作家あるある? | e工房

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難病・落葉状天疱瘡をはじめ、頸椎症性脊髄症の手術などの経過や、
手作り市やマルシェの出店活動、ネザーランドドワーフのつくねとの生活の日々を綴っています。

某マルシェで、ワイヤーターバンに興味を持たれた方がいました。


「これステキね」

「あなたが今使ってるものよね?」

「中にワイヤーが入ってるのね」

「何センチあるの?」


といろいろ質問攻めになってきたので


「作られる方ですか?」


と聞くと、やはり作家さん 。


「こっちは何? よく似てるけど」


と、今度はおだんごメーカーに興味を示した。

おだんごメーカーはいつも実演して見せてるので、同じように実演したところ、こっちにも食いついた。


「もう一回やって見せて」

「これはなんていう商品名?」


と興味津々だけど、

その方はショートヘアなので使うことはできない。


それを伝えても興味が止まらないので


「ターバンはともかく、それは見よう見まねで作るのは難しいと思いますよ」


と言うと、まじまじと見て納得したのか諦めて戻し、またターバンを物色し始めた。


そしてこんなことを言い始めた。


客「どれがおしゃれですか?」


私「それはその方の好みかと……」


客「センスのいいあなたがおしゃれだと思うものはどれ?」


って、

もう選ぶ基準が自分目線でない。

試着もしないし、鏡に合わせる様子もないし、

失礼な見方かも知れないが、その方がターバンを着けそうには見えない。

パクる気満々が見え見え。


結局自分で選んだターバンを一本買って帰っていきました。

それも、よりによって私のお気に入りの一本しかない柄のものを。

なんか悔しい(笑)



どっちの作品もお客さまからのニーズで作り始めたもので、

特許取ってるわけじゃないしパクるなとも言えないけど、

聞き出そうとせず、せめて黙って買って帰るとか自分で調べてよと思う。 

もしくは堂々と「マネしていい?」と聞かれる方がスッキリする。



他の作家さんの作品を見るのも楽しいし、

創作意欲が刺激されるし、

何より勉強になるし、

参考にさせてもらうこともあるけど、

今回のはなんだかもやっとした私は心が狭いのかしら。