義父の宝探しの話はこちら

全く内装工事が進まないアパートだったが、私達の移住が決まった後、夫が何度かフランスに来て、アパートの工事を進めようとしていた時に、何を見つけたのか一切言ってこなかった義父が1度だけ聞いてきたのは、畳だった。

新品の畳が46帖もあったらしい。畳と言っても、日本人が思い浮かぶ緑の畳ではなかった。柔道で使うらしい、真っ黄色とか真っ青の畳だった。なぜそんなのがこのアパートの地下から出てきたかは知らない。義父にいるか?と言われ、そんなのアパートの工事に使えないし要らないと即答した。

 

それから、半年後、移住してきて義家に行った時に、畳2帖をベランダに出して、義姪が遊んだり、昼寝したりしていた。それをが見て、「ああ!そんな使い方あったんだね。それなら息子も頭ぶつけないし、良いね。まだ畳ある?」と聞いたところ、義母あからさまに話題を変えた。それ以降、天気の良い日の義母のFBではベランダに出した畳の上で遊ぶ義姪が登場しているが、私達が行くと畳は片付けられ一度も見たことがない。44帖の畳、どこに消えたのだろうか。”もうない”とも言わず、誤魔化すのがまたウチの家族とは違う反応だ。

 

人にあげたなら、あげたで仕方ない。売ったなら売ったで仕方ない、私達が要らないって言ったのだから。でもさ、そういう使い方を思いついていたなら、息子を遊ばせるのに使えるんじゃないの?とか事前になぜ一切言ってくれないってなんだろう。ウチの親だったら言うな、畳の上で遊ばせれば転んでもいたくないじゃない?やっぱり取っておこうか?とかね。ベラベラ意味のない会話を週に何度も電話しているのに、そういう会話にならない親子、本当に不思議な関係真顔真顔