同じ・・・。

○ディレイルド暴走超特急
バカすぎてあきれるばかりのテロリスト、存在意義がなく無駄に多い脇役、雑で無駄な展開、粗探す必要もなく粗しか見えない酷いとしか言えない出来。
息子役をやっているのはヴァン・ダムの実際の息子、そのためか息子とは蹴りを教えたりハグしたりとスキンシップが多いが、娘とは絡みも会話すらなく存在意義がない。
アクションでも、敵から列車の上をバイクで走って逃げるヴァン・ダムだが途中で対向車線の列車に飛び乗り逆走状態で敵と並走し撃ち合うなど無意味な部分が多い。

○HELL
パッケージには完全脱獄!と書かれているが、脱獄に関係するのは最後の数分だけ。
いきなり蛾が死んだ嫁さんに見え、いきなり暴力に目覚め勝ちまくり、いきなり非暴力に目覚め、いきなり脱獄する、そんな映画。
アクションも囚人同士の戦いなので素人の殴り合いレベルで動きも悪く攻撃毎にカットが入りおもしろくない。
ただオールバックでヒゲをたくわえたワイルドなヴァン・ダムはカッコイイ。

○ザ・コマンダー
臨場感を出すためか手持ちカメラのようなシーンがあるが、ブレブレでピントも合わず画質も鮮明じゃなくて本当に家庭用カメラで撮ったかのような映像でただただ汚い。
ツッコミ所もあるが、ヴァン・ダムに反対ばかりするCIAがいけすかねぇ奴かと思いきやCIAらしく現地協力者がいて役立ったり最後には協力的になるのはいい展開だしドラマ部分はそれなり。
銃声はいまいちだが残響音がよく、連射せずに単発やバーストでの銃の使い方もなかなか。
アクションはブレ、アップ、カットの備え、ついでにスロー付きで酷い出来、敵ボスとの戦いも動くたびに残像スローになる酷さ。

○ザ・ディフェンダー
戦場で救ってくれた命の恩人の葬儀で弔辞を述べるが、コートのポケットに手をつっこんだままというふてぶてしい男ヴァン・ダム。
護衛対象は最初にヴァン・ダムに助けられリスペクトするも、デマを吹き込まれるとあっさり信じ込み命を助けられても反発をひたすら繰り返しイラつくだけの内容。
原題は『The Hard Corps』で精鋭(の護衛チーム)という意味だが、その護衛チームは素人の寄せ集めでしかない上に護衛チーム自体が最後には出てこないという訳が分からない状態。
アクションはあまりカットを切らないのでそれほど不快ではないがよくもない。
ゆっくり歩く怒りのヴァン・ダムがハイキックで敵をふっとばし、ふっとぶ敵越しにヴァン・ダムが見えて窓突き破っていくシーンは見所、そこだけ。

○ザ・プロテクター
数アクションを1カットでしっかりアクションをやっていたり、バーでの戦闘ではカメラに動きがあり足払いでやられ役が足にロープ付けてひっぱられ素早く倒れたりイスを使ったアクションなどジャッキー映画みたいな感じで、この辺りの作品の中では見応えのあるアクションシーン。
ドラマパートでも自然な1カットシーンなど目を惹く部分があるが、ストーリーは酷くアクションも無駄に顔のアップを挟んだりヘタなスローを使っていたりと良い部分と悪い部分の落差が激しい。
7割くらいは悪い部分なのだが、良い部分はかなり光っているのでこっち側で上手く作れたらヴァン・ダム作品の中でもかなりの良作になったと思うので惜しい。

○その男ヴァン・ダム
ここまで酷いヴァン・ダム映画を見てきたのもあって、「安い映画じゃなくてノーギャラでも大作に出させてくれ」という映画出演でのやりとりや独白など沁みる。
映像としても、冒頭の1カット風アクションシーンや強盗に巻き込まれるまで長回しの会話シーンがあり、事件発生後はドキュメンタリ風だったり最初は外側からの視点だったシーンを内情が分かるにつれ内側のヴァン・ダム視点で再度展開したりとおもしろい。
最後も地味ながら現実的で合っている。
この作品の映像が良かったので同じ監督のハリウッド映画『シャドーチェイサー』を見てみたが、典型的なダメなハリウッドアクション映画になっていてションボリ。

○ユニバーサルソルジャー:リジェネレーション
『~ザ・リターン』も続編である意義が薄かったが、今回のヴァン・ダムは記憶がなくなっているので同じく記憶がないラングレンと再会しても何の因縁もなく、ラングレンが何か思い出し言いかけてもかまわず頭ふっとばすっていう、これも続編である意味があるのかは疑問。
NGU(次世代ユニバーサルソルジャー)の方は本物の格闘家なだけあって小刻みに体を動かし人間臭くて恐ろしさをあまり感じず、アクションもマウント主体なので地味。
冒頭のカーチェイスもカットが多すぎて映像がうるさく、銃撃戦も銃の持ち方や撃ち方が悪い。
ヴァン・ダムVSラングレンの戦いはユニソルらしく壁や棚を破壊しまくり、ラングレンの力強い横蹴りやスタントだろうけれど2階から階段に落下し立ち上がってそのまま殴るシーンも普通の人間ではない感じが出ていてよかった。

○アサシンゲーム
ヴァン・ダムは凄腕殺し屋という設定なのだが、部屋の隠し部屋開けっ放しにしていて女にバレるわ後先考えずに殺すわでどう見てもそうは思えない、展開もなんじゃそれな内容。
アクションもカットが多く流れを見れば分かるのに包丁取る手のアップといった分かりやすく強調するカットをよく挟むので流れが悪い。
特に酷いのがラストで、手ぶらのヴァン・ダムが銃で狙われどうする!?→偶然横の棚に置かれていたショットガンを取ってスドン、といくしょうもない展開をスローでやるっていう開いた口が塞がらないクライマックス。

○エクスペンダブルズ2
ヴァン・ダムは悪役、役名がジャン・ヴィラン(悪役のジャン)でそのまんますぎ!
不敵な笑みを浮かべる演技は悪役らしさが良く出ていて、ハイキックでナイフを突き刺すシーンは最高にカッコイイ。
だが見せ場はそこだけ、スタローンとのタイマン勝負も回し蹴り2回しただけでナイフを取り出す残念具合でヴァンダミング成分が足りない、もっとやりあってくれ!
前作でヴァン・ダムが断った役はラングレンがやっているガンナー役だったらしい、惜しい事を・・・。
でもその内きっと双子の弟かクローンか再生兵士で復活するはず。

○ユニバーサルソルジャー:殺戮の黙示録
ヴァン・ダムは敵役で主役はスコット・アドキンス、殺戮の黙示録は邦題オリジナルだがスキンヘッドのヴァン・ダムが川を上った先のジャングルでユニソル軍率いていて『地獄の黙示録』っぽい。
話はめちゃくちゃで終止なんで?と疑問符の付く展開と不要なシーンの連続、さらにヴァン・ダムの顔が点滅する10秒ほどあるヴァン・ダムフラッシュが何度も出てくるので非常に不快。
『~リジェネレーション』では良かったアクションも攻撃→カット→ヒットのよくあるハリウッド型になっているし、アドキンスが配管工と戦うシーンでは斧の向きがカットごとに変わっているといったミスも。
最後のアジトでのアクションはなかなかよく、攻撃前部分がスローで攻撃時は通常に戻すというゲームでいうQTEみたいな演出になっていて、それで1カット風にどんどん敵を倒していくシーンはカッコイイ。
ただスローにした影響で全然違う所を撃っているのが丸分かりに・・・。

○ハードソルジャー 炎の奪還
人身売買組織に誘拐された(他人の)娘を救出しにいくというヴァン・ダム版『96時間』みたいな。
ヴァン・ダムは元傭兵の凄腕で、冒頭ではナイフ1本で敵を皆殺しにし足音で察知したりナイフにジャケットをかけて隠したりと凄腕感が出ているし、ありきたりなネタだけどちゃんと推理もする。
ストーリーも平凡で酷すぎる訳でもないが普通にも足らないくらい、敵のボスのわざと誘拐した娘に携帯使わせて本物の基地の場所を教えさせて誘き出すっていう計画が頭悪すぎるけれど。
アクションはカット、アップが多いが位置関係の入れ替えはせず引きで撮っている所もあるのでそれなりに見やすい。
一番の見所は教会の懺悔室に入った黒幕が「神は許してくれるでしょうか」と問うと、「神が許しても俺が許さん」とヴァン・ダムが撃ち殺すシーンなのだが、これがエンディング前の本当に最後の最後なのに予告編で一番最初に使われているっていう驚き。

○UFO侵略
主役はピアース・ブロスナンの息子でヒロインがヴァン・ダムの娘、ヴァン・ダムは最後にちょっと出て死ぬだけ。
無駄な会話と無駄なシーンばかりある割に謎めいた数字や宇宙人識別可能な子供などに付いては何も説明がなく、序盤はUFOは友好的で地球から攻撃したという話だったが結局の所ずっと宇宙人が侵略狙ってましたよっていうだけでそれを引き伸ばしただけ、削りまくれば60分以内に収まる内容。
技術がないのに1カット長回しをやっているからカメラで撮りやすいように役者を動かしているので、店の中に隠れているという状況なのにわざわざ人だかりのある方へ皆して走っていくという意味の分からない行動になっている。
これをクソ映画というとクソ映画に失礼なくらいの出来。

○サバイバルソルジャー
主演は別でヴァン・ダムは元軍人の教官役。
ヴァン・ダムは序盤であっさりと退場し、中盤で復帰するも怪我により歩く事するできない有様でアクションどころの話じゃない。
話は無人島に置き去りにされた一行だが会社じゃ頼りない主人公がイーグルスカウトで鍛えたサバイバル術で活躍し彼女と良い仲になるっていうありきたりな内容。
だがコメディ映画であるもののファックやらシットやら言うだけで全く笑える部分がなく拷問のような90分、最後にヴァン・ダムがハイキックかますのと別名フランソワ・ヴァン・ヴァレンバーグっていう所だけが唯一の救い。

○リベンジガン
主役は黒人の保安官で、ヴァン・ダムは金を奪いに来たギャングの1人で敵役。
血の気の多い一味の中では男気があり、死に間際の女保安官にトドメを刺そうとする仲間を制止したり、酒場の女店主とシャレた会話をし座ったままチンピラをいなしたりとこれで1本取れるんじゃないかというくらいいいキャラしている。
が、仲間が若い娘をレイプした部屋に乗り込み鉄拳制裁を加えていたら、ブスッと腹を刺され仲間割れで死亡、主人公と絡むことなく出番終了・・・。
作品自体は西部劇オマージュで映像も良く割と好みなのだが、ヴァン・ダム以外のキャラに魅力がなく主人公も元一味だったが最後は住民に許されるというオチながらバレる所も許される所も展開が弱い。
最後の決闘も西部劇お約束で「バッジがなければ死んでいた」状態になるも、バッジを腰に付けているので相手がド下手くそにしか思えない。
アクションもアップとカット多用で見づらくこれといって見せ場もない微妙な出来。
リブート版を見てからオリジナル版1・2・3を。

最初はオリジナル版と同じくシルバーだが「もっとミリタリーっぽく」との社長命令によりブラックになる、あくまでオムニ社所有のロボコップであり商品なので考え1つでどうにでもできるという事。
だが最後はオムニ社から離れシルバーに戻りアレックス・マーフィーとしてのロボコップになる、ロボコップ1の最後で名前を聞かれ「マーフィー」と答えるシーン繋がりかな?
ロボコップ1ではなぜED209に代わるモートンのプランBがコボコップだったのかは説明がなく、ロボコップ3で「ただのロボットが欲しかったならなぜマーフィーを入れたのか」という疑問が出されるがそれに対する答えもなかった。
リブート版ではすでに人型ロボットが完成していて、ロボットへの嫌悪感という世論を打破しアメリカに売り込むためにロボコップを作るという理由が付けられている。
しかも失敗作として散々な扱いだったED209が立派な軍事ロボットとして完成している。
動きを俊敏にしたのもただ今風にしただけではなく、50口径弾で装甲を抜かれる、頭をやられたら死ぬ、という弱点が付けられているので素早く動く理由付けになっているし、左腕で顔を守るといったアクション面での要素にもなっている。
右手だけ生身なのはロボコップ1で最初に吹っ飛ばされたのが右手なのでその逆パターンだし、生身の右手とマスクの右側が砕けた状態でトドメを刺したのはただのロボットではなく人間でもある事と、たぶんロボコップ1のED209戦で割れたカバーから右目が見えたシーンが元。
重厚な足音、クイッと曲がる動作も健在、できればガンスピンもやってほしかったかも。

映画の始まりと合間に入るノヴァック(サミュエル・L・ジャクソン)のオムニ社よりな世論誘導番組は、オリジナル版でも冒頭などにあった暴動鎮圧に中性子爆弾使うぞみたいなアメリカ皮肉ニュース番組をストーリーに組み込んだもの。
その後ヤマハの人工心臓のCMがあるが、それがノートン博士(ゲイリー・オールドマン)の義手・義足病院になりロボコップ作成の切っ掛けになっていて、感情が昂ぶると制御できないという後の機能停止への布石に。
ロボコップ2で指令追加を拒むロボコップにデータを書き換えて人間性を消す、ロボコップ3の自分の判断で命令無視をするロボコップに制御チップを埋め込み感情を消すというのも、チップを組み込んでコンバットモードの判断はマシン側で行う、データ入力で倒れたロボコップの感情を消してしまうといった点で活用されている。
バイクはアニメ版が元らしいけれど、ロボコップ2でも盗んだバイクで走り出しすシーンも。
他にも、敵を追い詰めた所で動けなくなる、オムニ社をED209が守っていて警察も敵に、黒幕が屋上のヘリから逃げようとする、警察の上司が黒人のチリ毛(女性だけど)、ロボコップ1で「我々は軍隊だよ!」というオムニ社のジョーンズだがリブート版では本当に軍事ロボットを売っているなどオマージュがふんだんに盛り込まれている。
そしてロボコップといえばあの曲Rock Shopもしっかり使われていて、特にしんみりした曲が流れるエンディングのラストで流れる瞬間のテンションのあがり方はすごい。
しっかりとオリジナル版の要素を活かしつつ作られていてロボコップへの愛を感じられる。

残念な点としては、オリジナル版だと署内は物が煩雑にごったがえしロッカールームでは男女共に裸でいたりで治安の悪さとそれによる忙しさみたいなものを感じられたが、リブート版は町も警察署も最近のSF映画らしく綺麗に纏まっているのでそういう部分が見えない。
2D字幕。

前作があまりおもしろくなかったので、期待せずにトレイラーちょっと見たくらいで観賞。
トレイラーを見ると強大な力(エーテル)に取り付かれたジェーンが話の中心で彼女救うために何かを犠牲にするっぽく見えたけど、全くそんな事はなく正直なくてもいいほどの設定。
というのもこの手のよくある話だと、強大な力が体を蝕み取り出さないと死ぬとか、逆に取り出すと死ぬとか、敵に渡さないために味方がジェーンごと抹消しようとするとか物語展開上の仕掛けになっている事が多いけれどそういうのが全くない。
生態エネルギーをなんたらかんたらと説明にはあるもののジェーンが苦しむ描写はなく、むしろ力が防御反応で守ってくれる便利能力にしか見えないし、最終的に敵が優しくエーテルだけを取り除いてジェーンは元通りでめでたしめでたしで終わり。
そういえば前作も傲慢なソーが地球に追放されジェーンとの愛で成長していく話かと思いきや、成長の切欠はロキの嘘っていうジェーンの存在意義まるでない展開だったなぁ、ジェーン嫌われてる?
そんな世界を破壊しつくすというエーテルの力を得たマキレスも、ゲーム『プロトタイプ』のように黒い触手出して攻撃するくらいでソーにボッコボコにされているのでエーテルに全く脅威を感じられない。

前半は少々ギャグは入れつつも比較的シリアスに展開していくのだが、盛り上げるべき後半の方にギャグを集中させているので締まらない。
ロキとソーの兄弟会話や「裏切ったら」「殺すぞ?」の流れ、研究室でコート掛けにハンマー掛けるソー、マキレス戦もビルの上に落ちてガラスにへばりついたり地下鉄に乗ったりとおもしろくて好きではあるのだけれど、そういうのは前半でやって最後はしっかり締めるか前半にももっとギャグを入れてそういう軽い流れを作っておくべきだったような。
そして大ボスのマキレスへのトドメはソーじゃないし、中ボスのカースのトドメもソーじゃないしで今回ソーが倒したのはザコばっかりっていう主人公涙目状態。

とにかくダーシーは相変わらずかわいい、最初はメガネかけておらずガッカリだったがちゃんとかけてくれて「ミョルミョル!」も。
アクションでは冒頭のダークエルフ戦争が引き気味で全体を見せておもしろいアクションをしていたし、ロキが短剣でズバズバやっていくシーンもカッコよかった。
意外だったのが王妃フリッガ、剣持ってるけどどうせ「イヤァー!」とドス刺しアタックするくらいだろうと思っていたら逆手持ちでガンガン斬りこんでいき、短かったけれど一番印象に残っている。



そういえば、ビフレスト壊れているのにジェーンが見えなくなった時は普通にヘイムダルの所から地球に行ってたけどなにか説明あったかしら?
『アベンジャーズ』でもどうやって地球に来ていたのか忘れたなぁ・・・。
シリーズは3→2→4とプレイ、1は未プレイ。

プロローグミッションからターミネーター2、アルマゲドン、ゼロダークサーティ、(冒頭のヘリのBGMもどっかで聞いたような・・・)、本編は基本マトリックスでステルスミッションではメタルギアソリッドにスプリンターセル、副大統領キース・デイビッド繋がりでゼイリブまであったりとパロディ満載。
それはそれでおもしろいのだけれどパロディだらけで、3のPowerをBGMにアジト強襲や戦車で空中戦(これはAチームか)、「ファッキンタイガー!?」のような4ならではの印象に残るシーンがほとんどなく、唯一興奮したのはギャット救出ミッションだけ。
また3ではBGMの使い方も非常に上手く盛り上げてくれたのだが、4ではそういうシーンがなくボスとピアースが歌うくらい。

仲間を助けるためにそれぞれのシミュレータに入るのだがそこが1や2の世界になっている時があり、2のショーンディと3のショーンディが会話するなんて事も。
その流れで過去の敵キャラも登場するのだが、出てきたら即殺して終わりなので再登場への興奮や盛り上がりは全くないという悲しさ。
マエロなんていつものモンスタートラックでやってくるもロケットランチャー1発で車ごと吹っ飛ばされて終了。

中身はほとんどが3からの使いまわしだがスーパーパワーの導入でプレイ感が大きく変わっていて、ほぼ同じマップながら縦横無尽に飛び回れるのでなかなか新鮮味がある。
そこら中に落ちている収集品のクラスタも、1個取ると視界内に結構な量が見えるのでついつい取りに行ってしまう誘惑が。
だが付け焼刃のようなものなので不具合もあり、車を追跡するミッションではスーパーダッシュで追いかけると対象車をふっとばしてしまいルートから外れる、テレキネシスで物を運べというミッションでも対象物がふっとんで海の底に落ちるなどで進行不能になる事が。
車に乗ろうと近寄っても吹っ飛ばしてしまうし、バイクだとスーパー化した仲間が乗車しようと近づいてくると衝撃波で動いてなかなか乗れないという事態も。

THQが潰れたためローカライズをスパイクチュンソフトが担当しているが、元々からの仕様なのかもしれないが、あまりよろしくない。
1度に大量に字幕を表示する上にスクロールもするのでどこまで読んでいたのか分かりづらく、仲間を呼ぶとおもしろそうな会話を始めるのだが字幕がないので何を言っているのか分からないもどかしさ。
各キャラクターの心境などが分かるオーディオログも取得時は字幕がでるが、まとめて読もうとコンピュータから再生しても字幕が付いておらず内容が分からない。
また付属コードのDLCもコードを入力後にゲーム内でそれぞれダウンロードしなければならず、9個のDLCが4つのデータに分かれているがどう分かれているのか説明がないので1個ずつチェックしていくしかない不便な作り。



元が3用のDLCだったというのもあってか内容が薄かった3よりも更に薄く、サイドミッションは仲間の頼み事という名目でアクティビティを潰していく水増し使い走りミッションだしメインミッションだけならあっという間に終わってしまう。
クリア後にタイムトラベル能力解禁と出たので時間をさかのぼってミッションリプレイできるのかと思いきや、ただ単にシミュレータ内の背景が変わるだけっていう・・・。
キンジーの出番が多いのでキンジー好きにはうれしい所。



---DLCエンター・ザ・ドミナトリックス---
中止になった3用DLCをキャラクターたちのコメタリ付きでプレイするというもの。
キンジーが「ピアースがハッキング?それならショーンディもやりそう」というと「2の頃はやってたわよ」と答えたり、イベントシーンは予算がないからと絵コンテ風のアニメだったり実写だったりと中止になった事をネタとして活用しているタダでは起きないたくましさ。
どの辺りまでそのままか分からないが、全体の流れが4本編と似ていて元ネタになったというのがよく分かる。
とりあえず冒頭インタビューシーンで舌を出すキンジーがかわいい。



---DLCセインツはどうやってクリスマスを救ったか---
ミッションタイトルが34丁目の奇跡にナイトメアビフォアクリスマス、エンディングでラブアクチュアリーがあったりなどクリスマスネタのDLC。
だが未来からきたショーンディは全然話に関係なくいつの間にかいなくなってるし、固定メンバーのサンタも最後にイベントあるだけでずっと空気。
プレゼント箱に隠れるも敵が全然いないから隠れる意味がなくちょっと移動したらすぐ脱ぎ、強すぎて倒せないというサンタもテレキネシスでプレゼント投げつけたら死ぬっていうショボさ。
無料だからといっても非常に出来が悪く頭にくる。
難易度ノーマル、パンサープレイで基本全員暗殺。
キャンペーン、グリム、コビン、チャーリー(5ウェーブまで)全クリア。

『スプリンターセル:コンヴィクション』が、いかにステルスで1人を近接で倒しマーク&エクスキュート(M&E)を発動して一掃するかというパズルと爽快感が合わさったおもしろいゲームだったので、今作ではM&Eを軸にさらにステルスとアサルトプレイも可能といいとこ取り!と期待していたのだが期待ハズレだった。

まずM&Eの大幅弱体化。
序盤はピストルの射程減少により数人を発動圏内に入れるには相当接近しなければならず、終盤になるとヘッドショットを無効化するヘルメット装備の敵だらけになりM&Eがほぼ使い物にならない。
ステルスプレイも可能になったため1度に多数を相手にする場面も少なく、マーク数も3個固定になり一掃する爽快感もなくなった。
細かい所で、エクスキュート発動後に敵に照準を合わせる動きが若干もたついていてノロノロして見えるのもカッコよくない。

ストーリーはアメリカ本土を狙ったテロで規模が大きく、町でも暴動が起こったり別部隊が全滅したりと大変な事態にはなっているものの、それらの情報がセリフでちょこっと語られるのみでプレイヤー側に重大さが全く伝わってこない。
主に描かれるのは移動司令飛行機パラディン内でのサムと仲間達のドラマなので、事件の規模の大きさの割にとてもこじんまりとしてしまっている。
サムが自分のミスを棚に上げて仲間を非難したりグリムが戦争の危険がある決断を下すなど、その仲間内のドラマを展開するためにキャラクターとしてありえない行動を取らせているし、オチもこれ1本で完結しておらずスッキリしない内容で脚本が相当酷い。
また途中でブリッグスを操作するパートがあるがM&Eやカバーも使えないFPSモードになっていて、『コンヴィクション』であれだけ不評を買ったコステパートから何も学習していない・・・。



M&Eにステルス・アサルトを組み込んだもののそれらが噛みあっておらず、ステルスよりに作った結果M&Eを完全に殺してしまっている。
上記したヘルメット兵、FPSパートの他に片手で対象掴んだまま守りながら進め、チャーリーミッションの制限時間付き確保など面白さにつながっていない「面倒くさい」要素が多すぎる。
しかしながらステルスとしての出来はよくなっていて、新武器ボウガンの睡眠ガス弾などはヘルメット関係ないのでM&Eと相性がよく上手くルートを選びタイミングを計れば誰1人倒す事なくクリアでき、ステルスプレイをするのであればなかなかおもしろい。