2022年10月07日観劇 「among the boX-Time during a day…- | zaka1973の観劇ブログ

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そのなかで、こちらは観劇の感想を中心としたブログとしています。

2022年10月07日観劇 ◆danke 13th produce stage 「among the boX-Time during a day…-」

福元あかりさんを知ったのは、いつのことだろうか。ネット配信サービスSHOWROOMで知ったのがきっかけ。数年前から、何度か劇場での公演の話は聞いていたが、なかなか行けず、こんかいが、福元あかりさんの初演技を見ることになりました。

大雨のなか、会場の池袋GEKIBAへ向かう。受付を済ませ、開場時間まで雨やどりをしながらすごし、再び会場に戻る。

今回見た作品は◆danke 13th produce stage 「among the boX-Time during a day…-」

舞台は最初、病院の停電から始まり、そして「病院」「エレベータ」「張り込み現場」の3つのステージから成り立つ。
それぞれ、場面は変るが、ストーリーは全部つながっており、いろいろと面白い。
「病院」では、倉庫が舞台なので、箱がたくさん並べてあるが、その箱をつかって、OPの音楽で役者を紹介したり、いろいろと考えられているなぁと思ったのと同時に、ストーリー自体は、笑いがありながらも、それぞれに人間関係が絡み合いながら進んでいく。

次にエレベータのシーン。昔、エレベータのボーイをして居たこともあり、エレベータの演技ってどうしても、細かい部分を気にしてしまう。
ここでは、停電によって4人が閉じ込められるというところからいろいろと話が進んでいく。
まぁエレベータの空間以上に動きがあるのは、表現力を生かすものなので、それは別にかまわない。で、実際これはエレベータではあり得ないんだけれどなぁ?と言うところも無いので安心して見られる(おまえはどこを見て居る)
もちろん、物語もちゃんとしていて面白い。前回の医者の部分と繋がって居て、それがどのように結ばれて行くのか、考えながら見るのも面白い感じだった。
ただ、不覚にも、福元あかりさんの役「ほのか」の存在に違和感があった。それは演技の違和感では無く、空間における違和感である。その違和感は、エレベータのドアがいたところで、解決するが、それでも何かが残る感じがした。

最後は、張り込み現場。病院向のアパートから病院の様子を張り込んでいるシーンから話が進むが、張り込み現場でも人間模様は複雑であった。そして、中盤付近から話が一気に進み、今までの違和感がだんだんとわかってきた。なるほど、そういうことだったのかと、最後は納得できてすっきりする構成になっていた。

全体の感想としては、人(役)の繋がりが、どうつながっていくのかが面白かった。
また、この回は、ちょっと特別で、一カ所、男性役が女性でやっている部分があったと聴いていたが、そんなに不自然な部分も無く進んで居たのは、良かった感じがしました。

福元あかりさんの演技は、なんでしょう。普段のイメージが、そのまま役のイメージという感じなので、配信の時とイメージがちがってこう演技が出来るのか?とかの感覚がほとんど無かったが、当然そのまま普段の福元あかりさんの姿で台詞読みをしているわけでは無い。ちゃんと演技をしているのはわかるし、演技はうまいと思うが、イメージ通りすぎて、それをつかみづらかった(これは役者さんを知って居るからの個人的な感想でもある)ので、今後別の演技を見て、どんな風に写るのか楽しみである。

劇が終り、物販の時に、初めて福元あかりさんとお話をして、そして会場をあとにした。

あ、もうひとつ今回面白いと思ったのは、劇のパンフレットである。
日によって役者が変る劇でもあり、ネタバレを防止するために、パンフレットは、名刺サイズになっていて、QRコードを読み込むと、公演が終ったところから、ページが開放されるシステムとなっている。
そのまま役者さんのツイッターなどにも飛べるというのも、今までに無い感覚であった。
たしかに、荷物にもならないし、ネタバレにもなりにくい。