順天堂大学の箱根駅伝大学記録を詳しく調べてみた!【前編】 | とれびのび!

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皆さん、こんばんは。トレビの可空です。

長らくおまたせしました!今日は箱根駅伝で予想外の展開になってしまった順天堂大学の学内区間記録保持者を紹介していきたいと思います!

今回は往路編です!復路編は次回のお楽しみに!

では行きましょう!


まず、1区は三浦龍司選手(以下:三浦選手)です!三浦選手は今年の箱根駅伝で1:01:38で区間10位でした。

区間10位だとあまりいい成績ではないかもしれませんが、三浦選手は短い距離では発揮しやすく特に全日本大学駅伝はラストスパートしていましたが、当初は長い距離が苦手だと言っていたのと後は三浦選手と同じ洛南高校OBで駒澤大学に入学した後輩、佐藤圭汰選手が入ってから2年連続全日本大学駅伝で区間賞取ってたものが取れなくなったりしてきたのでどこか変なのではと思っていました。


ですが、今年最終学年になって自分が発揮できる1区でハイスピードになっても区間10位という成績で次の走者にタスキを繋げたのである意味良かったのかなと思います!9年ぶりの学内記録更新です!


1区の順天堂大学学年別記録はこちら!

1年(第44回大会)辰己寿路 (1:04:00)※1

2年(第45回大会)小山隆治 (1:03:56)※2

3年(第42回大会)吉田博美 (1:03:51)※3

4年(第100回大会)三浦龍司 1:01:38


※1現在の記録に換算すると1:02:49

※2現在の記録に換算すると1:02:45

※3現在の記録に換算すると1:02:40


何と!三浦選手以外古い記録が一番速い記録になっていますね!ちなみにこの3つは区間も上位で2位、2位、3位となっています。


現記録で一番速い記録は1年生記録が第97回大会で出走した三浦選手の1時間3分31秒、2年生記録が第76回大会で出走した岩水嘉孝さんの1時間3分44秒、3年生記録が第70回大会で出走した高橋健一さんの1時間2分54秒が最速となります。


続いて2区は4年連続で出走した選手が4人います。まずは世界のサワキとして有名で現在総監督をしている澤木啓祐総監督。(第39回大会〜第42回大会)

そして第54回大会〜第57回大会で出走した松元利弘さん、第67回大会〜第70回大会で出走した本川一美さんに続き、現在富士通で陸上競技をしている塩尻和也選手(第92回大会〜第95回大会)が4年連続2区に出走しています。


そして学内記録はその4年連続2区で出走した1人である三浦選手と同じ3000m障害で活躍している塩尻和也選手(以下:塩尻選手)です。

塩尻選手は第95回大会で当時日本人記録だった同じ順天堂大学の三代直樹さんの第75回大会で記録した1時間6分46秒という記録をようやく更新した選手です。本人は「1秒だけだけどね」と言っていましたが、その1秒が貴重な1秒になったと思います。


現在は2区日本人記録で10位になっていますので、塩尻選手が日本人記録を更新した後に次々と記録を叩き出したのでしょう。現在は東洋大学OBで旭化成で陸上をしている相澤晃選手の1時間5分57秒が2区の日本人記録となります。


2区の順天堂大学学年別記録はこちら!

1年(第92回大会)塩尻和也 1:08:30

2年(第98回大会)三浦龍司 1:07:44

3年(第99回大会)三浦龍司 1:08:11

4年(第95回大会)塩尻和也 1:06:45


3000m障害で活躍しているコンビが学年別で全て独占していることが分かりましたね!三浦選手が箱根駅伝の2区に出走したのは2年時と3年時だけなので、学内記録は更新出来ませんでしたが、2回とも学年別で更新した事になりますね!


続いては3区です。こちらは一昨年学内記録を更新した選手がいます。現在塩尻選手と同じ富士通で陸上競技をしている伊豫田達弥選手(以下:伊豫田選手)です!伊豫田選手は第98回大会で1時間1分19秒という記録を叩き出しています!

伊豫田選手は2年時から3年連続で3区に出走しており、学年別記録でも2年生から4年生まで独占しております。ちなみに1年生記録は1区で区間賞を獲得している入船満さんでした。


1年(第75回大会)入船満 1:04:43

2年(第97回大会)伊豫田達弥 1:03:25

3年(第98回大会)伊豫田達弥 1:01:19

4年(第99回大会)伊豫田達弥 1:02:22


実は4年時に伊豫田選手は藤沢で区間賞ペースで出していましたが、最終的には区間7位で区間賞を獲得することが出来ませんでした。

では一体、順天堂大学で3区区間賞を獲得したのは最近で何回大会なのか調べてみた結果、第64回大会の打越忠夫さんが区間賞を獲得していたのが分かりました。ここから36年続いた今、3区の区間賞を獲得する人は一人もいないという事なんですね。


続いては4区です。こちらは区間賞を獲得した人が15人おりまして、どの区間よりも一番多く区間賞を獲得しています。

その中でも一番速かった人も区間賞を獲得しております。その人は第54回大会で出走した田中登さんが1時間3分33秒という記録で出走していました。(写真で『田中登 箱根駅伝』と検索すると青山学院大学の田中悠登選手か出てきてしまうので画像はありません。)


1時間3分33秒だと現在学内記録である石井一希選手(以下:石井選手)よりも遅いのでは?と疑われるかもしれませんが、実は第54回大会の4区は現行区間よりも1km長い21.9kmとなっており、その距離で叩き出した記録なので、現行区間で換算すると1時間0分39秒という記録で出ます。


石井選手の学内記録は第98回大会で叩き出した1時間1分31秒なので、54秒速いという事になりますね。

4区の順天堂大学学年別記録はこちら!

1年(第100回大会)吉岡大翔 1:02:33

2年(第98回大会)石井一希 1:01:31

3年(第51回大会)小倉庸夫 (1:05:18)※1

4年(第54回大会)田中登 (1:03:33)※2


※1現在の記録に換算すると1:02:19

※2現在の記録に換算すると1:00:39


1年生記録は今年出走した吉岡大翔選手が更新しました。そして3年生記録は現行区間内で出走した人が第96回大会で出走した野口雄大さんの1時間2分46秒が最速となります。区間賞最多区間ではありますが、こちらも最新で区間賞を獲得した人は第93回大会で出走した栃木渡さん以来なので、ここでも新しく区間賞を獲得して欲しいですね!


最後に5区は山登りの区間でこちらも4年連続5区を出走した人が3人いました。

第69回大会〜第72回大会で出走した相沢克之さん。第60回大会〜第63回大会で出走した新井広幸さん。そして第39回大会〜第42回大会で出走した大塚発末男さん(以下:大塚さん)がいます。


そして学内記録は4年連続出走した1人である大塚さんが第42回大会で1時間18分31秒という記録を叩き出しています。(こちらも画像はありませんでした。)


順天堂大学の箱根駅伝5区と言えば、初代山の神である今井正人さん(以下:今井さん)のイメージが強いのですが、第42回大会の5区は当時最長区間だった23.4kmの時代と同じく23.7kmで大塚さんは今井さんが当時走った23.4kmの記録とほぼ同じ記録で山を駆け上がったという事になりますね。


ちなみに大塚さんの記録を現在の距離で換算しますと1時間8分54秒という記録となるので、当時今井さんが叩き出した1時間9分12秒よりも速い記録となっています。

そして現在の学内記録保持者である四釜峻佑選手(以下:四釜選手)は第99回大会で1時間10分19秒で区間新を叩き出していますが、今井さんの記録より1分遅い事になるので、今井さんや大塚さんの記録がとんでもない記録だって事が分かりますね。

5区の順天堂大学学年別記録はこちら!

1年(第88回大会)西郷貴之 (1:23:52)※1

2年(第81回大会)今井正人 1:09:12

3年(第82回大会)今井正人 (1:18:30)※2

4年(第42回大会)大塚発末男 (1:18:31)※3


※1現在の記録に換算すると1:14:33

※2現在の記録に換算すると1:09:47

※3現在の記録に換算すると1:08:54


ちなみに現行区間のみで学年別記録を表示すると3、4年生記録は四釜選手。2年生記録は第93回大会で1時間14分12秒を記録した山田攻さんが現行区間で最速記録となります。現行区間の1年生記録はありませんでした。


いかがでしたでしょうか。

古くから出場している大学だと距離の変遷で区間記録が変わって行くので、もしかしたら古い記録の方が今の記録より速いという事も無きにしも非ずですが、現在の選手も昔の記録を次々と塗り替えて行って欲しいですね!


それでは次回も宜しくお願いします!


トレビの可空