カシン(50代)です。これは、アタシがずいぶん前に体験した実話を書くブログです。

15 年くらい前。駅前を歩いていたら、隣の区の区議会議員の女性が街頭演説をしていて。自身の選挙ポスターと同じ写真の立て看板を横に置いていて。

写真とご本人を見比べてしまって。あまりに大胆な Photoshop っぷりに思わず吹き出してしまったことがありました (いや、ご本人も美人でした、けれども)。お見合い写真??

アタシも写真とのギャップじゃ人のこと言えません。
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さて。アタシの父はしばらく前に亡くなっています。
その父の葬儀 (の準備) でのことです。

葬儀業者に言われて遺影に使う写真を選んでいると。では、お召し物はどれにしましょうか、と聞かれました。つまり、顔と衣服は、別々の写真から合成できる、衣服については、適当なのがなければ、業者側でも用意できる、と言うんです。

Photoshop 時代を実感させられました。それが 10 年近く前の話なので、これはアタシの想像ですが、今なら AI で、写真の表情も変えられるんじゃないでしょうか。

ともかく、そうして出来上がってきた遺影を見てびっくり。
父の髪型は、頭頂部のちょろ毛を省略した磯野波平カットだったんですが →。

これが、サービスで? うっすらと増毛されてました ↓。
(もはや禿頭ではない。おでこが広いだけ。実際の遺影はちゃんとしたスーツを着てます。)

いや、不満があるわけではありません。まったくありません。ちょっと驚いただけ。

以上、亡くなった後に髪の毛が伸びた話でした。
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ちなみに、「サザエさん」でアタシが今までで一番、笑ったのは。一家総出で年末の大掃除をしている中、外出先から帰ってきた波平に、フネが「あら、お父さん、この忙しいのにどこにいらしたんですか?」と聞いたのに対して。波平が、「見りゃわかるだろ!散髪だ!!」と言い放ったときです。
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お読みいただきありがとうございました。