エン ジン 田名 キュー のこと | NPO法人 ざま野良猫を増やさない会

NPO法人 ざま野良猫を増やさない会

神奈川県座間市をメインに地域猫活動の推進と保護譲渡活動を行っています。

 

 

 

 

こんにちは。

ざまねこ卒業ニャンズ紹介のお時間となりました。

ナビゲーターのやまぽこです。

 

今回のお話は「エン ジン 田名 キュー」のこと。

車のエンジンルームから100gという小ささで保護され、その後、手厚いケアで無事に大きくなり、それぞれお見合いの末、幸せを掴み取った子たちのお話です。

 

 

 

 

    
保護時の状況、猫バンバン
4匹の紹介

長引く下痢

招かれざる虫

卒業報告


という順番で、私、やまぽこがお送りします。

 

 

 

  エン ジン 田名 キュー のこと

 

保護時の状況、猫バンバン

 

秋の色が濃くなってきた頃、ざまねこ卒業ニャンズのお迎え主さんから相談が入りました。『車のボンネットから猫の声がするので開けてみたら子猫が!母猫の姿は見当たらず、どうしたらいいか。。。』というものでした。ジャッキで持ち上げてエンジンルームを開けてみると子猫が4匹。

 

 

エンジンルームの白丸の下に泥除け鉄板があり、その上にいたそうです。

 

このような場所に子猫がいたのは何故か。それは狭くて暖かく安全な場所を好む猫には、エンジンルームは夢の国なのです。特に寒い季節、乗車後の温まったエンジンはぬくぬくとして魅惑の場所。また暑い季節、車の下の日陰は涼しくて最高。猫の目には快適な環境に映るのでしょう。ですが残念ながら、全く安全ではありません

 

そこで。。。


『猫バンバン』のお願い

『猫バンバン』とは自動車のエンジンルームやタイヤの間に入り込んだ猫を逃がすため、ボンネットをバンバンとたたくことを言います。ただ、怖がってさらに奥に入り込んでしまう子もいるので、ボンネットを開け、目視で確認するとより確実です。


不幸な子を減らすため、野良猫が近くにいる地域の方は、是非とも取り組んでみてください

 

さて、本題に戻ります。エンジンルームから保護された4匹。生後まもないことと体が冷たくなっているということで、深夜でしたが急遽、副代表の元へ連れてきてもらうことに。

 

 

子猫はみんな黒猫、100gという小ささです。一週間もてばなんとか安心、という余談の許さない状況でした。ハラハラドキドキの中、乳飲み子のエキスパートである副代表の元、みんなの願いが届き、子猫はすくすくと成長。

 

 

  哺乳瓶、ダメならシリンジで。

 頑張れ子猫たち! 

 

 

保護から5日。目が開きました 🎶

  

 

だんだん顔つきがしっかりしてきました。

 

保護から三週間と少し、体重は400gを超えました。『ウンチを背負って歩く』という乳飲み子のお約束をしっかりこなした4匹は、副代表からの合格通知を胸に、次なる預かり「cafeごろにゃん」のオーナーごろにゃんの元へ。こちらもざまねこが誇る、乳飲み子のエキスパート!!!

 

 



 

4匹の紹介

エン 

一番体がしっかりしていて一番元気!

ミルクのみダントツ一位

 

ジン

食の細い甘えん坊

 

田名 

1人遊び好きな紅一点

 

キュー 

一番小さな甘えん坊

 





長引く下痢


保護時、エンジンルームにいた4匹。なんと体がオイルまみれだったそうです。拭いても拭いてもなかなか取れず。すぐにでも洗いたくなりますが、あまりにも小さい4匹、少し大きくなり体調の良い時でないと危険です。副代表がようやくシャンプーできたのは、保護から二週間が経とうとしている頃でした。

 

 

体重は300g前後に。

やっとふわふわになりました。

 

 

オイルを洗い流すまでに時間がかかったからか、副代表ごろにゃんへバトンタッチし離乳食を始めると、血便、水下痢が始まりました。みんなで体についたオイルを舐め合っていたのでしょうか。。。子猫の下痢は命にも係わることなのでとても心配です。幸いなことに、4匹は下痢はしてもグッタリせず、食欲盛り盛り!その甲斐あってスクスク成長。

 

そして!ひたすら「食べる→出す」の繰り返しで、ごろにゃんのお掃除スキルはさらにアップしたそうですよ笑い泣きうれしい悲鳴ですね💦

 

みんな2週間ほどでなんとか症状は落ち着きました。が、、、一匹だけ最後まで下痢が治らないキューちゃん。病院へ通い、色々調べたり、お薬を変えたり。

 

 

あれこれ思考を巡らせ。。。ミルクでお腹が緩くなることがあるから、もしかしたら。。。と藁をも掴む気持ちでキューちゃん完全断乳を決行。ご飯も工夫しつつ様子を見たら、なんと2日後にはみるみる症状が改善したそうです。キューちゃん、最後はミルクが原因だったんですね。長い長い下痢との戦いにようやく終止符。

細かいサポートをしてくださった獣医さん、ありがとうございます。そして根気よくケアと掃除をしてくれたごろにゃん、本当にお疲れ様でしたおねがい

 

 



 

招かれざる虫

 

さてさて、すったもんだありましたが時は流れて、保護から3ヶ月が経とうとする頃のことです。ジンと田名が先に卒業し、エンとキューも卒業を待つばかりとなった頃、エンが咳をするようになりました。何か「おえっ」と吐き出しそうな様子もあり、すぐに受診。レントゲンを撮って確認しましたが誤飲はなく、アレルギーの可能性も低い。。。残る可能性は、、、

 

え?お腹の虫?

え?いや、まっさかぁー!

 

と思っていたごろにゃん。というのも4匹みんな駆虫を済ませ、便検査2回クリアしてるんです。そしてなんとエンちゃん、3日後に条虫を吐き出しました!

 

きゃーーーーー。

 

ごろにゃん、悲鳴と共に爪楊枝で虫さんをツンツン(注:ごろにゃんの趣味です)。病院へと駆け込みました。

 

 

ざまねこは譲渡までの間に駆虫をします

便検査も最低1回は行います。ですが
100
%とは言い切れません
獣医さんに聞いたお話では、稀に卵で上手く切り抜けたり、食道に食いついて離れなかったり、お尻から自由に出入りして難を逃れる虫さんもいるとか。お迎え主の皆様、お迎えしてくださった後も、少しでも気になる様子があれば、すぐに受診するようにお願いします

 

 

 

 注意閲覧注意

エンちゃんの条虫。

お花のフレームなら可愛い?

↓↓↓  

 

エンちゃん、吐き出せて良かったね。

 

 


 

卒業報告

 

お待たせしました。卒業報告です 🎶

 

「ジン」改め「コテツ」

お迎えしてくれたのは「cafeごろにゃん」のイベント講師のご家族。最近お孫さんができ、孫も可愛いけど猫も可愛い、とメロメロのご様子。先住ちゃんは二匹。

  

 

「田名」改め「ルル」

新しい名前はハワイ語で「穏やかな」「平和」という意味。「cafeごろにゃん」のお客様で以前から黒猫の女の子を希望されていた方。ごろにゃんが連絡しようと思った矢先に、エスパー疑惑が浮上するほどのタイミングでお迎え主さんから連絡をいただき、お見合いで即決。お見合い後はメロメロの骨抜きになって帰られたそうです。

 

 

 

「エン」改め「だい」

「キュー」改め「ふく」

2匹をお迎えしてくれたのはなんと、ざまねこメンバーT。ざまねこ卒の「みたらし」の迎え主でもあります(ブログはこちら)。みたらしが落ち着いたのでそろそろ子猫を、と思っていた時に出会ったのがこの2匹。1匹の予定があまりの仲良しぶりに2匹でお迎えしてくれました。

 

 

 

最後に副代表ごろにゃんからメッセージです。

 

副代表より

たくさんの中の一匹ではなく、この子だけを見て可愛がってくれるお宅へ迎えてもらえることがなにより嬉しい。幸せになってね。お世話させてくれてありがとう。

 

ごろにゃんより

​預かりを終える日はとてもとても切ないです。でも里親さまの所へ着くと、そんな気持ち全部すっ飛んでしまいます。大丈夫かなぁ?なんて微塵も思わない、絶対幸せになるな!良かった!

って心から嬉しく思えます。

きっとこの子達も、ウチの事は仮の場所と分かっていて、お届けした時に『ここが私のずっとのお家ね』って分かるんだと思うんです。

そして、『もう行っていいよ』って伝わってくるような気がします。

ハイハイ、帰りますよぉ!ってお別れをします。あなた達の幸せを願って。

 




メンバー紹介

 

あしあと 副代表 あしあと 

 

代表とはご近所さんでママ友 & 犬友

お互いに個人で保護活動をしていたところ

行政に働きかけるためにも団体でやろう!

という代表の一声でざまねこ誕生!!!

 

以来、代表と二人三脚

ざまねこの守護神

 

 

あしあと ごろにゃん あしあと

 

 七匹のニャンズと同居中

保護猫cafeを目指して

ざまねこ見学からメンバーへ

メンバー歴は4年

乳飲子のエキスパートにして

預かり数トップクラスの預かりメンバー

預かり隊の他、イベントや

マルシェ出店などで活動中

 

 

 

 

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