わかるわけない。
中学生ごときなんて表現は良くないかもしれないけれど
中学生にはそんなもの分からない。
もちろん、考えるという事自体は大事なんだけれど
多くの場合
身近にいる or わかりやすい仕事以外は何もわからないことがほとんど。
職業調べとかあるけれど…ねぇ…。
中学生に思いつく職業言ってみてと問うてみて、出てくる仕事はいったいいくつある?
教員、警察官、医者、弁護士、保育士、消防士、看護師、料理人、スポーツ選手…
他になにがある?
あとは大きく会社員で括られるように思う。
公務員なんて答える子もたくさんいそう。
公務員って公共サービスの従事者であって、職業名ではない。
公務員というジャンルの中に、いろんな仕事がある。
会社員ってのもそうですよね。
会社員の中にも広報、営業、法務、人事などなどいろんなタイプがあるけれど、それらはあまり見えてこないはず。
まぁとにかく中学生にはその程度にしか世界の解像度はなかったりするわけで
そのくらいで職業調べとか将来何になりたいか考えようっていってもイメージつかないことだらけな気がするんです。
職業を考える機会は必要だと思うけれど、考えるための種まきみたいなものが少なすぎる気がする。
もっといろんな仕事、職種について知る機会というものを設けないと、イメージつかない。
一年間毎日いろんな仕事の人を呼んで話を聞く機会とか、そういうものがないと無理じゃない?と思う。
そこまでやっても無理かもしれないけれど。
それからもうひとつ。
進路について考えなければならないタイミングはあるわけだけれど
そのときに明確にやりたいことが決まってないからどうしていいかわからない
志望校が選べない
将来なりたいものなんて決まってない
みたいな話はよくある。
多くの場合「好きなこと」から考えるといいみたいなことを言われるように思うけれど、それもどうなの??と感じることが多い。
好きなことから進路を考えてみるってこと自体は間違ってないと思う。
言い方の問題かな。
進路を考える際に職業をがチラつくことはあるにしても、職業に直結していくかのような言い方は気を付けた方がいいと思う。
動物が好き。
じゃあ、獣医さんとかトリマーとかだね。
みたいな。
たぶん、子どもたち的にはそこまで明確に決まってないし、そうして具体的にされると圧がある気がして引いてしまう。
なんとなく好きって程度なだけなのに、それが直接的に職業に結びついてしまうというのは、いいことのようでそうでもないと思う。
仕事って言われると重いみたいな。
進路を選ぶ際にある程度は職業はチラつくんだけれど、別にそれに限定がかかるってことではない。
動物なら動物にかかわる仕事なんて大量にあるし
別に趣味として好きなだけで仕事にしなくたっていい。
本当にそれが向いてる?とか、それを仕事にしていく?みたいな圧があるのは、学ぶことからすら遠ざかる場合があるように感じる。
そういう振れ幅みたいなものはそのままにしておいて
好きならそういうことに関われる勉強をすればいいんじゃない?って程度で進路を選んでいいと思うんですよね。
別に仕事に結びつかなくてもいいじゃんって。
勉強しているうちに輪郭が決まってくることはあるし、別の道とかもっと深い道が見えてくることもある。
上手くまとまらないな。
なんか、そんな感じ。
なにかでいい感じにまとめて書き直そう(笑)