麺重処 亜喜英 | 元・また食べたい京都ラーメン

元・また食べたい京都ラーメン

予告です。

管理人が糖尿病を患って、糖質制限食を食べているためラーメンサイトとして維持してゆくのが困難になりました。

近いうちにオリーブオイルについてのサイトに模様替えします。過去ログはそのまま残しておきます。

富久錦 純米原酒『梅酒用』 誤用なのか業界用語なのかという「地名の読み違い」と言うのは全国にあると思います。この京都も難読や聞き違いをしそうな地名が多いため、タクシーの運転手もそうした特殊な読みをすることがよくあります。

碁盤の目と呼ばれる条里制の京都の東西の通りには一条から十条まで数字の付く通りがありますが、四条(しじょう)を「よんじょう」、七条(ひちじょう(@京都弁))を「ななじょう」と読み替えるのがその代表でしょう。

北大路通りと東大路通りの交差点、高野を少し北に上がった「一乗寺北『大丸町』」もタクシー無線では「だいまるちょう」と呼ぶ事が多いようです。実際には「おおまるちょう」なんですし、バス停は「きたおおまるちょう」と書いてあります。

つい先頃オープンしたこのお店は、この北大丸町にあります。


スープは豚骨と鶏ガラですが、主に軟骨や胴ガラ、モミジを多用されているように思いました。豚に由来する出汁はかなり安定したベースとして働いている上、アクや油脂分を丁寧に取っておられるので嫌味が少ない、土台のしっかりしたスープに仕上がっています。

一方、鶏に由来する方は、細かく砕けてしまうまで煮出した胴ガラに由来するのであろう、骨髄の甘味や独特のざらつき、モミジに由来する強烈な膠感が食欲をそそります。

そのせいで匂いはむしろ鶏の物ばかりが前面に出ていますが、それに野菜を合わせておられるのか、かなり濃厚こってりでありながら上品な仕上がりです。

一方、タレの方はシンプルな醤油ダレでありながら唐辛子やニンニクなど、ベーシックな香辛料を上手く配合されて、インパクトも感じさせる味に仕上げておられます。

麺はやや太めで、標準的な鹹水の量よりはやや多いかも知れない程度で、加水率の低いストレート麺を使用されています。もとの粉がグルテンの多い強力系なのでしょう、どっしりとしたたんぱく質のコシが魅力的ですね。ご主人は茹で湯に差し水をしてまで茹で加減のコントロールをしておいででした。

厚焼醤油 トッピングは豚角煮、ねぎ、ステムレタス(山くらげ)です。豚の角煮はあらかじめ煮豚チャーシューとして作った物を厚切りにして、保温鍋で調理液につけこんで暖かい状態で供されます。また堅めに戻してある山くらげは、メンマよりコリコリした歯触りで濃厚スープのラーメンにアクセントを加えてくれます。

このお店の一番の特徴はそのご主人の非常に丁寧な仕事ぶりです。オープンカウンターで見ていても、気持ちよく美味しく頂けます。むしろここまで丁寧に仕事をしていたら、混雑時にクオリティを保てないのではないかと心配になるくらいです。

と言うことで、近ければ毎日食べに行きたいお店です。ウチからは車で片道一時間はかかるのでそうはいきませんが。

東山通りを北上したなら、北大路を超えてすべてのラーメン屋の前を通り過ぎ、北泉通りを右折することになるでしょう。


参考までにお店の名前の由来にもなっているサイドメニューとして「お重」があります。『ぶたばら』か『とりから』が選べます。いわゆるショウガ焼き風の豚の三枚肉か、鶏の唐揚げ5個(!)が乗ったご飯です。ラーメンとセットにするとかなりのボリュームがありますので、自信のない人はミニセットがお勧めですね。

並+並セットを頼んで残してしまいました。ご主人、ごめんなさい。

場所はこちら 。以前「龍」と言うラーメン屋さんが入っていた後を改装された場所です。最寄り駅は叡山電車一乗寺駅。あるいは阪急河原町・京阪四条下車で市バス31系統(修学院・岩倉行)に乗り換え、一乗寺北大丸町下車すぐです。Mapionの地図はこちら

駐車場はありません。コインパーク などを利用して下さい。

私はラーメンサイトの管理人であることをお店の人に知られることは、お店の客観的な評価をしにくくすると思っているので、京都のお店では写真撮影などをしないようにしています。

幸い京都のラーメンについては数多くのサイトが評価し紹介しています。だからラーメンの写真などついてはそちらに任せようと横着をさせて貰ってます。

こちらで検索して他のサイトも参考に して下さい。


基礎資料
エントリ作成日時現在の情報ですので、変更されている可能性があります。

営業時間:12:00~14:30 / 18:00~24:00
定休日 :未定
電 話 :075-702-5111
サービス:学生証不要、顔で判断する学割。ふけ顔注意。