箱根駅伝に出場している学年の割合はどのくらいなのか? | とれびのび!

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トレビの可空です!

皆さんは前回の記事で順天堂大学の箱根駅伝学内区間記録保持者を学年別に例えるとどのような結果になるのか投稿したのをご存知ですか?

 

順天堂大学は毎回出場している大学なので、初出場した年は何年前なのか気になりますよね?

実は第34回大会が開催された1958年!何と66年前の出来事なんですね!

ですが、それと同時に学年が表示されたのもこの回からなんですよ~

ということで、今回は学年別で箱根駅伝に出場している区間はどのくらいの割合なのか確認してみましょう!

 

まず、第34回大会~第100回大会まで箱根駅伝に出場している選手は11,530人!

高知県室戸市の現在の人口とほぼ同じくらいの人口ですね。

そして、この11,530人の中で1年生~4年生までどのくらいの人数になるのか気になりますよね?

 

結果は以下の通り。

1年生 1,870人

2年生 2,895人

3年生 3,302人

4年生 3,459人

その他 4人

 

やはり4年生が多いですね。箱根駅伝は3大駅伝の中で最後の砦となる駅伝ですので、4年生が多く出場するのも無理ないですね。

その割合は30%!10区間の中で区間配置すると3区間担当する人が4年生ということがわかりますね。

その次に3年生、2年生、1年生という順番で3年生が28.6%、2年生が25.1%、1年生が16.2%となりました。

 

そう考えると1年生は箱根駅伝に出場している選手が少ないですね。

高校生の時は最大でも1区間10kmなので、大学で初めて倍以上である20km以上の区間を走るには相当プレッシャーがかかるのかもしれませんね。

 

なので、1年生が多く出場している区間が8区ですが、1870人中273人が出場しています。割合で言うと14.6%。

8区は復路の中間区間なので、プレッシャーかけずに安心して走れるのかもしれませんね。

ちなみに今年は明治大学の綾一輝選手が出場し、8区区間3位でかつ1年生の中でも歴代3位の記録を叩き出しました!

箱根駅伝:明治大・綾一輝は走る、箱根路もデータサイエンティストへの道も…8区で3位デビュー : 読売新聞

ちなみに学年ごとを区間別にすると以下の通りです。

1区 1年:202人、2年:277人、3年:327人、4年:347人

2区 1年:106人、2年:237人、3年:366人、4年:444人

3区 1年:221人、2年:323人、3年:325人、4年:284人

4区 1年:232人、2年:330人、3年:310人、4年:280人、その他:1人

5区 1年:180人、2年:284人、3年:340人、4年:348人、その他:1人

6区 1年:184人、2年:290人、3年:358人、4年:321人

7区 1年:234人、2年:310人、3年:314人、4年:295人

8区 1年:273人、2年:327人、3年:294人、4年:259人

9区 1年:87人、2年:248人、3年:388人、4年:429人、その他:1人

10区 1年:151人、2年:269人、3年:280人、4年:452人、その他:1人

 

1年生は8区以外にも安定した区間に多く居ます。戸塚~小田原の区間は静かで平坦が多い街並みなので1年生が使いやすい区間になっているのかもしれません。

4年生はエース区間と裏エース区間とアンカーに多く居ますね。やはり責任感や成績などのプレッシャーから重要な区間を任される区間が多いです。そのため、ここの区間賞で1年生が獲得した年は少ないです。特に2区は山梨学院大学の留学生が区間賞をとっています。

 

では、その区間別で区間賞をとった人を学年別に集計してみます。

 

1区 1年:14人、2年:19人、3年:11人、4年:23人

2区 1年:5人、2年:10人、3年:25人、4年:29人

3区 1年:11人、2年:9人、3年:26人、4年:22人

4区 1年:6人、2年:14人、3年:17人、4年:30人

5区 1年:8人、2年:10人、3年:21人、4年:29人

6区 1年:4人、2年:14人、3年:25人、4年:25人

7区 1年:9人、2年:16人、3年:19人、4年:24人

8区 1年:9人、2年:19人、3年:16人、4年:25人

9区 1年:1人、2年:6人、3年:27人、4年:33人

10区 1年:2人、2年:15人、3年:21人、4年:29人

 

圧倒的に4年生が9区の区間賞を獲得する人が多いのがわかりますね。

次に多かったのが2、4、5、10区でした!

確かにこの区間は重要な区間なので、何度も走っていると自然と区間賞が取れるのかもしれませんね。

5区は4年連続区間賞を獲得している人が2人も居るので、4年生で5区の区間賞を獲得している人が多いのは非常にわかる。

 

その一方で1年生は1区と3区に区間賞を取っている人が多いのがわかります。

直近だと1区は第94回大会で東洋大学の西山和弥選手が、3区は第97回大会で東海大学の石原翔太郎選手が区間賞を獲得していますね。

やはり1年生が起用している人数と1年生が区間賞を取る人数は比例していないことがわかりますね。

 

なので、学年別で区間賞を取りやすい区間が起用している区間や区間賞を多く獲得している区間だというわけではありません。

学年別に集計してみた結果、

 

1年生→1区(6.93%)

2年生→1区(6.86%)

3年生→3区(8%)

4年生→4区(10.71%)

 

だということがわかりました。2年生が区間賞を取りやすい区間が2区ならワン・ツー・スリー・フォーと行ってたかもしれませんが、そんな都合の良いようにはならないのが現実です。

 

2区はエース区間で競り合いが強くなければ区間賞はとれないですし、5区は山登りに強くないと区間賞は取れません。

学年別関係なくても区間賞を取れるのはそれだけ努力をしたからこそ区間賞が取れるのではないかと思います。

 

でも、確かに今年の箱根駅伝を観ても、3区は青山学院大学の太田蒼生選手が現在3年生で区間賞を獲得しています。ですが、その前の年は中央大学の中野翔太選手(当時3年)で更にその前の年は東京国際大学の丹所健選手(当時3年)なので、3年生が3年連続区間賞を獲得していますね。

 

4区は同じく青山学院大学の佐藤一世選手が現在4年生で区間賞を獲得しています。こちらも直近4年前に佐藤選手の先輩である吉田祐也選手も当時4年生で区間賞を獲得していました。あとは第98回大会から3年連続4年生が区間賞を獲得していましたね。

箱根に愛された男…青山学院大学・太田蒼生 の激走に「はや!」「ビンセントの次か」他大学監督も驚くことしかできず…原監督もねぎらいの「アッパレ!」:中日スポーツ・東京中日スポーツ

そうなると太田選手は次は4区で区間賞を獲得するのか・・・?と予想するかもしれませんが、こういうのは運だと思うので、太田選手には来年の箱根駅伝も3区を走って区間記録を更新して欲しいですね!

ちなみに第95回大会で3区の区間新記録を叩き出した太田選手の先輩である森田歩希選手も4年生の時に区間記録を更新していましたね。果たして運命は・・・?

 

まあ箱根駅伝はいろいろな情報が飛び交っているので、データ入力しているときに「これ、本当なの?」と疑ってしまう部分はあると思いますが、現在第34回大会までやって自分自身が分かった内容をブログに書いていますので、箱根駅伝をもっと詳しく知りたい方は以下のサイトをご覧ください。

 

 

それでは、次回もよろしくお願いします!

トレビの可空