早慶MARCHの理系進学率と、理系への進路 | ZENT進学塾

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この記事から派生

 

理系に進むつもりなら、大学受験すべき | ZENT進学塾

 

この記事内で書いた通り、まとめてみました。

 

※ChatGPTに調べさせたので間違ってる部分もあるかも?ですし、年度によって微妙に差が出てしまいますが、軽くチェックしたところそう大きく外れてなさそうなので、大体の数値の参考として読んでください。

 

文理どっちなのかわかりにくい学部は除外して、大学受験で理科科目が必要な学部のみに進学した生徒数の割合としています。

 

だいたいの割合を示したいだけなので、四捨五入して整数値で出しています。

 

こういう記事を書くとここのデータおかしいとか、この学部は受験方式が~とか言われそうで嫌なんですが、そういうの面倒なんで、だいたいこうよって程度の話だと思ってください。

 

早慶MARCH附属の理系進学割合

慶應(理工学部、医学部)
慶應義塾 18%
慶應志木 21%
慶應女子 12%
湘南藤沢 21%
 
なんとなく思っていた通り。
湘南藤沢が実は理系進学割合が高い。
慶應義塾大学の大学の定員は、全体に対して理系が21%ほどの枠なので
志木と湘南はだいたい同じ割合で、塾高はちょっと低く、慶應女子はかなり低い。
 
 
早稲田大学(基幹理工、創造理工、先進理工)
早大学院 26%
早大本庄 30%
早実   19%
佐賀   20%
 
大阪はまだ何とも言えないので除外。
早稲田は内部の理系進学率は高め。
佐賀は全員が早稲田に行けるわけではないし、そもそも他大受験を考えている人も多そうなので同じ括りにはできないだろうけれど一応。
外部進学者も含めると、佐賀は理系進学の割合はもう少し高くなる気がします。
 
早稲田大学の大学の定員は、全体に対して理系は10.5%くらいしかないらしいので、内部進学はかなり多い割合になります。
 
 
明治大学(理工学部、農学部)総合数理は理科無しでも受験できるので除外しています。
明大明治 16%
明大中野 15%
八王子  15%
 
どこもだいたい15%
大学の理系定員は17%程度らしいので、ちょっと低いくらい?
 
 
青山学院大学(理工学部)
青山学院高等部 6%
 
非常に低い。
大学の理系定員は15%あるらしいので、内部進学の理系進学率はかなり低い割合になります。
まあ、渋谷のあの環境に惹かれていってる子達が多いわけで、相模原キャンパスは遠いですしね。
ただ、青学の内部進学率は85%程度で医学部志望者も少しいるらしく、そういう子達を含めると、理系進学率はやや上がると思います。
でも、そう多くはならないかな。
 
 
立教大学(理学部)
立教新座 3%
 
めっちゃ低いです。
あの数学の問題に耐えられる子達なのにこの低さなのは驚き。
しかし、立教大学はそもそも大学自体文系色がかなり強く、理系定員は学部全体に対して5%程度しかないのでそもそも文系が多くのなるのは必然ではあります。
理工学部ではなく、理学部ですしね。
また、ここも学年の15%くらいは他大進学をしており、学校のホームページを見るに、他大への理系進学はけっこう多く、そういう子達を含めると12~15%くらいにまで増えそうです。
 
 
中央大学(理工学部)
中大杉並 14%
中大附属 10%
中大高  データなし
中大横浜 6%
 
明治よりちょっと低いくらい。
大学定員の理系割合は12%程度らしく、だいたい一致するくらいなのかな?
中大高は数値が無かったのでよくわかりません。
法学部が強いよねってことを考えると、理系は別にそんなに多くはないのは納得か?
中大横浜はかなり低くなりますが、ここも他大進学が3割ほどおり、合格実績から考えるとそういう子たちを含めると、15%くらいまで増えそうです。
 
 
法政大学(情報科学部、デザイン工学部、理工学部、生命科学部)
法大高  13%
法政第二 16%
法政国際 12%
 
マーチの中では明治に次いで高い。
法政国際とか理系へ進むイメージあまりなかったのでちょっと意外かも。
ただ、大学の理系定員枠は19%なので、そこから比較するとちょっと低めという感じです。
 
 
 
さて、早慶MARCHはこんな感じです。
 
だいたい、大学の全学部の定員に対する理系の定員の割合が、そのまま附属の内部進学の理系枠の割合になるんじゃないかな?と思います。
だとすると、学校ごとに微妙な差はあれど、早稲田以外は内部進学での理系枠は余るのでは??という気がします。
 
早稲田は3割近くいくので結構理系進学を考える子にもいいですね。
 
 
やっぱり内部の理系進学率は全体としては低い傾向にあると感じます。
私は、理社が入試科目に含まれてないのも関係していると思っているのですが、どうかな?
 
 
関関同立はどうなんでしょう?
入試科目に理社があるところが多いけれど。
首都圏とは事情が異なるので同じように比較することは出来ませんが、ちょっと調べてみたらいいかも?
 
 
さてさて、内部進学の理系割合を調べてみて、まあ、大学の定員自体文系の方が多いんだからそりゃあそうですよねって部分は変わりません。
それに、私は別に附属を批判したいわけではないし、なんなら自分が附属出身ですし、附属大好きです。
 
でも、理系を考えるならあまりおススメはしないかなという話の一つとして、こうして数値を出してみたわけです。
 
 
環境として、文系に行く子達が多いんです。
で、理系の方が勉強大変なんです。
いや、別にそのまま大学に上がれるんすよね…みたいな環境があると、易きに流れやすいのは性だと思います。
 
 
附属からではなく大学受験をするとなると、理系はもっといろんな枠がある。
 
有名どころの国公立はもちろん、電気通信大とか農工大とかそんなに目立たないけれど理系の国公立もあるし、○○工業大学とかだっていろいろある。
私立なら理科大もあるし、四工大だってすごく評価は高い。
北里とか順天堂とかの医療系大学とかもある。
 
本来ならそういうところに行けるくらいに理系的な素質や興味があったりするのに、流れやすい環境に身を置いてしまうのは勿体ないかもよ?という話です。
 
 
附属はいいですよ~
 
バイトだってたくさんできるし大学受験しないからもっと別の経験に時間を使えるし。
 
でも、将来どういう進路に、学部に、学問に進みたいのかをよく考えて
 
偏差値とか大学受験がイヤとかそういう事で選んだりしないで
 
志望校を考えたほうが良いですよというお話です。