GT380history | Rgarage

Rgarage

ブログの説明を入力します。

新年明けましておめでとうございます

って 遅めご挨拶ですが笑笑

今年もRgarageを宜しくお願い致します


僕は元日も 普段通り お仕事してて

全くお休みは無しでしたよ……(т-т)


さて 今回のお仕事ですが

以前、GS400の修理をさせて頂きました

千葉県のuさんからの御依頼で GT380

サンパチの修理です……

GSが修理に入った頃から サンパチが

欲しいって言っていたuさんですが

やっと手に入れたサンパチですが

納車された日から燃料漏れが酷く

エンジンもなかなか掛からず

何とかエンジンがかかったら

アイドリングで維持できなくて

全く走れないと 連絡が僕の所に

きました よ〜くお話しを聞いてると

どうやら 納車されて まだ 2週間くらい

みたいなので 買ったお店にやり直しを

してもらった方が良いと思いますよ

って僕がお答えしたら

そのお店はもう無いみたいで 逃げられ

たそうで…… なるほど でも

僕はサンパチを修理した経験が全く

ありませんよ 

それでも僕に修理をお願いされましたので

今回初めてサンパチを修理する事になりました


積載車で運ばれてきたサンパチですが

まぁ 燃料コックから燃料ダダ漏れで

火を使えばすぐに引火する可能性があるので

燃料を抜きますが 燃料コックのレバーの位置を

みると あれ? これって燃料イキっぱなしなる

位置では サンパチは負圧コックなので

ONの位置にしておけばいいのですが

uさんな連絡したら どうやら お店の人が

この位置がONですと言っていたそうです

意外と負圧コックの事を知らない方が多い

のですが お店の人が知らないのもちょっとね

uさんに動画を送り説明をしました

これでコックの使い方はOKですね

でも酷い燃料漏れだな……純正部品は

もう出ないし 困りました……

サンパチって かなり種類がありまして

このサンパチはバラキャブなので

燃料コックも中、後期型と同じ物では無い

ので まぢぃで困りました……

でも車体をよ〜く見ると この車両は中、後期

型の車両だと思いますが……バラキャブが

着いてます   とりあえずネットを見てると

社外品ですがコックのオーバーホールキットが

売ってたので 購入しまして



部品が届いたので コックをオーバーホールします






あとは作動確認と燃料漏れするか 確認をしまして




大丈夫ですね  ε-(´o`)ホッ

とりあえずコックの燃料漏れはこれで完了

つぎは何故エンジンのかかりが悪い& かからない

のかですが  キャブかのらオーバーフローもあるので

キャブから確認します……

サンパチのサービスマニュアルを

よ〜く読んで ふむふむ  キャブレターですが

よ〜くみると 3個あるキャブに

1つ1つ刻印があり どの場所に取り付けするか

決まってるみたいです  この車両は

真ん中のキャブレターが右に着いてますね

あと キャブのカッタウェイ(ピストン)が

左右逆に取り付けしてるので オイルポンプの

調整もしてないのがよ〜くわかります……

最低ですね……

キャブレターを外しまして 中を確認します

インナーパーツは社外品ですかね 実に

怪しぃですね

パーツリストを見てると

ふっと 思ったのですが バラキャブにも

種類があるみたいですね…… 

こりゃ 触った事が無い車両だけに 中味が

あってるか分からないです……

…… ネットでサンパチのキャブレターを

見てると 今着いてキャブレターとなんか

大きさが違いますね

とりあえず どっちのキャブレターの部品

が出るか調べまして このキャブだと部品集めが

後々大変なので 純正が無くなっても

社外品の部品で何とかなる

方のキャブレターにした方が良いと思い

uさんに連絡しまして

新たに キャブレターを購入して 今回は

純正部品を使って オーバーホールする事に

なりました  

後日、キャブレターを手にいれたので

サクサクキャブレターをオーバーホールしまして



ここから油面調整をしまして



良い感じ〜ぃです笑笑

キャブはこれで完成です




続きまして  これでエンジンが掛かるか

試したいのですが その前に圧縮圧力が

あるか確認します

uさんが ピストンは交換してあると言ってましたので

プラグを外し中を確認すると 綺麗なピストントップ

が見えるので ピストンは交換済みなのと

納車されて全くエンジンが掛からず乗れてないの

もわかりますね……

圧力計を取り付けして キックしまして



3気筒とも 同じ数値なので とりあえず大丈夫かと

思います

キャブレターを仮組みして エンジンが掛かるか

試してみます

……

掛からないですね……笑笑

点火時期がズレてるかなぁ?

なんかクラッチカバー外した形跡があるね

オイルポンプもなんか触ってそうです

とりあえず点火時期の確認から

します マニュアルを読むと なるどね

……

… 地味にめんどくさい作りだね

確認のために

Lのマークを合わせて カバーを外します

カバーのネジ ほとんど緩いし……

最低だなぁ こんな感じ



カバーが外れましたが まぁ これじゃあ

掛からんよね  ちょっと写真は撮り忘れましたが

違う写真で説明します




ギアにマークがあるのですが 簡単に説明すると

このギアのマークと下にあるプレートが

同じ位置にして タイミングプレートL刻印線を合わせて組むだけなんですが !エンジン側にある

合わせプレートは正直あてになりませんからね!!

簡単に曲がりますし プレートのネジを過去に

緩めてあればちゃんと位置だしして取り付け

しない限り あてにはならないです

この車両は合わせマークががっつりズレて

ましたよ笑笑

まぁエンジンか掛からない 原因はわかったので

せっかくカバーを外したので ドリブンギアの

交換と クラッチも怪しいので確認しておきます





ドリブンギアはこれで大丈夫でしょう(=^^=)

クラッチは交換されて無いので新品に交換します

が 1日オイルに浸け置きしておきます

待ちの合間にオイルポンプも確認しておきます



バラバラにして 洗浄しまして



ほぉ バラしたオイルポンプを 

内径ect.測定しまして まぁ測っても基準値なんて

分かりませんけどね 笑笑  ちなみにサンパチの

マニュアルみると 非分解になってます

まぁ どうなってるか気になったので 怪しい

ついでにバラバラにしました笑笑 

サクサク 復元します

はい完成〜


よく聞くのは 間違えて組まれてる

オイルポンプがあるみたいですが

構造を良く理解すれば 間違えて組むことは

無いです

簡単に言うと 高速の時は 沢山オイルが

出るので 確認すれば 分かると

思いますよ  


あと これね



メインハーネスの取り回しが悪くて 配線が
断線してます ハーネス関係は交換しておきますね
それと これ タコメーターケーブル



これも交換しますね



ここはキャップがあると思いますが……

着いてませんね

この車両は かなりの高額で 購入されたと

思いますが…… 本当に酷いお店で購入しましたね

……

まあ かなりグチャグチャな前期仕様にされてます

から 配線関係はかなりグチャグチャでした

メインハーネスはいつも配線屋さんに作ってもらって

まして 電話して注文はしてありますけど

ちょっと時間がかかるので

エンジン掛かるかどうか確認したいので 断線してる

配線をちまちま修理するとこにして……

点火系はウオタニさんのパワーコイルキットに

交換しますが これまた 取り付けステーを

作ってもらってます とりあえず

イグニッションコイルは社外品に交換されている

ので始動確認なら大丈夫かと思います


地味にやる事多いです……

あとは充電系統ですが ……ジェネレーターカバー

を外ししたら……なんかオイル漏れして

まして…… オイルシール交換なんですが

本来なら腰下分解して交換する作業なんですが

あまりやりたくないですが分解せずに

交換しました 



上手くいったか正直自信が無いですからね

ジェネレーターとローターはリビルトした

製品に交換します 部品はオーナーのuさんが

用意してくれました(=^^=)

さて浸け置きした クラッチを組みまして



良い感じに染みってます笑笑

そんでもって カバーを取り付けする前に

まぁ どの位置で 点火し始めるか 

マニュアルをみまして このエンジンは

上死点前21°なので ピストンストローク2.30mm

がわかりましたので ダイヤルゲージを

取り付けしまして 



この位置ですね 僕じゃあない人があとから

整備しやすいように プレートをこの位置に

合わせておきますが 基本はプレートを

たよりにするのではなくて ゲージで確認する

方が良いと思いますけどね  

サクサクカバーを取り着けしまして



…… _( _´ω`)_フゥ 疲れましたよ

あとは配線を直して エンジンかかるか確認

しますね


Rgarage