最近ふと思う。
都立のいろんなところを紹介していると本当に多様でいろんな選択肢があり得る。
だけど、なまじ勉強が得意だと、なんとなく周りも自分自身も普通に上位校に行くと思い込んでいて
上位の学校しか見ないから専門学科の存在すら知らなかったりする。
私は中学の頃、普通に通える圏内にあるのに園芸高校なんて聞いたこともなかったな。
高専の存在もよく分かってなかったと思う。
商業高校、工業高校ってのは聞いたことあるけど…って程度で、自分とは違う世界の話だと勝手に思い込んでいる。
勉強できる人がそういう高校を見下してるとかって意味ではなくて、ただ、そういうのは周りにないと思ってる
みたいな。
そういうのって、ミスマッチを引き起こしやすいと思う。
私は、小中と勉強が得意じゃなかった子は専門学科を視野に入れてみるといいと思っているけれど
実はこれは、成績上位者にも当てはまる。
勉強好きでもない、面白いとも思えないけどなんとなくできちゃう
みたいな子
きっと、高校ではそこそこか、やる気なくて深海魚になっていく。
決して高校では上位にはならない。
そして、なんとなく大学行ったりする。
そういう子だって専門学科のほうが良かったりするかもしれない。
てか、その可能性が高い。
勉強得意なら資格の勉強だってたぶん出来るでしょ。
なんなら高校生の間に会計士の資格取る子だって現れるかもしれない。
すんごい優秀なプログラマー、エンジニアとして活躍するかもしれない。
でも、そういう道が初めから目に映らないようになってしまっている。
意識の外にいってしまっている。
意識の内側に入ってくることもほとんどない。
それって、本人にとっても社会にとっても不幸じゃないかしら?
偏差値高い高校へ進学することが選択肢を増やすようで、逆に選択肢をシャットアウトしてる。
勉強得意だからって、大学へ進学することがいいってわけではない。
得意だからこそ、さっさとスキル持って社会に出てしまった方が実地で学べて楽しいと感じる人もいるはず。
本当に、もっともっと学び方とか進路ってものは真剣に考えた方がいい。
普通科、専門学科
偏差値にこだわらないで、本当に自分がこれはやりたいなと思える分野へ進んだ方がいいよ。