前途多難 | e工房

e工房

難病・落葉状天疱瘡をはじめ、頸椎症性脊髄症の手術などの経過や、
手作り市やマルシェの出店活動、ネザーランドドワーフのつくねとの生活の日々を綴っています。

高熱で寝込む前に、ちょっとショックなことがあった。


というのも、

いつもお世話になっている薬局が、

10月で苛性ソーダの取り扱いをやめるのだと。


苛性ソーダとは劇物で、

CP(コールドプロセス)石けん作りには欠かせない薬品。

20年くらい前は買える薬局が割とあったけど、

どんどん取り扱いをやめる店が増えていき、

一度は苛性ソーダ難民になったが、

約10年前、車で20分の今の薬局に出会った。

長くお世話になっていたこの薬局も、

まさか取り扱いをやめることになるなんて……。



なんでも、苛性ソーダを取り扱うには、

薬局でも

申請したり登録費用がかかったりするんだそう。

それを私たちは印鑑と身分証を持って買いに行っていた。


「こちらの都合で取り扱いをやめるので申し訳ないのですが、最後にまとめ買いしておいてくださいね」



それで石けん作ったり販売したりするのにも

資格や申請や登録が必要だったり、

こっちも大変な思いをしてるから、

気持ちも分からなくはないけど、


正直困る。


どんなに買いだめしたって、所詮消耗品。

いつかはなくなる。


以前にも書いたけど、

他の材料のオイルや精油やオプションも

仕入れ先がなくなってたり、

値上がりで2~3倍になってたり、

そもそも市場から消えて手に入らなくなったものもある。


そのせいで作れなくなった石けんもある。



一部材料を換えたり、

レシピを作り替えたり、

それで使い勝手が良くなるかも知れないけど、

そうなるとも限らない。


一生懸命考えてきたオリジナルのレシピ。

なんだか悲しい。



でもぶっちゃけ、

オイルや精油とかは置き換えができても、

苛性ソーダとなれば、さらに深刻。

そもそも作れなくなるんだから。



また苛性ソーダ取扱店を探さないと。

見つかるかなぁ。


そんな思いを込めたリールを作ったので、

良かったら見てください