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zaka1973の観劇ブログ

趣味⇒鉄道、路線バス、プラネタリウム、廃墟、観劇(とくにミュージカル レ・ミゼラブルが好き)、さだまさし(最近は、団地、鉄塔、ダム、画廊巡り が追加) 
そのなかで、こちらは観劇の感想を中心としたブログとしています。

2022年10月07日観劇 ◆danke 13th produce stage 「among the boX-Time during a day…-」

福元あかりさんを知ったのは、いつのことだろうか。ネット配信サービスSHOWROOMで知ったのがきっかけ。数年前から、何度か劇場での公演の話は聞いていたが、なかなか行けず、こんかいが、福元あかりさんの初演技を見ることになりました。

大雨のなか、会場の池袋GEKIBAへ向かう。受付を済ませ、開場時間まで雨やどりをしながらすごし、再び会場に戻る。

今回見た作品は◆danke 13th produce stage 「among the boX-Time during a day…-」

舞台は最初、病院の停電から始まり、そして「病院」「エレベータ」「張り込み現場」の3つのステージから成り立つ。
それぞれ、場面は変るが、ストーリーは全部つながっており、いろいろと面白い。
「病院」では、倉庫が舞台なので、箱がたくさん並べてあるが、その箱をつかって、OPの音楽で役者を紹介したり、いろいろと考えられているなぁと思ったのと同時に、ストーリー自体は、笑いがありながらも、それぞれに人間関係が絡み合いながら進んでいく。

次にエレベータのシーン。昔、エレベータのボーイをして居たこともあり、エレベータの演技ってどうしても、細かい部分を気にしてしまう。
ここでは、停電によって4人が閉じ込められるというところからいろいろと話が進んでいく。
まぁエレベータの空間以上に動きがあるのは、表現力を生かすものなので、それは別にかまわない。で、実際これはエレベータではあり得ないんだけれどなぁ?と言うところも無いので安心して見られる(おまえはどこを見て居る)
もちろん、物語もちゃんとしていて面白い。前回の医者の部分と繋がって居て、それがどのように結ばれて行くのか、考えながら見るのも面白い感じだった。
ただ、不覚にも、福元あかりさんの役「ほのか」の存在に違和感があった。それは演技の違和感では無く、空間における違和感である。その違和感は、エレベータのドアがいたところで、解決するが、それでも何かが残る感じがした。

最後は、張り込み現場。病院向のアパートから病院の様子を張り込んでいるシーンから話が進むが、張り込み現場でも人間模様は複雑であった。そして、中盤付近から話が一気に進み、今までの違和感がだんだんとわかってきた。なるほど、そういうことだったのかと、最後は納得できてすっきりする構成になっていた。

全体の感想としては、人(役)の繋がりが、どうつながっていくのかが面白かった。
また、この回は、ちょっと特別で、一カ所、男性役が女性でやっている部分があったと聴いていたが、そんなに不自然な部分も無く進んで居たのは、良かった感じがしました。

福元あかりさんの演技は、なんでしょう。普段のイメージが、そのまま役のイメージという感じなので、配信の時とイメージがちがってこう演技が出来るのか?とかの感覚がほとんど無かったが、当然そのまま普段の福元あかりさんの姿で台詞読みをしているわけでは無い。ちゃんと演技をしているのはわかるし、演技はうまいと思うが、イメージ通りすぎて、それをつかみづらかった(これは役者さんを知って居るからの個人的な感想でもある)ので、今後別の演技を見て、どんな風に写るのか楽しみである。

劇が終り、物販の時に、初めて福元あかりさんとお話をして、そして会場をあとにした。

あ、もうひとつ今回面白いと思ったのは、劇のパンフレットである。
日によって役者が変る劇でもあり、ネタバレを防止するために、パンフレットは、名刺サイズになっていて、QRコードを読み込むと、公演が終ったところから、ページが開放されるシステムとなっている。
そのまま役者さんのツイッターなどにも飛べるというのも、今までに無い感覚であった。
たしかに、荷物にもならないし、ネタバレにもなりにくい。

この劇を見てから、既に2ヶ月が経とうとしている
本来なら、感想はすぐに書いた方が良いのだが、今回のこの劇は、ある意味自分の心の格闘があり、すごく考えさせられる劇となったので、ようやく心が落着いたところで、こんかいはブログに上げてみようと思う。

2022年8月12日 夕方に東京都三鷹市の武蔵野芸能劇場に向かった。

 

 

今回見た劇は 劇団 新劇団公演『壬生魔浪士組 最終章〜魔法少女たちの足跡〜』

https://gekidanshingekidan.wixsite.com/website/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9-1


 この劇は、幕末の新撰組をモチーフに、新撰組を魔法少女化したオマージュ劇。そして、シリーズ物の最終章ということで、見るかどうかを迷った部分がありました、とにかく出演者に、知って居る方が多い。 過去にご挨拶程度でもお話しした事がある方が、鳥居きららさん、品川ともみさん、谷口礼子さん。 そして、SHOWROOM配信で知って居た小口美雪さん。 
作品も気にはなるので、今回は足を運ぶことにしました。

劇は魔法学園の2人の生徒の再会から始まる。その再開から、過去の魔法学園(新撰組)と 魔薩長のある意味権力争いの話へと話は進んでいく。

登場人物の名前も、新撰組や薩摩同盟などに由来する役名が多く、近藤勇をモデルに「近藤マキナ」、土方歳三をモデルとした「土方ミリカ」、坂本龍馬は「坂本バンビ」など。歴史をちょっとわかれば、楽しめる。

 さて。勢力が衰えはじめた魔法学園は、国との共存を図ろうとするが、それを阻止しようとする魔薩長、両者を説得できればなんとかなると思いながら動く坂本バンビ、大きく分けてこの3グループで構成されて話は進む。

 話が進むにつれ、魔薩長と魔法学園の戦いは、強くなっていく。そして、最初の戦いで、原田佐之助をモデルにした「原田ケイカ」が捕まり、処刑にされるというシーン、それを見た瞬間、私はすごくショックを受けた。
何だろう、こう言う理不尽に思えるシーンは、何回も劇などで見ているし、戦いでそうなるなら、普通にあってもおかしくないシーンである。でも、衣装がプリキュアの世界とかそういう魔法物では、敵に捕まったり、やられても、死ぬことや処刑までは少ない。だが、そのシーンは台詞も「死にたくない・どうして私何も悪いことしていないのに」という台詞で処刑されるシーン、それはショックだったのと同時に、ものすごく考えさせられるシーンあった。
だって、これが、時代劇で着物を着た女性だったら、男の格好をした人だったら、同じシーンでここまでかわいそうとか印象になるだろうか。たぶん普通にそういうシーンで流せた気がする。だが、魔法物の衣装で少女が処刑されると見た情報と情景でそう思えてしまう。と言うことは、日常でも実は悪い人なのに、見た目がよさげだから、そっちの人が悪くない人と思い込んでしまっていることが多いのではないか? と考えてしまった。

これはいまだに解決をしていない自分との格闘でもある。この劇はそれだけ奥が深い。

このさきも、魔法少女たちが死ぬシーンや、処刑されるシーンなどが出てくるが、そのときは、革命家みたいに、死ぬことに対して怖がらない台詞であり、それはそれで受け入れられただけに、余計、見た目などで判断してしまうことの怖さを思い知らされた世界となった。

結果は、魔法学園は戦いに負けて、魔薩長との戦いに幕を閉じるが。最後の最後で、生き残った魔法学園の生徒たちによって、学園は残って居て、最初のシーンにつながっていく。

この物語は、単なる魔法ものでは無く、作・演出の ゴブリン串田 さんのこう言うキャラを使って何かを伝えたいのかが、すごくわかるような気がした劇であった。

 今までいろいろな劇を見て、もっとグロテスクな物語や、だいいちレミゼ好きの私は、死ぬシーンをいくらでも見て居るだけに、いまだにモヤモヤが続いて居るこの劇のシーンは、本当にショックで、ようやく感想が書けるまで落着いたぐらいだ。

今回は現実の世界ではない物語だが、その物語を書いている人は現実の世界の人。だから、劇はその演技を通して伝わってくる事を、感じる劇であった。


あと、個人的感想としては、普段知って居る役者さんとイメージが違う役なので、そこの演技が、見所で、そういう意味でもすごく楽しめた劇でした。

 

この舞台をまだ見ていない方は、ムービーステージ(有料) 
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=66087&


を見てから進むことをおすすめします。
(2022年6月30日まで配信チケット発売)
シアターキューブリック 20周年記念公演「葡萄酒いろのミストラル」










さて、突然だが、私は、演劇の場面転換などの意味がよくわからないダンスが入るのは、苦手だ。なぜかというと、そのダンスの意味を考えてしまい、前後のつながりを忘れそうになってしまうからだ。たとえそれが一気に場面が飛ぶものだとしても、そのダンスが邪魔になってしまうからだ。

 さて、この舞台は、岡村孝子さんの「ミストラル」のインストから始まり、風の音で役者が動き出す、そして、再び岡村孝子さんの「ミストラル」が流れると、役者さんたちは踊り出す。その姿はまるで美しい。
 おまえ、直前に場面転換の意味の無いダンスは苦手と言ったばかりじゃ無いかと言われそうだが、あくまでも「意味の無い」であって、ちゃんとそのダンスや踊りが、物語に繋がって居たら、当然話は別だ。むしろ、このときは、始まるときである。当然意味がある踊りになっているわけだ。


 話を少し戻そう、風の音が鳴り終わると、メインで出る、「かりん」が動き出し、岡村孝子さんの「ミストラル」が流れて、一気に華やかな踊りに変る。そして、台詞で「東北から東京へと」地名が並び、その踊りが、風であり、また、風に吹かれている何かであるものと見た瞬間にわかる。これはすごく心地良い。 そして、「走れ、ひとりで走れ・どこまでも走れ」という台詞、ここは何かがわからなかったが、いずれわかることになる。 とにかくこの台詞とこの踊りで、何が起こるんのだろうと言うわくわく感がたまらない。

そして、舞台は東京へと移り変わる。そこには、「かりん」という犬とユウキと言う男の子からの話から始まっていく。ユウキが、浜町公園に行こうと言うところから、話は「かりん」の冒険へと発展していく。 
 浜町公園で出会うのは、「しずく」 と言う、タンポポの綿毛。風に身を任せながら、自分の目的地を目指していくタンポポの綿毛。そこで初めて「かりん」と「しずく」がであい、さらに、荷物を運ぶ馬、帝都運送、 悪魔ことバルコック、 贅沢猫や、その飼い主、そして、犬の事務所の所長(犬)、オリオン、文明犬、犬の博士などと出会って、話が進んでいく、その中でも、「しずく」が、東京の風に乗りながら、東京の地名が並ぶところが印象にのこる。それは、なじみがある地名で、景色が浮かぶからかもしれない。


前半は、笑いが多く含まれていると言う感じで進んでいくが、中盤、犬の博士の言う台詞「人間が何かを思い残して死ぬと、その人は、つぎの生を犬として生まれ変わって、その思いを果たそうとする」、そこから、話の雰囲気が変ってくる。


 一人で犬の博士のところから家に帰えることになった「かりん」は途中で迷子になり、バルコックにあったとき、「しずく」にたすけられ「しずく」と空を飛んだ後、オリオンとであい、星を見る、そして、星を見ている。そのとき、「かりん」がトシの生まれ変わりだとわかる。そして、生まれ変わる前のエナさん(岩手の方言で長男を呼ぶときの言葉)との会話で、言っていた「花がきれいな農学校」を探し始めるが探しても探しても、見つからない、その風景を「しずく」が説明してくれる。その「しずく」と再びあったときに、「かりん」は、エナさんは、故郷、花巻に居ると感じとる。この間のシーンで、「えな」さんも登場し、そして、「かりん」は、時々自分が、トシとして、そしてまた別の目線として、説明してくる感覚が不思議でなんともいえない感じだったのを覚えて居ます。

話は進み、よく朝、上野駅から花巻方面への列車に乗り込もうとする。その直前ユウキとの別れ。ユウキは強がりながら「かりん」に「おまえ、なんだか人間みたいだなぁ、うちに居たのは、「かりん」という犬、もうおまえは帰ってくるな」的な言い方をして別れる。だが、別れた後、「かりん」が叫ぶ、

「私は「かりん」、私は犬、ユウキの臭いも、お母さんの臭いもちゃんと知って居る、ユウキの枕も、庭の臭いも、東京の空の臭いも、ちゃんと知って居る。」

 この台詞で、私は一気に涙があふれる。
 だが、そんな余韻に浸る時間は無い、盛岡に向かう汽車が出る時間。色々ドタバタ劇のあとに、「しずく」と「かりん」は列車に乗るが、車掌に見つかり、黒磯付近で飛び降りてしまう。
だが、「かりん」はもう、怖い物は無かった。ひたすら花巻に向かって走って行く。だが、福島から板谷峠という峠を通り、進路は花巻とは違った方向を目指すことになる。そのとき「しずく」が、「かりん」に聴く「あなたのお兄さんの名前、わかるの、」「かりん」は「賢治、宮沢賢治」。その瞬間、「しずく」の顔が強ばる。そして「とてもいえない、宮沢賢治がこの世界に居ないと言うことを。」


板谷峠付近からは、雪景色へと変わって行く。「かりん」は、雪を不思議と思いながら、進んでいく。だが、元気だった「しずく」の体に雪がつき始める。そう、「しずく」はタンポポの綿毛。だんだんと声が弱々しくなっていく。それは、「かりん」の希望に満ちた目と正反対。まるで、いま、自分たちは、間違えた方向に進んでいることを、案じているかのように。その演技はこの舞台で一番美しいと、僕は感じていた。

「かりん」が大きな川と言うと、「しずく」が、おめでとう、北上川よ。と応える。そして、「しずく」は力尽きるが、「かりん」は、それおも気が付かずに進んでいく。

辺り一面が真っ白な雪景色の時、山形の尾花沢で、自分は違った方向に進んでいたことにきつき、「かりん」は一気に倒れ込むが、ここで場面転換というか、一気に話が飛んでいく。「かりん」は銀河鉄道に乗り、そして、宮沢賢治の話の世界を駆け巡る。そして、「飛べるときが来るのを待つんじゃなくて、自分で飛ばなきゃいけない」その台詞から再び場面が変り、えなさん(宮沢賢治)の心と対面する。そして、周りに居る風がささやく「僕はここに居る」「走れどこまでも一人で」と。

再び風が吹いた後、「しずく」と「かりん」は、花巻に居た。二人ともどうやって来たかわからないが、「かりん」が言う「きっと銀河鉄道に乗ってきたんだよと」
故郷に戻った「かりん」はまた東京に戻ろうとする「もう、ここは故郷じゃないから」そして、だんだんと朝になって行き、風が吹き始め、岡村孝子さんの「ミストラル」が流れると、再び風たちが話し始める  宮沢賢治と花巻の風景を。 そして、話はここで終わる。それはまるで、最初の風と踊りにつながっていくかのように・・・・・・・・・・

あらすじでの感想は、こうだが、全体的な感想としては、この不思議な空間はなんだと思った。話が飛ぶところもあるし、とにかく動きが激しのに、それぞれが美しい。
たぶんそれは、所々で出てくる、宮沢賢治本人がそれを和らげているのだろうと思った。
なんだろう、シアターキューブリックの舞台劇は、僕の心をわしづかみにさせる作品多い。
全員が幸せになっているわけでは無い、でも、その不幸さを感じさせないのが不思議な空間である。


 これは僕が感じたことだから、妄想の域だが、もしかしたら、この作品は、岡村孝子さんの「ミストラル」の終わりが先に出来て、そこに向かって物語が作られた気がした。だから、スタート時のミストラルの曲の踊りで、自然とこれが風とわかり、そして、考え方によっては、エンドレスで物語が進んでいくようにも思えてきた。

私がこの劇を見たのは5月28日の昼と夜の2本続けてと、またどうしても見たくなって、6月1日の千穐楽の3本。途中で涙を流すことも多く、これだけ見ても、まだ、探しきれてていない部分は多いと思う。その後配信も見たが、そこで新たな発見もある。
で、恥ずかしながら、千穐楽をみたあとまで、あることがもやっと残った「葡萄酒いろのミストラル」ミストラルは偏西風 つまり、あの物語を駆け抜けた風。では葡萄酒は? それが、なぜかわからなかった。でも、数日経って、ふと自分の頭の中にその答えが舞い込んできた。 何度か迎えた、朝と夕方。 黒い空から、だんだんと赤色に染まり、その赤が薄まると、白色の朝を迎える、そして、風が吹いて、背中を押していく。そして、だんだんと赤色に染まり、再び夜になる。その空の移り変わりは、 赤からだんだんロゼにかわり、白になる。 そして、白からロゼになり、そして、赤になって、夜になる。再び赤からロゼに変り、白になり、風が後ろから押していく。 

そうか、日常なにげに僕たちは冒険をしている、その日常こそが、葡萄酒いろのミストラル だと言うことを。


【俳優別感想】

●かりん役/高橋茉琴

 元気な犬の姿がぴったり合う。それでいて、ユウキと別れるシーンなどに象徴されるように、叫ぶシーン、泣くシーン、などの感情がしっかりしていて、感情が伝わってくる。見事に「かりん」の役を演じきっている感じがしました。


●しずく役/星宏美

 この劇の主役は?と聴かれると、普通は「かりん」と答えるだろうが、私は「しずく」であった。ハキハキと地名や解説をする風景、小悪魔名部分、そして、山形に着いて、雪がまとわりついて、弱っていくシーン、全てが美しく見える。そして、かりんを常に支えながら、ときには、宮沢トシになり、ときには風になり、ときには燕になる。全部がマッチして美しく、流れていく姿にそう感じました。

●ユウキ役/太田朱香

見事に男の子の役を演じきっている。
最初見た時、一瞬子役?と思ってしまったほどだ、声といい、動きといい、男の子であった


●オリオン役/鈴木研

前回、鈴木さんの劇を見たのは、幸せな孤独な薔薇 でした、そのときは孫の役、今回は、そのイメージとは逆にちょっとワルな感じの役。
ちょっとした不良っぽいんだが、実はみんなを思いながら過ごしているオリオン、みんなに好かれた感じがよかったです。


●所長役/井俣太良
あの渋い声、見事に犬の事務所の所長と尾花沢の老木のやくにぴったりな声で素敵だった。

●文明犬役/榎本悟
機械的であって、どこか生臭い、そのバランスがすごくよく出ていたと思います。


●帝都運送役/千田剛士

千田さんの演技って、見れば見るほど味が出てくる、今回も、馬の役でありながら、その働いて疲れている様子などがすごく伝わってくる。
そして、なぜか、前回の幸せで孤独な薔薇の時は、気がついたら千田さん扱で予約していたし、今回は、千田さんの同じ写真を買ってしまったりと。おれ、千田さんのファンなのかなぁ。


●贅沢猫役/品川ともみ

ともみさんの演技は、十二階のカムパネルラ 以来2回目。
今回もちょっと悪役なんだが、実は、寂しがり屋でいい人と言うのが、今回もうまく出ている感じでした。あと、あの飼い主の行動で嫌がる部分も、すごく良い感じでした。


●犬博士役/奥山静香
なんだろう、奥山さんの性格にぴったりというか、全く違和感が無いというか。
ただ、動きがはげしい分、ちょっと心配になってしまったが、はまり役だと思いました。


●水沢役/七味まゆ味

贅沢猫の飼い主だが、アドリブが多い感じもあるが、そのアドリブがとにかくうまい。
土曜日の夜の回に、○越デパートで特注で作ったと言う、猫の翻訳機が、本番中に壊れるというところがあったんだが、次に出るシーンで「さすが○越、もうなおったわ」と言うアドリブ、会場もなごみ、さすがと感じました。


●ミツエ役/冨田恭子
ユウキのお母さん。
昭和初期の母親像が見事に現れている樋感じでした。


●バルコック/片山耀将
 悪役なんだが、なんだろう、あの声質というか、それが、怖さを完全に残しているはずなのに、舞台空間では、そこまで怖いと言う印象にならないなんとも不思議な感覚の声が片山さんの素敵なところだと今回感じました。
片山さんの動きはとにかく細かく、片山さんが演じる駅員さんの上を列車が通ると言うシーンがあるんだが、その表現がとにかくうまいのである。


●賢治/野原のぼ
所々で出てくる宮沢賢治。
その動きは、他の空間とは別で、ゆっくりでまさに賢治という感じであった。
気取りすぎず、でも、賢治らしいあの立ち振る舞いは最高です。


●作・演出 緑川憲仁
緑川さんの舞台劇を最初に見たのは十二階のカムパネルラ。そのときは、こんなに泣けていい劇を作るなんて、素敵で、天使みたいに感じたが、だんだんと作品を見るにつれ、私の心をわしづかみにして、泣かせて、そして、幸せな部分に変えていく、その感情を作品にして居る緑川さんって、もしかして、俺にとっては天使を超えて悪魔(褒め言葉)とも思えてしまう。
それだけ、緑川さんの演出は、素敵で、不思議な空間を作ってくれる。

今回の葡萄酒色のミストラルは、かなり前の作品。十二階のカムパネルラよりもっと前の作品。だけれどそこには、同じような空気が流れていた。


●メインテーマ/岡村孝子「ミストラル」
この劇は、たぶん、この曲が無いと成立しないと思えるほど。
1曲まるまる使う部分は無い、だが、最初と最後に流れるこの曲がないと、全てのバランスが崩れてしまうと思うほど、この曲は重大だとおもう。



【余談】
じつは、この劇は、数年前に一回だけ映像で見居ていたが、生で見るのは初めてだった。で、映像で見て居たとは、それなりのストーリーは覚えて居たが、細かい部分は覚えて居ない。
この公演を見る日。直前に私は神田明神に行き、そして、御茶ノ水駅に向かうため、聖橋を渡って、そこからの風景を数分眺めた。
葡萄酒いろのミストラルでは、聖橋が出てくが、そのときは、聖橋が出てくることは忘れていた。だが、ちゃんと聖橋の欄干から、風景を見ている。これは偶然だったのかなぁ。

 

 まぁ、世の中にはなぜか毎回同じタイミングで出会うと言うことが起きる。 今回見に行った劇のきっかけも、前回この劇場に来たときと同じ状態だった。



 役者の中村舞さんの生配信にお邪魔したとき、「今東京で舞台をやっているよ」で、日程を見てみると、あ、行ける日が・・・・翌日しかなかった。一旦返事は保留にして、結果的に見に行くことにして、中村さんに予約をして、金曜日の午後に、家を出て会場に向かう。途中銀座に寄り道をして、領国に着いたのは開演の25分前。トイレなどを済ませ、駅近くの「両国Air Studio」に向かう。

今回観劇したのは、劇団空間演人「飯田家の最期」



 この劇は、飯田家の父親が他界したことから、長男の「正樹」 次男でオタクの「剛」 そして、末っ子の「明美」の3人で、舞台が進むなら、普通の家だが、そこに弁護士が連れてきたのは、父親の隠し子「岡本ゆうな」だった。さらに、末っ子「明美」の駄目男も同席して、話し合いが行われる。
 話は「常夜鍋」というシンプルだが、長くゆっくり食べられると言うナベを囲みながら、色々と進んでいく。 途中で、弁護士は酔い潰れるは、オタクの次男は妄想するわ、そして、明美の駄目男は、結局金目当てだとわかり、色々進んでいくが、荒れたとき、一旦落ち着かせたり、最終的にまとめるのは「常夜鍋」の存在であった。

そういえば、昔は家族で鍋ってよく囲んだなぁ、と思い出させる部分でもあった。

途中で、弁護士が ゆうなに訳のわからない買い物をさせる。そして、あるシーンでゆうなは、影から様子を見るシーンがあるが、そのときには、なぜそこに居るかがわからず、だが、最終的には、終わるはずの常夜鍋のお肉を買ってくる。そして、弁護士は正解と言う。

 これは私の私感だが、この飯田家の舞台の主役は、常夜鍋なのかもしれない。
今は離ればなれで暮らしている兄弟が、あつまり、そして、隠し子であった「ゆうな」も鍋も囲み、家族になる。

さいごは、後日、 長男「正樹」夫婦が「ゆうな」と話し、 正樹が妹の明美と電話をして話が終わる。オタクの次男をゆうなに家に入れるな と言う台詞があるが、ちょっとだけかわいそうだが、今までの流れを見れば、わかる気がしたのも確か。全てが丸く収まっていない部分が残しているところも、この劇の魅力なのかもしれない。

 60分の短めの劇だったが、内容は濃く、舞台セットもそうだが、全体が懐かしい昭和の家族という感じを思い出して素敵な劇でした。



終了後、両国から、きっぷの関係で御茶ノ水乗り換え、千代田線経由で帰るが、ふと改札横に面白いものが。

この劇を見ながら、ゆっくりと余韻に浸りながら、町田までゆっくり電車で過ごしていました。

 

 



   今年のレミゼほど、いろいろな経験をした事は無いと思う。そりゃ、過去最大ワンシーズン6回見たらいろいろありますよ。と言う事で、帝国劇場での観劇は、今期最後のレミゼになります。まぁ地方も無いと思うけれど 

2021年07月02日 マチネ(昼公演)

 



 まぁいつも通り、町田で小田急東京メトロパスを買って、いつもの通り、千代田線経由出日比谷へ。日比谷シャンテでレミゼグッズを見て、帝劇へと進むが、今日はすごく混んでいて、ここまで列になっているのは、初めて見ました。

 


 


 で、今期6回目、総合計34回目のレミゼを見るわけですが、さすがに6回、若干慣れというか飽きというか。今までに無い感覚でレミゼを見はじめました。
普段なら、涙を流すところを流せない、ある意味怖かった。

 もうレミゼを飽きてしまったのか、レミゼは当分良いのか?と考えてしまったぐらい冷静に見て居た。その代わり、普段はプリンシパルキャストに目が行くが、今回はアンサンブルキャストの動きに目が行き、ここはこういう感じで動いていたのか?と新たな発見が多々あり、それはそれで楽しめたのだが、レミゼの感覚では無かった。・・・・・・だが、それも第1幕までで第2幕のエボニーヌが亡くなるシーン(恵みの雨)で、滝のように涙があふれてきた。それからは、普段泣かない「Bring Him Home」とかでも泣いたり、最後は号泣状態。結局レミゼは良い。また見たい。今年もう最後なのかと言う感動と寂しさが入り交じった感じになりました。

 冷静に考えてみたら、第1幕があそこまで冷静だったのは、1週間前のマチネ(昼公演)のプリンシパルキャストと全く同じだったということで、自然に普段と違う目線で楽しんでいたのかもしれない。

総論は後日改めて書くとして、今回も好き勝手にプリンシパルの感想を



 

【マチネ プリンシパル別感想】
※基本、レミゼのキャストに外れは無いと思いますが、個人的に感じ方はあると思うので、その点はご了承いただきたいと思います。



●ジャン・バルジャン 「福井晶一」さん
やはり癖はあるが、心地良い。吉原光夫さんほど高音ではないのに、むしろ低音に近いのに、「Bring Him Home」がここち良く感じる。福井バルジャン、個人的には好きです。



●ジャベール 「川口竜也」さん
前回の癖とはまた違う感じだが、それでもやはり川口さんのジャベールは、かっこいい。声が心地良いのだ。川口さんのスターは本当に素敵です。



●ファンテーヌ 「和音美桜」さん
やはり「夢やぶれて」の強弱は、知念さんとは別に、強弱がここち良く、表情がすごくよかった。そして、天に召される時の強弱も自然で、第1幕で唯一涙を流したのがそのシーンでした。



●エポニーヌ 「屋比久知奈」さん
今回のエポで一番多かったのが屋比久さん。わたしの中では、すっかりエポ=屋比久さんに鳴っている気がしました。ウォン・マイ・ウォンの不自然さもなくなりました。
恵みの雨は、あの歌い方はやはり泣けます。



 ●マリウス 「三浦宏規」さん
マリウスも三浦さんが一番多かった。そのせいか、最初は違和感が多かったが、だんだん三浦マリウスに染まってきた感じで、ここち良く見られた。
たしかに、マリウスっぽくない部分もあるが、それは、人それぞれの感じ方の範囲だと思うから、三浦さんのマリウスはそれはそれでありかとおもう。次回三浦さんのマリウスを見ても、違和感を持たない自信はある。


●コゼット 「敷村珠夕」さん
コゼットも一番多いのは、敷村さん。やはり初々しいんだよね。どのシーンも。旧演出のコゼットのイメージの方が近いかも。
やはり、プリュメの部分は、良い感じだなぁ、あの初々しさ。


●テナルディエ 「橋本じゅん」さん
テナルディエもじゅんさんだけ3回見ている、あとのテナルディエは1回だけなのに。
不思議と今回のじゅんさんは、普通のテナルディエという感じだったなぁ。慣れたわけではないと思うが、前々回、前回とまた違った感じの演技なんだよね。良い言い方だと「演技を常に勉強している」悪い言い方だと「安定していない」
まぁそれが劇の面白さなんだけれどね。
じゅんさんは、樹里さんとのコンビが一番似合う気がしました。



●マダム・テナルディエ 「樹里咲穂」さん
樹里さんも4回目で一番多い、宝塚の元男役だけあって、声の強さが良いのだが、それ以上に、結婚式の時の「らら~らら~」と歌うときの声がすごくきれい。樹里さんのすごいところは、相手のテナルディエに合わせるのがうまいところだと今回は思いました。
駒田一さんとのコンビさえ見れば全てコンプリートだったんだがなぁw
今後が楽しみです。



●アンジョルラス 「相葉裕樹」さん
最初は声の高さが気になった相葉さんのアンジョもだんだん慣れてきて、アンジョらしくなって来た感じがしました。まぁ理生さんの低音が慣れていたから、声の高さが気になっていただけなんだが、演技自体は、元々よかったので、この声の違和感(それは私の感性)が無くなった今となっては、一番南進できるアンジョかもしれない。



って、今回のメンバー、バルジャンとジャベール以外は、なにげに一番多いキャスト。このメンバーが一番チケットがとりやすかったのか???と思ってしまうぐらい。
ただ、そのおかげで、今まで違和感があった人も慣れてきて、このキャストのレミゼも良いなぁと思えたことはよかったと思います。

 

 


 プリンシパルキャストを全員見れたのは初めての経験でよかったんだが、逆に回数が多すぎて、1回1回を大切に見てなかった気もしました。
5月から1~2週間毎に通っていただけに、帝劇に行けないのはちょっと寂しいかも。
また、帝劇でレミゼを見れる日を楽しみに。そしてこんどは、コロナの影響もなく見られますように。
このコロナ禍で、全公演を見れただけで、よかったと思いました。


 中村さんの配信にお邪魔したのは、2年以上前、それだけは覚えて居る。だけれど、どのようにそこの配信にお邪魔したのかは覚えて居ない。そして、中村さんが役者で、時々東京で行われて居る劇でにも出演して居ると当時から聞いており、タイミングが合えば見に行きたいと思っていが、なかなか日程も合わず、最近は中村さんの配信にお邪魔するのも少なくなった。
 ところが、先週の木曜日に、ふと中村さんの配信にお邪魔したとき、今、両国で行われている劇に出演して居るという。 行けるとしたら土曜日だが、その前日の金曜日はレ・ミゼラブルのマチソワで、体力面、金銭面、なにしろ感染症の蔓延防止の為に外出する回数は控えたいと、いろいろ考えたが、中村さんは近畿に住んでいる方で、東京で劇を見られるチャンスは限られる。そこで、金曜日のレミゼのマチネを見た後、ソワレまでのあいだで、この体力ならいけそうだと思い、行く事にした。


2021年06月26日(土) 六畳一間で愛している ソワレ(夜公演)

                                                                     
昼間に都内で用事を済ませて、17時半ぐらいに両国に到着、駅から1分の 「両国・エアスタジオ」に到着した。受付を済ませ、会場内に入ると、客席と舞台のあいだには、アクリル板があり、くっきりエリアが分かれている。そこの劇場も感染症対策にはかなり気を遣っているのはわかる。そして、舞台セットを見ると、懐かしいと思う風景があった。昭和30年から40年ぐらいの家の風景。テレビやラジオ、扇風機など、当時のものが並んでいる。これを集めるだけでも大変だと思うぐらいだ。



 

 

 18:00 いよいよ舞台が始まる。物語は二部構成

第1部は、「坂井真一」と「坂井沙緒里」が六畳一間の部屋に引っ越すところから始まる。二人は結婚するところだが、真一の父からは結婚を認められていない状態だった。 その引っ越しをしているところから、弟夫婦、真一の同僚、沙緒里の元仕事仲間、引っ越してきたアパートの住人などとコミカルに話が進んでいく。所々で懐かしい音楽が流れ、その雰囲気も心地良い。
見て居るうちに、一カ所、時代背景が???と一瞬思ったのは、競馬をテレビで見るシーンがあるのだが、大家の孫の浪人生が単勝一点買いで負けるという台詞で・・・・あれ、この時代って、枠連しかなかった気がしたが・・・・とおもって、家に帰って調べたら、単勝って、その時代に合ったのね。完全な勘違いだったが、劇場内では調べることも難しいので、その疑問を持ったまま、その物語を見続けていた。


坂井真一と沙緒里、そして、その仲間たちと話は進んでいくが、沙緒里には一つ秘密があった、被曝した影響で、子供が出来ない、それを隠していて、婚姻届を出せずに居た。そのことを知った真一の父が乗り込んで来た時に、「沙緒里」は、1ヶ月だけ待ってとお願いし、真一さんとの別れを誓う。



だが、その後、真一は、沙緒里が子供を産めないとしっても、分かれる気は無いと告げ、そして、二人は六畳一間の部屋で結婚式を行うが、そこで真一の父が乗り込む。だが、真一の父も最終的には二人の結婚をみとめ、幸せな雰囲気で第1幕は終わる。


10分休憩の後、第2幕が始まるが。雰囲気は一変する。
たぶん10年ぐらい時が過ぎ、沙緒里が亡くなり、真一は、田嶋実果と再婚をするという段階で、真一はなぜか昔の六畳一間の部屋に戻ってくる。そこから1幕と代わり、一気に話がホラーに変わってくる。亡くなった沙緒里が真一の思いを忘れられずに、真一にとりつき、さらには、田嶋実果に「出て行け」と脅していく。その光景は第1幕とは全く違う。

だが、最後には、あることをきっかけに、沙緒里が天にあがり、真一は沙緒里から解き放たれ、田嶋実果と結ばれようとするところで終わるが、終わる瞬間に真一が沙緒里の写真を棚にしまうシーンで物語は終わる。

全体的な感想は、1部と2部でここまで変わるとは思わず、びっくりしたというのが本音だ。前半は昭和の懐かしい風景と笑いの空間があるのに対し、後半は、沙緒里の思いが強すぎる。そして、一番最後の写真をしまうシーン。あの間は絶妙で、早すぎる真一が沙緒里に対する思いが軽すぎるし、長いと、先ほどの怨念のイメージが強くなってしまう。あの間は絶妙だと思う。真一が最後に思い切って断ち切る。あの風景は、なんとも言えない気分になった。そのモヤモヤは、最後のカーテンコールで、真一(仙石智彬)さんと 沙緒里(夏巳りか)さんが仲よく去るシーンでそのモヤモヤが解消されて良い感じで終わる姿はよかった。

 そして、今回見に行った理由、 中村舞さんが演じる「田嶋実果」さんは、後半にしかでない、そして、沙緒里に憎まれるので、自然と怖がるシーンが多くなるが、その怖さも自然に出ている感じがよかったと思う。中村さんは、配信では見て居るので、話し方とか、話し声は知っているが、役者としての中村舞を初めて見れて、本当によかった。

(写真はランダムチェキより)


このご時世、そして、配信も、演劇も、ものすごく数がある。その中で見れる劇というのはごくわずかで、役者さんを知るのも、ごくわずかである。そんな中、こうやって劇を見て、そして、こうやって人に会えるというのはすごいことだと感じたのと同時に。もっと気軽に劇が見たいと切実に願う。

 そして、いつも思うこと、「この劇にあえてありがとう、会わせてくれてありがとう」

 ミュージカル「レ・ミゼラブル」を30回以上見て居るといろいろな見方をしてきた。ときには2日連日でみたり、だが今回みたいなことははじめてだ。ことの成り行きは、先行特別抽選販売で当選した日と 後日一般発売開始日に希望日がどんどん埋まり、キャスト表と行ける日を見ながらなんとかとったチケットが、同じ日のマチネ(昼公演)とソワレ(夜公演)に重なったのだ。演劇のはしごはした事があったが、いわゆるマチソワという物は初めて。確かに同じ日に同じ劇を2回見るというのはなんかもったいない気もするが、逆に言えば、キャストは総入れかえになるので、同じ劇がどう変わるかという点では楽しみである。


 

 

2021年06月25日 マチネ

 



 と言う事で、いつも通り、小田急線と千代田線を使い、二重橋前駅へ。そこから国際ビルで食事とトイレを済ませ、いつも通り帝国劇場へと向かうが、慣れた道のりなのにドキドキする。やはり緊張はして居るみたいだ。 
マチネは1階 U列(A席)54番と相当上手側になる。考えて見たら、今年の上手側は初めてだった。さて、始めると気になったのは、証明の当たり方。新演出になってライトの指向性が高くなったのか、上手、下手のハジにいくと、影が強くなってどうしても見えにくくなってしまう、その点も含めて旧演出がよかったかなぁ。

 全体てきな感想としては、福井さんと川口さんのコンビは安定していて良い。川口さんは若干癖があるが、それでも福井さんとの息はいいとおもう。あと、民衆の歌でエポがマリウスを探して列から離す部分は、下手からはなかなか気がつきにくいが、上手側だと出るタイミングとかもはっきりわかり面白かったです。
 あと、今年のレミゼはガヤの台詞が聞こえやすい気がしたが、今回はそれほどでもない。下手側の方が聞こえやすいだけだったのかなぁ。

 

【マチネ プリンシパル別感想】
※基本、レミゼのキャストに外れは無いと思いますが、個人的に感じ方はあると思うので、その点はご了承いただきたいと思います。

●ジャン・バルジャン 「福井晶一」さん
今年初めての福井バルジャン。癖もそこまでなく、個人的には安定して見れるという感じのかたなので、安心して見れました。
声の透き通りは少ないが「Bring Him Home」は不思議と違和感もなく、低い音が安定しているせいか、心地良い。川口ジャベールとのコンビも良い感じでした。


●ジャベール 「川口竜也」さん
川口さんのジャベールは癖はあるが、それは良い感じで出ているので個人的に好きなのよね。吉原さんの時とまた癖の出し方が違うので、相手によって合わせて居るのかもしれない。ここ数年では、川口じゃベールがわたしの中で定着している感じがあります。


●ファンテーヌ 「和音美桜」さん
和音さんはファンティーヌ歴が長いので、和音さんファンテーヌも好きです。夢破れての表現も、知念さんとは違うが、苦しみのところと、昔を思い出してちょっとだけ嬉しくなる部分がうまく出ている感じで好きです。
あと、ファンテーヌが天に召されるときの演技も良い感じです。



●エポニーヌ 「屋比久知奈」さん
屋比久さんのエポは今年一番多く見ることになります。今年は3回目。レミゼ東京公演も中盤となっている事もあり、5月の時とはまた別な感じ方に見えました。まぁ上手、しもてのさもあるかもしれないが。一番変わったのがわかるのが「恵みの雨」の部分かなぁ。だんだん良い感じになって来ています。


 ●マリウス 「三浦宏規」さん
前回はすごく違和感を感じたが、今回は不思議とそんなに違和感がなかった。前回の違和感は何だったんだろうと思うぐらい、マリウスになっていた。
まぁエポの相手も変わっているので、その差もあるのかもしれないが・・・・・


●コゼット 「敷村珠夕」さん
今年3回目となりますが、やはり、プリュメ街のあの初々しさがなんとも言えなくて良い感じ。初めてのドキドキ感をうまく表現している感じがします。前回見たときも感じたけれど、やはり、旧演出のコゼットのイメージなんだよねぇ、でもそれが心地良いんです。


●テナルディエ 「橋本じゅん」さん
前回の感想で、じゅんさんのテナルディエ、なんとなく空回りしていると言ったが、考えて見たら、テナルディエは、悪役だけど憎めない陽気な部分もあって、空回りしている感覚も、テナルディエで正解なんだと思ったら、じゅんさんのテナルディエもここち良く感じるようになったので、考え方でこうまで変わるんだなぁと思いながら見て居ました。



●マダム・テナルディエ 「樹里咲穂」さん
樹里さんも今年3回目、ただテナルディエの相手は、全員違う状態でしたが、樹里さんは相手にあわせて演技をしているなぁと改めて感じました。最初はきれいすぎると言いましたが、それは、六角精児さんテナルディエがちょっとかっこよかった感じがしたから、斎藤司さんの時は、コミカルなテナルディエに合わせ、じゅんちゃんのときは、あの空回りをうまく合わせる感じで、こう変えているのかと思う部分があり、その差を見るのが面白かったです。樹里さん、これからも楽しみです。


●アンジョルラス 「相葉裕樹」さん
相葉さんの声も最初は声が高めで、そこが個人的にアンジョのイメージが違ったが、だんだん相葉さんのアンジョのイメージにもなじんできて、今では、相葉さんのアンジョも素敵だと思います。やはり、ワン・デイ・モアーの「嵐の日まで~」と出てくるシーンは、アンジョのかっこよさが引き立つ部分なので、あそこで違和感がなければ、そのままアンジョのイメージで行けます。


と言う事で、マチネの観劇は終了。全体としては、そこまで癖がなく、落ち着いたレミゼという感じで終わりました。

さて、普段なら、余韻に浸りながら、さて、帰るかになるんだが、今回はもう一回レミゼがあります。と言う事で、再び国際ビルに行き、マクドナルドで、少し食事をします。ここで食事をしないと、ソワレ(夜公演)が終わる時間が21時なので、お店が閉まっているので、家まで悲惨な状態になるので・・・・・

で、マクドナルドで、いろいろ作業をして、トイレを済ませ、再び帝国劇場へ(と言いながら実は同じビル内だったりして)

 

2021年6月25日 ソワレ(夜公演)

と言う事で、この日2回目の帝国劇場でのレミゼ。 しかも座席も 1階U列(A席)13番。上手から下手に移った以外、列まで一緒かい。と言う感じで、観劇を始めます。

 


数時間前に見た風景が再び始まるんだが、全く違う。
音の量も違うし、ガヤの台詞の音量もちがうし、同じ劇というのかと思うぐらい違う。もちろんストーリーが違うわけではないが、マチネとソワレでは、全然違うのである。
キャストによって、若干競りが違う部分もあるし、なにより客席のオーラが全く違う。

このソワレのキャストは、私的に今年一番の並び。もちろんもっと言い組み合わせもあるが、行けない日もあるし、チケットが取れるかどうかもあるので、今回はこの日が最高であった。
ただ、数時間前に同じストーリーを見て居るので、新鮮さはないし、感情移入も難しかったが、それでも、恵みの雨とか、音楽が流れるだけで涙が出てくる(おれはパブロフの犬か)。

そして、この日、一番よかったのが、結婚式のあとのテナルディエ夫婦の歌の時だ。


「二十年ぶりの手拍子」
旧演出の時は、そこで音楽に合わせて手拍子をする人が多かった。だが、今はそれはない。その部分になると、音が出ないように手拍子をして居る私が居たのだが、この日のソワレは、二十年ぶりぐらいに、その手拍子が復活した。マチネでもなかったのに、このソワレでは旧演出時代の劇場の雰囲気が復活した。それだけで今日来てよかったと思うぐらいな出来事でした。

そして、カーテンコールも、会場全体の呼吸があう、これがあるから、劇は生で見たいのだ

 

【ソワレ プリンシパル別感想】
※基本、レミゼのキャストに外れは無いと思いますが、個人的に感じ方はあると思うので、その点はご了承いただきたいと思います。


●ジャン・バルジャン 「吉原光夫」さん
不思議とまた光夫さんの強い癖が出ていたが、今回はそれすら心地良い。光夫さんもジャベールの相手にあわせて、役を作っている気がします。
やはりあの透き通った声が光夫さんの魅力だと思う。今年は光夫さんの魅力を発見できた年でよかった。
特にエピローグの優しい声は、普段の光夫さんの声と違って、また良いのよね。


 ●ジャベール 「上原理生」さん
理生さんの違和感はなくなったが、やはり、理生さんのアンジョが好きだっただけに、ジャベールであることがもどかしい。
理生さんのジャベールは声はきれいで低音も聞いていて素敵である。でもやはり。「昔は俺も戦った」と言う台詞の時に、「そうだよ、理生さんは戦って欲しいんだよ」と思ってしまうのよね。



●ファンテーヌ 「知念里奈」さん
ここは意見が分かれるところだが、私は知念ちゃんのファンティーヌが大好き。「夢やぶれて」の「夏、あの人来て~喜びにあふれた」と言う部分、知念ちゃんは、そこだけそのときを思い出したようにちょと幸せに歌う姿が好きなのよ。
そして、天に召されるときにコゼットに対する思いを歌うときは、母親になった知念ちゃんの思いが載っている気がしてますます好きなファンティーヌになりました。
今回はこの回だけしか、知念ちゃんのファンティーヌを見ることが出来ないが、毎回見てもおすてきなファンティーヌです。



●エポニーヌ 「唯月ふうか」さん
今年ははじめてだが、過去に見たことがあるので、イメージはつかめているから、すんなり入れる。ウォン・マイ・ウォン も 恵みの雨 も心地良い歌い方と演技である。
あの切なさが自然と出ている感じがふうかさんの魅力かなぁ


●マリウス 「竹内將人」さん
今年2回目の竹内マリウス。
力強い部分と頼りない部分がうまく表現できているので、エポにもコゼットにも合う
竹内さん自体は、今年が初レミゼと言う事だが、そんなのを感じさせないぐらいのマリウスになっている感じでした。


●コゼット 「熊谷彩春」さん
熊谷さんも今年初めて。はやり、プリュメ街の初々しさがすごくうまく演技できている。
生田さんのコゼットも好きだったが、生田さんは完全にお嬢様というイメージだったが、熊谷さんを始め、今年のコゼットは、全員プリュメの初々しさが出ていて、とても心地良い。特に熊谷さんの演技は、初恋の雰囲気がすごく出ていて良い感じでした。



●テナルディエ 「駒田一」さん
先日斎藤司さんのテナルディエすごくいいと思ったし、六角精児も良い感じでいいのだが、何だろう、駒田さんのテナルディエは、もう次元が違うのよね。レミゼでは、テナルディエ十数年のベテランのオーラというか、台詞も他の人以上にアドリブの部分がうまいし、もう、テナルディエ=駒田一というのができあがってしまっている気がします。
もちろんほかの方のテナルディエも好きだが、駒田一と森公美子さんとのコンビは、最高です。


●テナルディエ夫人「森公美子」さん
森公美子さんも25年というのもあって、これぞテナルディエ夫人という感じ。ただ、宿屋のところでは、完全な悪役というイメージが強くなったのは、演出の都合かなぁ
特に駒田一さんとのコンビは最高。息がうまく合っていて、見て居る方も安心して見て居られるからなおさら。
この二人のオーラがぴったりだから、あの手拍子があったのかなぁ



わたしの個人的な感覚で、小野田さんのアンジョが声が一番似合うかなぁ。相葉さんも良いんだが、小野田さんの方がちょっと声が低いので、個人的には心地良いんですよね。
アンジョはちょっと低い声でかっこいいイメージなんですよ。


マチネもよかったが、ソワレ(夜公演)は、手拍子もあり、客席の雰囲気も最高で、とにかく満足な気分で開場をあとにしました。


マチソワをやった感想としては、集中力はどちらも落ちる。マチネはそのあとのことを考えてしまうし、ソワレは、さっき見た部分だからと感情移入がしにくいというのはある。だが、そのぶん客観てきに見えるのと、何しろ同じ舞台で全然違うものが見えることを体験できたのは、本当によかったです。

まぁ一日潰れるし、疲れはするが、それ以上の満足感があった。

今年のレミゼは残すところあと1回

 前々回に、30回みたら、自分なりのレミゼのイメージが付いてしまい、それと違うときの格闘があると書いたが、逆に言うと、人が作る、そして同じことが無いと言っても過言では無い演劇で、そのイメージが合うほど嬉しいことはない。

 

 2021年6月19日土曜日 ソワレ (記憶にあるだけで人生31回目のレミゼ)

 

 この日は東京駅周辺に用事もあり、久々に画廊巡りをしてからの帝国劇場入りでした。17時に帝国劇場へ。今回は、中列(補助席)。補助席は確かに椅子も簡易的なものになるし、人によっては嫌う人も多いかもしれないが、S席とA席の通路の間にあり、S席のすぐ後ろで4500円安く、なおかつ、背もたれが折りたためるので、左右に人がいても、通路から直接着席もできるし、座り方のコツを身につけると意外と快適なので、意外と好きなのよね。(当日券狙いでそこに行く人も居るし、補助席でもみたい人だから基本レミゼ好きが座る席でもあるので)

 

 

 

 今回のキャストは、こちら、 一番気になったのは テナルディエ役の斎藤司さん。斉藤さんは前回からの参加だが前回は見る事が出来なかったので、初めての斉藤テナルディエを見る事になる。

 

 

 

劇全体の感想は、久々に自分がイメージして居るレミゼとイメージが一致して心地良い。そして何しろ会場の雰囲気も同じような空気になり、本当に良いレミゼを見れたと思いました。年々涙を流す場所が減り、そのことに自分でもちょっとおどろいては居るが、逆に客観的に見れるので、新たな発見も多く楽しめる。客観的に見られながら(もちろん、大泣きするところは泣く)、ここまでここち良くレミゼを見れたのも久々な感じがする。

もちろん、普段のレミゼがここち良くない訳ではない。だが、何十回も見ると、どうしても自分でイメージが出来てしまい、それと違うと、違和感も出てきてしまう。年を重ねるとその修正もなんとなく時間がかかってしまう。だからイメージへの一致は本当に心地が良い。

今回のレミゼでは、数カ所の演出変更を自分では見つけられたが、さらにミュージカルファンの方の動画を見て、そこを見ると、今まで気がつかなかった演出の変更や形が見えてきて、なおさらおもしろい。まぁ気がつかなかった部分は、基本号泣しているところだからわからなかったのもわかるが・・・・・・

基本レミゼに外れは無いと思っている、それぞれの組み合わせで楽しめるのはたしかだが、あとは、個人的な感性と、会場の雰囲気でかわるので、そのへんの感じ方の違いはご了承願いたい。

【プリンシパル別感想】
※基本、レミゼのキャストに外れは無いと思いますが、個人的に感じ方はあると思うので、その点はご了承いただきたいと思います。



●ジャン・バルジャン 「吉原光夫」さん
 吉原光男さんの演技は、今までは全部癖が強いというイメージがあったのだが、前回も書いたとおり、その癖が心地委感じになっていた。自分の心境変化もあるかもしれないが、それ以上に声質が変わった気がする。とくにコルム・ウィルキンソンさんが数年前に日本来日してから、吉原さんの歌い方が変わった気がする。癖はいまでもあるが、それがとてもここち良い。


●ジャベール 「川口竜也」さん
 川口さんのジャベールも癖はあるが、個人的には元々その癖がすきだったので、今回も楽しみにしていた。吉原バルジャンの癖が変わったことで、川口ジャベールの癖とここち良くマッチしてすごく良い感じなのだ。歌い方には個性があるから、そこを嫌う人も出そうだが、それ以上に、場面場面の声の出し方がうまいのかもしれない。きれいな歌と言うより、その場面のその情景の歌い方なのが良い感じなんですよ。


●ファンテーヌ 「二宮 愛」さん
二宮さんのファンテーヌは、強弱がうまく歌われている感じで、個人的には大好きである。
「夢やぶれて」も知念さんとは違うが、ある部分の切り替わりが心地良い。安心して見れるファンテーヌです。



●エポニーヌ 「屋比久知奈」さん
5月に見たときは、恵みの雨の時、もう少し声が弱くてもと感じも受けたが、今回はそれはなかった。帝国劇場は場所によって音圧とかがわかるから、見る場所で感じが変わるのかもしれないが。 屋比久さんのエポも好きです。



●マリウス 「内藤大希」さん
内藤大希さんのマリウスは、何回も見て居るので、安心して見れるし、最近では、一番マリウスに合う気がするねぇ。6月2日の竹内將人さんのマリウスが違和感が多かったので、なおさらああ、マリウスだという感じがするのよね。

※竹内將人さんの演技などが悪いわけでは無く、私がイメージして居るマリウスと違うだけです。竹内さんもすてきな演技をしています。


●テナルディエ 「斉藤司」さん
前回(2019年)の時、トレンディーエンジェルの斎藤司さんがレミゼに?と言うのが正直な感想でした。ただ、2019年はチケットが取れず、斉藤さんのテナルディエを見ることが出来なかったので、今回は、六角精児さんのテナルディエ同様楽しみにしていました。

で、結果ですが、予想を裏切りました。素晴らしいテナルディエ。 
テナルディエは悪者なんだが、不器用で憎めない部分も多く、ある意味難しい存在だが、それを斉藤さんなりに見事にその部分を出して居る気がしました。
歌も思っていた以上によかったし、笑わせる部分はきちんと笑わせる。で、怖い部分はきちんと怖さを出して居る。
ここ数年のテナルディエは駒田一さんのイメージが強く付いてしまった自分にとっては、このテナルディエは、また良い感じのテナルディエなので、こんどは森公美子さんとのコンビで見てみたいです(今年はチケットの関係で無理ですが)


●マダム・テナルディエ 「樹里咲穂」さん
5月に見た時は、きれいすぎるというイメージだったが、今回はちゃんとしっかりしていた感じが。
宿屋の最初のシーンは、少し怖すぎるイメージもあるが、それ以外は斉藤さんとのコンビもよく、前回とは違う印象でした。


●アンジョルラス 「相葉裕樹」さん
声が高く感じる相葉さんも、今回はそこまで声の高さは気にならず心地良い。今年は2回目だが、どちらもそれを感じる。
相葉さんのアンジョも何回も見て居るから、だんだん相葉さんのアンジョにも慣れてきたと言うことかなぁ。



 先にも書いたが、とにかくこの日のレミゼは、舞台上も客席の空気も、何もかもここち良かった。座席は中列とちょっと座席の質は下がるが、舞台から離れているものの、自然と舞台全体が見えて、遠すぎず、近すぎずの感じが実は良い。まぁここ数年中列で見ることが増えたからなおさらなのかもしれないが。

と言う事で、今年のレミゼ3回で、丁度折り返し地点となりました。
残りのレミゼも楽しみです。
あとは、無事、全部見れますように祈るのみ。

 



レミゼを最後まで見られるのは、神のみぞ知る。

 


 

  わたしの記憶が確かならば、 人生30回目のレミゼ観劇。

 

そこまで見て居ると、過去の記憶から自分のイメージができてくる。というのは前回書いたとおり。そしていよいよ30回目、この日は初めてe+貸し切り公演での観劇となった。

 

 

 

 

 

 

 2021年6月2日ソワレ(夜公演)

 

 前回同様開演30分前に帝国劇場に到着。

 

今回はe+でのチケットなので、初めての電子チケットでの入場となった。すごく違和感があるのと同時に、普段休憩時間は劇場外のトイレを使うので、半券扱いがどうなるか気になっていたが、画面が残るのでこれをみせれば大丈夫とのことでした。

 

いつも通り、荷物をロッカーに入れて、座席につきます。

 

今回はA席だが、1階席でセンターより下手より。舞台より遠いのだが、舞台面も見えるノで、意外と楽しめる。前回とは違った目線で見れるのが楽しみです。

 

 始まってみて改めて気がついたこと。例年よりオーケストラの音量が小さい。そして、ガヤの台詞が多くなった。これも演出の変更なのか、コロナ対策でオーケストラの管楽器の呼吸法を変えているのかわからないが。とにかくオーケストラの音が小さい。で、ガヤの台詞はオーケストラの音量が小さくなったから目立つのか、演出変更なのかわからないまま進んでいく。

 

結果的には、前回と違って、いつものレミゼに近い感覚で見ることができた。

 

カーテンコールの時に、演者さんからのご挨拶があるのも貸し切り公演の特徴でした。

 

 

 

 

【プリンシパル別】※感じ方には個人差があります。

 

 

 

 

●ジャン・バルジャン 「吉原光夫」さん

 

 吉原さんの声はきれいなんだが、癖のある歌い方と演じ方で、ちょっと避けていたところもありました。だが不疑義なことに、その癖が心地良い。くせに違和感より、透き通る感じの声の方が勝っているのかもしれない。

 心境の変化もあるし、バルジャンは吉原さんというイメージもついてきたのか、安心してみられるバルジャンでした。

 

 

 

 

 

●ジャベール 「上原理生」さん

 

 前回は本当に上原さんの違和感に苦しめられたが、今回は普通に入り込めました。上原さんは、前々回までアンジョルラスの役で、上原さんのアンジョが好きだっただけに、すごく違和感がありましたが、ようやくジャベールの上原さんをわたしのからだが受け付けてくれたみたいです。

 

 

 

 

●ファンテーヌ 「濱田めぐみ」さん

 

濱田さんのファンティーヌの安定していて好き、知念ちゃんとは違った強弱の付け方だが、それはそれでここちよい。

特に夢やぶれてに入る部分が、悲しく、力強く、不思議と心地良い。

夢やぶれては「夏・あの人来て~」の部分の表情で変わる気がして、知念ちゃんはそこの切り替えが良いカンジダのだが、濱田さんは濱田さんで、そこの演技の仕方がまたよくて、自然に涙が出ました。

そして、エピローグの歌も、素敵でした。

 

 

 

●エポニーヌ 「生田絵梨花」さん

今回一番見てみたかったのが、生田さんのエポでした。

初めて生田さんがレミゼに入るとき、正直「え?」と思いました。ですが、前回までのコゼットは見事にやり遂げていました。元々レミゼが好きだと言うことなので、自分なりのコゼットがあったのかもしれません。ただ、コゼットはお嬢様役、比較的イメージに合うのだが、今回は真逆のエポニーヌ。どう演技するか気になりましたg。

でも、生田さんのエポニーヌ、声がちゃんと良い感じ。 ウォン・マイ・ウォンが少し気になる部分もあるが、恵みの雨は本当にきれいに演技をされていて、

 

 

 

 

 

●マリウス 「三浦宏規」さん

 

なんだろう、マリウスって、声が低くても高くても、よほどのことがないと違和感が出ないキャラなのに、今回はやたら違和感が出ました

歌い方なのか、演技の仕方なのか、声質なのか、とにかくマリウスっぽくない。

マリウスの感想を書くのに普段は、違和感が無くどれもマリウスっぽいイメージだからなのだが、ここまでマリウスのイメージで無いのははじめてかも。

声質が違うのかなぁ、今回そこが一番気になりました。

 

 

 

●コゼット 「敷村珠夕」さん

 

敷村さんのコゼットも良い感じ。プリュメ街のあのわくわくした感じも悪くないし、お嬢様お嬢様と言う感じでも無く、バランスが良いかなぁ。なんとなく旧演出のコゼットに似ているかも。

敷村コゼットも今後の楽しみです。

 

 

 

 

 

●テナルディエ 「橋本じゅん」さん

 

なんだろう、橋本じゅんさんのテナルディエは見た事があるはずなのに、なんか、空回りしている感じが強かったんだよね。

気のせいかもしれないが、普段の橋本じゅんさんじゃない気がして仕方が無かった。

六角精児さんに比べればテナルディエぽいんだが、この違和感は何だったんだろう。未だにわからずじまい。

 

 

 

 

 

●マダム・テナルディエ 「谷口ゆうな」さん

 

谷口さんのマダムテナルディエは、怖さが強いイメージでしたが、今回はそれが少しやわらかくなった感じで、良い感じでした。

これも感じ方の違いかなぁ。 声とかも良い感じで、森公美子さんとは違う感じで、良い感じのマダムテナルディエでした

 

 

 

 

 

●アンジョルラス 「木内健人」さん

 

木内さんもレミゼ初めての人、声は低めで、わたしのイメージのアンジョルラスなんだが、演出の関係なのか、ちょっとだけしっくりこない部分が。

もちろん悪くはないんだが、 ただ、今回はアンサンブルでも違和感があるところがあって、マリウスも違和感があったので、アンジョが合っていても、周りの違和感に囲まれて違和感があったのかもしれませんが。

 

 

 

 

 

 

 

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前回とまた泣くところが変わって、じぶんでもびっくりしました。

あと、司教様がすごく違和感がありました。

やはり、オーケストラの音量が気になった回になりましたが、それでも、レミゼは良いのです。

そして、ついに、記憶にあるだけで人生30回目のレミゼ。まだ数回レミゼを見ますが、どんなレミゼに会えるか楽しみです。

 

  わたしの記憶が確かならば、 人生29回目の観劇。

そこまで見て居ると、過去の記憶から自分のイメージができてくる。例えば、アンジョは低い声、テナルディエは陽気で高めの声など。たとえ新しいキャストの人が入っても、前からいるキャストさんが居るのでそれでイメージを修正しながら見る事ができる。

ところが、今回は、プリンシパルが新しいキャストが多い状態だったのだ。なので、いままでと違った感覚になった。


 

 

 

 2021年5月28日マチネ 

 

 開演30分前に帝国劇場に到着。

普段とは違う感じで劇場内に入る。新型コロナウィルスの対策でとにかく普段といろいろ違うのだ。

ロビーに人が集まらないように、普段ある横断幕もないし、劇場入り口の装飾もない。まぁやってくれるだけありがたいんだが。

 

いざ始まると、さきほど言ったとおり、とにかくいままでの人が少ない。その代わりあらたに見るレミゼという感じで鑑賞できた。さらに数年ぶりに2階席。

ここ数年は、チケットがなかなか取れなくて、中列が多かったのでさらに普段とは違う感じになりました。帝国劇場は、性質上、センターは音圧が強く、左右は台詞が聞き取りやすい。

今回は下手側だったこともあり、台詞はしっかり聞ける、普段聞き取りにくい小さな台詞もはっきり聞こえて新たな発見があった。

あと、あ、ここは前回と違うかなぁと言う箇所が6箇所ぐらい見つけました。

 

 

【プリンシパル別】※感じ方には個人差があります。
 
●ジャン・バルジャン 「佐藤隆紀」さん

 前回と同じ感じで、ちょっと違和感が強い、多分声の透き通りが少ない気がする。

それがでるのが、「Bring Him Home」の部分。

ただ、演技自体はよく、この透き通り感は、わたしが 勝手に思い浮かんでいるバルジャンなので、そのあたりは意見が分かれると思う。

 

 

●ジャベール 「伊礼彼方」さん

一部違和感はあるものの、ジャベールらしい。

特に、「スター」の部分は、いい感じでした。

 

 

●ファンテーヌ 「二宮 愛」さん

二宮さんのファンティーヌも初めて。 夢やぶれての部分が全体的に強いだけと言う感じだが、声も歌も演技もいい感じでした。

知念ちゃんとは違う魅力があるファンティーヌでした。

 

●エポニーヌ 「屋比久知奈」さん

屋比久エポは3回目。 ウォン・マイ・ウォンの違和感は若干残っているものの、屋比久さんエポが定着質ある感じでした。ただ、恵みの雨、もう少し弱くていい気が・・・・・

死ぬシーンなのに歌がはっきり聞こえるのよね、強弱はきちんとしているからそこまで違和感はないんですが・・・・

 

 

●マリウス 「竹内將人」さん

竹内さんは今回初出演

あの声の高さ、マリウスでいい感じです。

まぁマリウスの場合は、多少イメージがずれても、基本はぴったり合うことが多いのだが、それでもあたりの方だと思う。

 

●コゼット 「加藤梨里香」さん

加藤さんも今回初出演の方、初々しいコゼット感が出ていました。

特にプリュメ街のところは、その初々しさが、初めて恋をした部分と見事重なりいい感じ。

初めてプリュメ街で涙を流しました。

 

 

●テナルディエ 「六角精児」さん

今回の公演で一番見てみたかったのは、六角精児さんのテナルディエでした。

テナルディエは、駒田一さんのイメージがどうしても強くなってしまいそれに比べると、六角さんは、ちょっと声がかっこいい感じ。

演技事態は六角精児さんなりのテナルディエを作ったというのが伝わってきました。

それと、駒田一さんが登場する前の斉藤晴彦さんの時代のテナルディエに合う感じでしたね

 

 

●マダム・テナルディエ 「樹里咲穂」さん

なんだろう、マダムテナルディエにしては、ちょっときれいすぎるのよね。

元宝塚の方だから、そういう感じなのかなぁ。

もちろん、普通のマダムテナルディエなんだが、なんか空気感がちょっと違うのよね。

でも、演技はいいし、面白いところもだしているし、いい感じなんだが、その感覚が不思議でした。

 

 

●アンジョルラス 「相葉裕樹」さん

私がイメージして居るアンジョよりも声が高い、前回はソコが気になりましたが、今回は相葉さんらしい声と安心感が。

たぶん、初めて見るキャストさんが多いから、前回見て居る相葉さんの声でレミゼだと言う安心感が馬れっ宝なのかもしれませんが。

演技自体は本当にいいので、声が高いイメージはわたしの勝手なアンジョの絵なので、そこまで行くと好みの問題だけになってしまいますね。

 

 

 

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全体としては、いままで泣いていたところで泣けない代わりに、え、ここで涙出るとじぶんでもびっくりするくらいでした。

特にプリュメ街で涙を流したのにはおどろきました。

 

今期レミゼは、今のところあと4回見る予定です。

さぁ今後のレミゼはどう感じるか楽しみです。