駒澤大学の箱根駅伝大学記録を詳しく調べてみた!【前編】 | とれびのび!

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皆さん、こんにちは。トレビの可空です。

今日は昨年度の箱根駅伝から今年度の全日本大学駅伝まで優勝を成し遂げた駒澤大学の箱根駅伝の学内記録について書いて行こうと思います!

本来の学内記録は学年関係なく過去の箱根駅伝でそれぞれ区間の中で大学内で一番速く記録を残した人が学内記録となる訳なんですが、この記事ではそんな学内記録をより細かく学年ごとに記録した結果を表示します。


なので、もしかしたら100回大会で学内記録は更新出来なかったけど、学年記録は更新出来たという人も何人か居ました!

それでは往路から見ていきましょう!


まず1区は今年学内記録を更新し、区間歴代2位を獲得した篠原倖太朗選手です!

篠原選手は当日変更で1区に起用してきましたが、予想通りに駒澤大学が2年連続三冠を目指して1歩リードして襷を渡しましたね!

1年(第46回大会)田中秀夫 (1:04:04)

2年(第98回大会)唐澤拓海 1:01:19

3年(第100回大会)篠原倖太朗 1:01:02

4年(第91回大会)中村匠吾 1:02:00


ちなみに1年生記録は最も古い第46回大会の田中秀夫さんの1時間4分4秒という成績がありました。第46回大会は現区間より300m長い21.6kmだったので、現行区間で換算すると1時間3分11秒という成績でした。現行区間のみで1年生最速記録を出したら現在監督をしている藤田敦史さんの1時間3分32秒でした!


続いては2区です。こちらは第98回大会で36年ぶりの2区区間賞を獲得した人が現在の学内記録になります。その人は現在実業団のトヨタで陸上をしており、レンタザワでお馴染みの田澤廉さんです!記録は1時間6分13秒!

1年(第88回大会)村山謙太 1:09:04
2年(第97回大会)田澤廉 1:07:25

3年(第98回大会)田澤廉 1:06:13

4年(第100回大会)鈴木芽吹 1:06:20


あと今年箱根駅伝で2区を出走した鈴木芽吹選手は駒澤大学4年生で2区最速記録を更新しました!

それまでは田澤選手が1時間6分34秒が駒澤大学4年生の中で2区最速記録でした!


その田澤選手が今年の箱根駅伝で往路の特別ゲストとして登場しており、その田澤選手が鈴木芽吹選手の走りを見て「去年の自分を超えて欲しいですね」と言っていたので、まさにその通りに更新してきましたね!ただ、学内記録である1時間6分13秒はもう少しでしたね。


次は3区です。この区間も去年まで2区と同じ田澤選手が学内記録を保持していましたが、こちらは今年学内記録を更新しました!

その選手は佐藤圭汰選手です!時間は1時間0分13秒!


あと、田澤選手が3区の学内記録を保持したのは1年生の頃だったので、現在も駒澤大学1年生の3区最速記録保持者となっています。


1年(第96回大会)田澤廉 1:01:25

2年(第100回大会)佐藤圭汰 1:00:13

3年(第95回大会)中村大聖 1:02:40

4年(第97回大会)小林歩 1:02:22


ただ、佐藤圭汰選手は後から来た青山学院大学の太田選手(59:47)に抜かれてしまい、悔しい結果となったので、今度も3区出走するなら1時間切って学内記録を更新して欲しいですね!


次は4区です。4区は現区間の学内記録保持者は今年2区を走った鈴木芽吹選手の1時間1分0秒ですが、全体で見てみると現在監督を務めている藤田敦史さんが4年生の時に1時間0分56秒が最速です。鈴木選手は3年時に学内記録を更新したので3年生に鈴木芽吹選手、4年生に藤田監督が学年別最速記録となります。

1年(第91回大会)工藤有生 54:31

2年(第100回大会)山川拓馬 1:02:32

3年(第99回大会)鈴木芽吹 1:01:00

4年(第75回大会)藤田敦史 1:00:56

※現区間で換算すると1:01:35


ちなみに現区間のみで学年別最速記録を出しますと、4年生だと第94回大会で記録を出した高本正樹選手の1時間3分6秒です。1年生の中では現区間のみで出走した人は居なかったので最速記録はありませんでした。

あと2年生には今年出走した山川拓馬選手が更新しました。


最後は山の5区です。最近は金子選手→山川選手→金子選手と学内記録が毎年更新していきますが、全体で最速記録を表示した結果、第82回大会で出走した村上和春さんの1時間19分30秒という記録があります。この記録は23.4kmで走った記録なので現区間で換算すると1時間10分40秒になります。現在の5区学内記録は1時間10分44秒を記録した金子伊吹選手なので、もう少しでしたね。

1年(第99回大会)山川拓馬 1:10:45

2年(第53回大会)大越正禅 1:12:49※1

3年(第87回大会)井上翔太 1:20:54※2

4年(第82回大会)村上和春 (1:19:30)

※1 現区間で換算すると1:10:46

※2 現区間で換算すると1:11:55


こちらも1区同様、古い記録がありましたね。現区間で駒澤大学2年生の最速記録保持者も学内記録と同じ金子伊吹選手の1時間11分19秒ですが、全体で表示すると金子選手より33秒早い大越正禅さんは駒澤大学2年生の最速記録保持者となりますね!


いかがでしたでしょうか。

今年の駒澤大学は3区で青山学院大学の太田選手に抜かれて4区から流れが悪くなってしまったなという印象です。


それに運も悪く、天気は雨で走った人も2年生の山川選手だったので、ここで差がつけられて学内記録が更新しづらくなったのかもしれませんね。


山川選手は2年生ながらチーム1メンタルが強い選手なので、差広げられても青山学院大学の佐藤一世選手に追いつくかなと思ったのですが、予想外な展開になって焦ってしまったのでしょう。来年は絶対に良い駅伝をして欲しいですね!

次回は復路について紹介していきます。2年連続7区出走した安原太陽選手が学内記録である第76回大会で記録を更新した揖斐祐治さんの1時間3分12秒を更新出来るのか注目です!


それでは次回も宜しくお願いします!

トレビの可空