出してはいけないモノを出す | リソー・オーバーライト

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石和温泉で旧車のイベントをやる、と小耳に挟んだのでお出かけしました。
とはいっても、それほど胸に期するものもなく、お散歩気分でボヨヨ~ンと走行開始。
 
ところが、高速道路に入るとランボルギーニ軍団に遭遇。
愛車にむち打ち割って入れば、前後左右から爆撃機のような音がサラウンドで迫ってきます。
そっと目を閉じれば、もはや自分も軍団入りしたも同然。
あやうく目的地とは違う出口で降りるところでした。
 
そんなこんなで、アゲアゲ気分で現地到着。
 
は~るばる来たぜぇ、や~まなし~♪
 
というほど遠くないのですが、イザナギの場合どこに行っても、脳内で北島三郎が一節唸るようにプログラムされています。
ちなみに急な坂や階段を上るときには、助さん格さんが水戸黄門のテーマを歌ってくれます。
 
それはともかく、
メイン会場はこんな感じです。
 
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数字を記した紙を掲げる車があり、
 
「マジかよ……激安じゃん!」
 
着いた早々イザナギは脳内で祭りを繰り広げながら、仮想電卓を叩き始めます。
 
「借金して、買い占めても良いんじゃないか」
 
けれど、それはエントリーナンバーでした orz
出展は個人のオーナーがほとんどのようで、売りに出しているわけではありません。
その証拠に、ほのぼのな気配が濃厚です。
 
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つーことで、
気を取り直して、まずはささやか~な出費で自分にプレゼント。
 
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そのあと暑さで半分溶けつつも、ぼんやりと散策。
 
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頑張っているよなぁ……と、つい声をかけたくなる車が目白押しのなか、会場の隅でコトコト動く見かけぬ地味な機械に、イザナギは完全に心を奪われました。
 
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農業用発動機と言うらしいのですけれど、
薄いカバーをめくると、コンロッドとクランクがむき出しになります。
しかも、むき出したまま運転可能。
 
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反論覚悟で、この状態をあえて人間にたとえるならば、
 
“パンツを履かずに田植え”
 
とても潔い心意気です d( ̄  ̄) グッジョブ
ありのままの素敵さをこれほど体現している状態は他にないと思います。
 
割り振る仕事はないけれど、その動きを見ているだけで良い……
 
愛にも似た感情は、けれど非売品の壁にさえぎられました。
 
こうなったら愛車のエンジンの腰下をズバッと切り取るか、
腰に巻いたタオルをハラッと滑り落とすしかないでしょうか?