先日から小説を読みたい欲にかられて2冊目読了
読んだ本をちょくちょく紹介していきます。
先日は安野貴博さんのサーキット・スイッチャー
今回は本屋大賞を受賞したコチラ
『成瀬は天下を取りにいく』
表紙とタイトルから勝手に甲子園に出場する女の子の話かな?とか思っていたら、全く違う(笑)
成瀬という何でもできるけれどちょっと変で浮いてる主人公を、その周りにいる人物視点で描く物語。
成瀬ね…。
学校に一人とは言わないけれど、数年に一人いるよねこういう子って感じのちょっと変わってる女の子。
行動力は異常値、能力も高い。
でも、能力にかまけてないでしっかり努力している様子は気持ちが良い。
成瀬という人物が主人公だけれど、成瀬の青春ストーリーという感じではなくて、最終章以外は成瀬によって動かされる周りの人たちの心情を描いている点が面白い。
文体も読みやすくてテンポよくストーリーは進むので中高生にもおすすめ。
続編の『成瀬は信じた道をいく』も読んでみようと思います。