※素人がネットで調べた情報を元に書いている記事です。
※ガチ勢の方々から見ると詰めが甘いところとかもあると思いますが、そこまで気にしないレベルでの話です。
前回までに望遠鏡を選ぶ時のチェックポイント「倍率」「口径」「視野」について書いてきました
今回はそのまとめです。
製品を説明する前に、値段感の説明をしておきます。
天体観測をちゃんとした趣味としてガッツリ生きたい場合、(ガチ勢の)入門モデルと呼ばれる望遠鏡でも4万円~です。
(例えば、Vixen ポルタIIA80Mf→amazon)
ガチ勢からするとそれ以下はおもちゃ同然みたいな感じになってしまうようですが、
にわか天体ファンにとっては続くかどうかわからない趣味にいきなり4万はちょっと高い
ということで、値段は安ければ安いほどいいでもゴミみたいなものはつかまされたくないって方針でピックアップしたものを紹介します。
にわか天体ファンがとりあえず望遠鏡を買ってみたいというときに。
選ぶ基準は次のようにしました。
・倍率は100倍以下。(それ以上の場合は、口径が大きい&いい架台が必要)
・レンズはアクロマート。
・視野は気にしない。(極端に視野せまい、アイレリーフが短いはダメ)
製品名がamazonへのリンクになっています。
一人で使えるかなーという学年を記載しています。
◆数千円(組立式)
・星の手帖社
口径40mm。アクロマートレンズ。倍率固定。
35倍なので、月のクレーターが見える。木星のガリレオ衛星が確認できる。楕円に見えるので土星であることがわかる。くらいの性能です。
大人向けというよりは小学校低学年向け。
子供が星に興味を持ったときに、望遠鏡の楽しみを知ってもらうためによいと思います
軽くて小さいので本人に預けてしまう感じの使い方かな。安くていいので三脚も一緒に。
・コルキットシリーズ
口径40mm。アクロマートレンズ。標準では35倍(接眼12mm)。接眼レンズ交換可。
基本機能は、星の手帖社の組立式とほぼ同じ。
違う点としては、天頂ミラー取り付け可能(真上の星が見やすい)のと
接眼レンズが交換可能(倍率が変えられる)です。
接眼を8mmにして52倍にするくらいですが、木星も土星もそれっぽく見えてくるのはよいところ
小学校低学年から。
口径50mm。アクロマートレンズ。標準では50倍(接眼12mm)。接眼レンズ交換可。
コルキットスピカの上位の位置づけ。
カメラ三脚で挑むのであればこの辺りが限界かと。
同じ50倍でもスピカよりもはっきり見える
いきなり50倍での導入は難しいので、30倍+50倍+天頂ミラーセットがおすすめ
ある程度カスタマイズできるのでそれなりに使い続けられる。(倍率上げたり下げたり)
小学校中学年くらいから。
一眼カメラを乗せられるくらいの三脚があるとよい。
◆1万円以上
・スコープテック
口径50mm。アクロマートレンズ。接眼レンズ交換可。
望遠鏡本体(鏡筒)と、三脚&架台、接眼レンズ2つ(20mm、8mm =30倍、75倍)つき。
コルキットKT-5cmの完成品フルセットな感じ
作らず、そのまま使え、それなりに見ることができる。
手間をかけたくないならこれかな。
口径60mm。アクロマートレンズ。接眼レンズ交換(1.25インチ)可。
望遠鏡本体(鏡筒)と、三脚&架台、接眼レンズ2つ(20mm、8mm =35倍、87.5倍)つき。
ラプトル50の上位モデル
異なる点は、
・口径50mm→60mm
・架台&三脚パワーアップ (丈夫になった&伸縮機能搭載)
・接眼レンズ1.25インチ対応
にわか天体ファンはこの一本でずっと使える感じだと思う
レンズ等の性能を上げたアトラス60、さらに口径を大きくしたアトラス80(直販サイト)がある。
似たような性能でVixenやMEADE、ミザール、ケンコーなどから出ていますが、
商売っ気があるとどうも利益重視(=コストカット)になってしまうような気がしていやなのです(←偏見です)
素人による素人のための望遠鏡の選び方【まとめ】
・とにかく安く!→星の手帖
・とは言っても少しはまともに見たい→コルキット
・完成品がいい→ラプトル
・ちょっと本格的に→アトラス
違う視点での選び方
・小学校低学年なら→星の手帖
・小学校中学年以上(大人も)の様子見→コルキットスピカ→はまったら、ラプトルorアトラス
・趣味にしていくこと確定している→ラプトルorアトラス
一時的な熱なのかどうか不明ならばコルキットあたりで様子見をして、どっぷり浸かるときに買い替えるのがいいのではないかと思います。
1本目にお金をかけてしまうと、使わなくなって無駄or買い替えを躊躇になったりしてしまうので。
でわ