頻繁に塾を休む子がいます。
学校も休みがちなのかな?
あ、別に当塾の生徒でってことではないですよ。
たぶん、塾に限らず何かの習い事を頻繁に休む子はけっこういると思います。
過程の用事、体が弱いなど、いろいろ理由はあるでしょうが、そういう子はやはり、なかなか学力は伸びません。
習い事でもなかなか上達しないんじゃないかな。
例えば月10回のレッスンがあるとして、何かの事情で7回しか来れなかったとします。
普通に考えれば上達速度は10回これた時と比較すれば7割程度
となるのでしょうが、実情はそうはなりません。
もっと低くなるんじゃないでしょうか。
3割とか、良くて5割とか。
戦う系のゲームではチェインという概念があります。
ゲームをよくやる人ならわかると思うのですが一定時間内に連続して攻撃を当てると、一発で与えられるダメージが増加する。
同じパンチでも
5秒ごとに1撃だと10ポイントずつしかダメージが通らないのに
1秒以内に次の攻撃を当てれば
1発目 10
2発目 13
3発目 18
4発目 28
5発目 42
みたな感じで与えられるダメージが増える。
しかも、上がり幅も一定ではなくて、連続すればするほど増加率も上がるみたいな。
ゲーム好きな人はわかるでしょ?
勉強やその他の習い事でもその感じはあって、連続して行えば行うほど、学習効果は上がる。
3日おきにやるのと、毎日やるのとでは、効果が全然違う。
だから、例えば月に10回のレッスンをするとして
欠かさず続けて来ていた人は
1→5→13→29→50→78→102→156→227→318
と合計979の経験値が得られるのに対し
途切れてしまって7回しか来れなかったとすると
最初の3回までで 1→5→13
ちょっと開いて4回目で 8
またちょっと相開いて5回目以降で 7→16→34
みたいな感じで合計84しか経験値が得られないみたいな。
そういうイメージです。
もちろん数値は適当ね。
イメージの話。
もちろん休んでも自主練を欠かさなければこの差は小さいのだけれど、よく休む人は多くの場合、自主練もしていない。
何故なら、どうしよもない理由はもちろんあるけれど
休むということは
その休むものの優先度は自分的には低いことなわけで
そこに意識の差が存在するから。
意識の差があれば当然、上達速度に差はある。
休みが多い人って、結構ちょっとしたことでも休むという選択を安易にしがち。
コロナ以降は特に、そういう人は増えたように思う。
ちょっと体調が悪い気がするから休んどこうみたいな。
なんて書くと
人の体調なんてわからねーだろ! とか
何かあったら大変だろ! という批判を受けるんだけど、いいよそういう批判は。
その辺の話してないので。
まぁとにかく、休むとその分「だけ」の抜けになるわけではないんです。
もっと大きな差になっているんだってことは、わかってほしいなと思います。
だから、毎日やるってことが重要なんですよ。