2022年12月09日(金)観劇 ふでの会プロデュース『しんしゃく源氏物語』 | zaka1973の観劇ブログ

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2022年12月09日(金)観劇      ふでの会プロデュース『しんしゃく源氏物語』


 源氏物語、当然名前は聞いたことがある。だが、いざ源氏物語とはどんな作品なのかと、問われると、光源氏が浮気しまくってとか・・・・ そのくらいの今年か出てこない。同じ時代に作られた、枕草子は、たまたまNHK漫画で読む枕草子という番組を見ていたので、なんとなく覚えて居るが、源氏物語に対しては、本当にそのくらいしか知識が無いのだ。 そんな中、今回出演される「谷口礼子」さんから、舞台のご案内をいただき、歴史や古文の疎いので、不安もあったが、いろいろあって、丁度平安時代のことを少し調べていたときだったので、思いきって行ってみることにしました。

 当日は、朝から、日比谷で映画を見て、自分の配信の取材をしに流山まで行って、それから中野に行くと言う結構なハードスケジュールで、会場の到着。19時舞台は始まった。

 



 紫式部の登場から、今回の話は、源氏物語でもそのなかの 第6帖 末摘花(すえつむはな)のお話しであると言う説明から始まる。

 簡単なあらすじは、故常陸宮の娘「末摘花」が光源氏と共にした後、常陸宮が無き後のお家のお話し。末摘花は、源氏が戻ってくるのをひたすら待ち続け、さらに、常陸宮様が無き後、家は貧しくなり、荒れていく。そんな中、叔母が今のうちに家を整理すれば都持ちかけられたり、左近、右近には逃げられたりと屋敷はさらに寂れていくが、末摘花は父の思い出が詰まった屋敷はそのままにしたい、そしてなにより、源氏が戻ってきてくれると信じて待っている。

 最後には、宰相にまで、屋敷から出て行き、残る少将の本音が漏れる。だが、最後には、源氏が「末摘花」のところに寄るところからみんなが戻り、物語は終る。

 まぁ、こんなあらすじでは、何が何だかと言う感じになってしまうだろうが、この物語をみて思ったのは、人間とお金の関係での心の醜さ、そして、末摘花さんの純水な心が入り交じって、古文とか、源氏物語を知らなくても面白い構成になっていました。
 しんしゃくに、しんしゃくを重ねてある部分もあり、現代にあわせた演出、(例えばスマホが出てくるとか)そういうところも世界観に入りやすかった劇でした。

 平安時代とか、古文などを題材にした舞台は、今まで見て居なかったから、今回みて、思っていた以上に面白かったから、今後はこう言う舞台観劇にも、幅を広げようかなぁ。と思いました。