昨年7月の大分県豪雨で被害を受けた豊後大野市緒方町軸丸にあるJR豊肥線の橋に災害直後、打ち上げられていた大木を、災害の記憶を残す“遺産”として活用しようと、JR九州大分支社は大木をテーブルに加工し1日、豊後大野市に寄贈した。テーブルは、市歴史民俗資料館の学習室に設置し、来館者が利用する。
寄贈されたテーブルは、横幅180センチ、縦幅90センチ、高さ90センチ。橋に残された直径1.2メートル、高さ約11メートルのエノキとみられる大木をJR九州大分支社が業者に依頼し、製作した。
1日にあったテーブルの受領式には、橋本祐輔市長やJR九州大分支社の津高守支社長ら10人が出席。津高支社長が「通常は処分する大木ではあるが、災害が復旧したことの象徴として教育などに利用してほしい」とあいさつ。橋本市長が「市が進めるジオパーク構想では災害についても学ぶことになる。災害の貴重な教訓とし、今後の防災に生かす記念的なテーブルになる」と謝辞を述べた。(大分合同新聞から)